うすみず色のかなしみを
あなたは あなたの絵の具で塗り変えようと
悩んでる
何色差したら
ピンク色になるのかと

うすみず色のかなしみに
すこし赤を 添えてみる
それは くすんだむ ....
最近、しょっぱく感じるまでが
早いんだ
あれは なにが どうなったんやろか
鋭敏なんて響きは
どうも似つかわしくない
あきらめつくのが早いのか
カンがしれーっと鈍ったか
わからんけれど
 ....
青い血と、黒い血―白い血
すべてが、交ざりあって


赤い血


深い沼のよどみは
美しい湖よりも信じられる
汚れた水面のしたに
隠れたものの数 ....
わたしはよくつまづいてしまうから
玄関にある靴は
どれもこれもつま先がはげていたりする
つま先のはげた靴
可愛い靴なのに残念

そのくせして
きっちゃんを待っている時は
つま先 ....
配達中にラジオで聴いた
でんでんむしを歌うあいだしょうこ

WIINKのあの娘だとおもった

つのだせやりだせあたまだせ
でんでんむしが言うには

そんなのわかってる
あんたこそ元気 ....
目が覚めた時に触れた
手の先がジンと痺れていた理由は
握った力が強すぎていたからなのか
心地よい鈍痛に包まれて
寝息を聞いている朝

無言のまま身体ごと引き寄せては
暑さのせいなのか
 ....
眠りでもない、目覚めでもない、そんな状態がもう幾時間か続いていて、その間何をするでもなかった、ただ座椅子に背をもたせて脚を投げ出し、わずかに上を向いて壁と天井の継目のところ ....            150528

二者択一の条理を尽くす侍の目が光る
もうすぐ壊されるお堂の屋根を通して
月の光が見えた
寂しさも無常も感じなくなって数年間
獣に近い感覚と感性を懐に何 ....
何年も前の事だけど
「紀伊国屋なう」というメールを
貴方がくれた
その時は
電車に6時間も揺られなければ
紀伊国屋のあるその街へ行けない土地に
住んでいたから
「今その町に私がいれば、
 ....
千葉マリンスタジアムからおまえんちやけに激しい風が吹いてる 飼い犬が大事にしてる謎の骨やけに激しい風が吹いてる  ジョージ、君がいなくなって、今年でもう三度目の夏が訪れようとしています。
 ピンタゾウザメがいなくなったことで起きる弊害は今のところ
 私の生活に訪れてはいません
 
 アインシュタインや夏 ....
肺がすっかりしぼんでしまったから、
彼女の吐息で満たしました。
吐息に思えましたが、空気でした。

彼女は存在しません。

しかし、朝やかましいすずめの声などいろんな媒体に憑依して現れます ....
神は、にんじんを創り
にんげんは きんぴらを造る
そう かみさんとして、あまじょっぱく 造るはずだった
ところが にんじんの花が咲いてしまった
うっかり収穫時期を のがしたのだね  ....
そうだったよね
くねっとすること

ぺとっとして もぞもぞして
変な感じがそのうち分からなくなる

それって変態じゃない?
とわたしが言うと

とてもすまなそうな顔をしながら
胸に ....
「受け入れる。」という行為は

「己自身が楽になる。」という事だ。

諦めとも違う想いを引き下げて

父の骨壷を墓の中に収める。

(ごりっ・・・・。ごりっ・・・・。)と

重い扉 ....
さあ 嘘で塗り潰した世界を僕に見せてよ
真夜中に漕いだ船が向かうは 銀河の果て
なんちゃって本当は ただの湖で 鳥たちが羽ばたいた
幻想を装うかのように夏の雪が降る

夏の雪が降る

桜 ....
夜が瞼を開く瞬間、こぼす水の、まるさ
破水された、と誰かが告げている

       ※

胎児が泣き出す前に 夜に流す青白い炎
足跡もなく川を渡ってゆく男に
胎児と同じ重さの ....
               150524

過去問はすべて解くこと
それが常識
それがここに居られる最低条件です
過去問が解けないようでは、これから先に進めるわけはないでしょう
そんなこ ....
 
パンツが脱げない

言葉からパンツが脱げない

たった一枚なのに



 
その時、人間って、神様が彼に逢いたいために作ったんじゃないかなって、思ったんです。

謝って、嫌なこと全部はねよけようとするところ、わたし好きよ。あなたの人間性の塊だもの。

君が生まれるまで ....
お前は目付きが悪くて
チンチクリンだから
地獄行きだ

お前は腹黒そうな顔して
シャクレてるから
地獄に行きだ

お前は不細工で
恨みがましい顔だから
地獄行きだ

ちょ、ちょ ....

クマ
遠い虹
旅客機と
外に霧の夢
一角獣の種が
雲の上に蒔かれ
水をやる雷親子が
セッションしている
蹴るときにピポポパポ
ピッチカートフットでね



じゃ
な ....
時間は巨大な甲虫の群れに化け俺の足もとで猥雑なステップを繰り返す、俺は自嘲的な概念とでもいうべきものに動きを封じられていてなす術もない、やつらはそのままふたつに割れて釣 .... 空想と現実を行き来する

冷蔵庫を開けるまでは
卵は空想の産物であり
白い宇宙船であったりするけれど
取り出して目玉焼きを作る段になれば
さっそくそれはフライパンの{ルビ最中=さなか}で現 ....
不惑など疾うに過ぎた初老の男にとって
忘れ物に気付いたことは
捜し出すべきものが
茫漠たるサハラやゴビの砂粒の中に埋もれた
小さなダイヤモンドの様に思えた

とりあえず砂漠をイメージしてみ ....
息もないコールド・スリープの午後
艶かしい女の身体と
ゴキゲンな薬の夢
乾いて
ひび割れた皮膚の上で
上がり始めた熱が止めをさす


きみの手のひらの中、も ....
人気のキャラメルポップコーンは
不自由だ
冒険したくはないのかな

百貨店の特設コーナーに 閉じこめられたり
駅のコンコースで 長い長い列を作られる
待ち伏せされ囲われて

私の作るポ ....
あまりに多くを求めすぎて
多くのものを失ってきた気がするけれど
多くを求めないと やはり
失うものがある気がする

少し肌に痛い初夏の日差しは
駅までの道はあと少しなのに
ずっと彼方に広 ....
祭り太鼓の音があちこちの集落から
田面に流れ出すと
こどもたちたちは宿題も魚取りもすっかり忘れて
祭半纏をはおって祭宿に駆けつけ 
出迎える獅子頭を連れ出して
集落内を練り歩く 

ぼく ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うすみず色のかなしみは- 南無一自由詩415-6-19
しょっぺえなぁ- もり自由詩3*15-6-19
そしてすべてはあるべき色に- ホロウ・ ...自由詩3*15-6-4
新しい靴- 瑞海自由詩5*15-6-3
でんでんむし- 梅昆布茶自由詩1115-6-3
聡明であるべきふたり- AquArium自由詩3*15-6-3
朦朧たる旋律、そして簡略化された天井の構図- ホロウ・ ...自由詩1*15-6-2
奥の堂、風の堂- あおば自由詩6*15-5-30
紀伊国屋- Lucy自由詩26+*15-5-30
千葉マリンスタジアムからおまえんちやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-5-30
飼い犬が大事にしてる謎の骨やけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌515-5-30
3度目の- 亜樹自由詩415-5-29
墓を暴く- じぇいぞ ...自由詩315-5-29
【仏】南無きんぴら菩薩- るるりら携帯写真+ ...7*15-5-29
コロポックル- 鵜飼千代 ...自由詩25+*15-5-29
墓石塔- 梓ゆい自由詩3*15-5-29
頭の中の靄、表現すべく綴る即興の詩- ねこ歩き自由詩315-5-25
一滴の水- 為平 澪自由詩8*15-5-25
ポスト/ドラマがはじまる前に- あおば自由詩9*15-5-25
書けない- 殿上 童自由詩23*15-5-25
無題- 一酸化炭 ...自由詩315-5-25
地獄裁判- 花形新次自由詩215-5-24
三角定規詩- とよよん自由詩7*15-5-22
甲虫たちは間違える_—_the_out_of_control- ホロウ・ ...自由詩2*15-5-22
リエゾン- そらの珊 ...自由詩17*15-5-22
心まかせに- N.K.自由詩5*15-5-5
オーティスをシンパシーで笑い飛ばしながら、それでも。- ホロウ・ ...自由詩10*15-5-4
キャラメルポップコーンの冒険- とよよん自由詩5*15-5-4
初夏- 大島武士自由詩215-5-3
村祭と従妹- イナエ自由詩7*15-5-3

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