父が商人になったきっかけは
一本のから芋の蔓だったのです
長男だった私は
そんなことを弔辞で述べた
そばで母や妹たちのすすり泣きが聞こえた

その前夜
父はきれいに髭を剃ってねた
どこ ....
またたく
瞳はまたたく

昏い夜の底でまたたく


ぐるぐるのもり ぎるぐる

ペルディーダ

そこできみは

あたまとあしがつながっている

パノプティコンにどんな酷いこ ....
黒いマントばかり羽織っていていいのかしらん。アイルランドの空みたいくるくるう天気に傘はいらないと思ったからなのですが。月曜日のうすら寒い朝には必ず道にサザエさんの頭が落ちていますし、ワカメSoupにい .... ジャンケン
けつが出て
ウンコがニュ!
ニュ、ニュ、ニュ!
ハイッ、俺の方がでかい
勝ちね!
カレーうどん、もらい
 
 
最近6なことが無いよ、
と7が言うので
6が無ければ7も無いんだよ
と言うと
7は5になって
軒下で雨宿りをする
押し出された5は
黙って雨に打たれている
水にも溶けないか ....
ぼくはそもそもひとりでぼくなのだから
ぼくのみているせかいをこわさないで
ぼくのたからものをこわさないで
たいせつなものはぼくにしかわからない
まちがってる?
いいんだ ぼくはぼくをまもりた ....
世界はこれだけ広いのに
ぼくらの秘密を隠す場所だけが見当たらないから
なれない手つきでこしらえたマントにくるまり
息をひそめ
いつも
なにをしている最中も
待っている

あたためすぎた ....
福袋の中でじっとしている まえより
おおきくなったんだって
わかる
なんてうれしそうに
あたまをなぜるの
おとうさん
でもなんて
おもたい手なの
なんてしずんでくるの
おとうさん
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
ミュージカル調で怒られている あなたと会話をする
迷路にまよいこむ
歩いても
ふいに道があわられきえる

言葉が
ひゅるひゅるとうねって
あなたをかすめてながれてゆく

わかってない
互いがしぼりだしている
 ....
出来事の奇妙さに
不気味さに無機質さに
呪術に
気付いた時には
ザカリーは森の中


追いやられたと証明は出来ないけれど
優先順位を崩してまで
秩序から外れた
ザカリー
追い立て ....
      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤 ....
シャットダウンする
あなたのまぶた

待って
血だらけになりたいんだ
光だらけになりたいんだ
そしてさけぶ!
おはよう!
おはよう!
おはよう!
きこえたら
ホントウにきこ ....
一.

雨あがりの きみの靴は
つま先が いつも
虹のうまれる方角を ながめている



二.

黄のバイエルを
途中でなげだしてしまった
きみの
メゾピアノで吐く息が
ス ....
ようやく ここで
○のなかに
もっと丸い○を
□のなかに もっと四角い□を
入れることができる

入れることができるのに
もはやそれを入れたくはない

神様
ぼくたちは
たい ....
*
国際宇宙ステーションが
きぼうを乗せて
日没の名残を反射しながら
海峡の上空を通過していく

その光を楕円のプールで
滑らかな背中をひねり
口元に笑みを浮かべて
スナメリが見上げ ....
        そら泳ぐあめんぼに
        なりたいと
        みあげるあおぞら
        すいすいと
        雲のなみまをぬってみる
         ....
おばあちゃんが

この牛乳ヤバイ、と言ったら

その牛乳は本当にヤバイ

でもみんなが使うヤバイは

本当のほうではなくて

その逆のほうが多いような気がする


おばあちゃ ....
  投げつけた白球が
  君に届く前に
  風にほどけて
  宙に舞うリボンになる

  草むらに転がって
  土のにおいを嗅ぐ
  俺はここから生まれた


  ミツバチの羽音が ....
あなたのせい
と、言わないのは やさしさ
と、じぶんのおへそに
言い聞かせていた
けれど
これは プライド。
わたしがわたしでわたしの重みに耐えるため。

**

日付が変わる直前 ....
寝言聞いて欲しい 母子手帳で突く 【 桜の散った街を往く 】

立ち止まるしかない 踏切では
たちどころに 遮断機がおりて
多くの人の思いが 通り過ぎる

伝えようとした言葉が
伝えられないときは
立ち止ま ....
眺め続けていれば
簡単に日が暮れる

海はいい
海はいい
海はいい

水面が反射して
眩しくて見えないぜ

海はいい
海はいい
海はいい

下らなくて
馬鹿馬鹿しくて
 ....
ストイックな下ネタねじれている ・ 
揮発性の朝の
つめたい胎盤の上で
藤の花房が ゆれている



風にさらわれて
透けてゆく春の上澄みは
背中から咲いてゆく
焦点のあわない花の群れの
ひそやかな発声で
 ....
コーヒーカップを手に取ろうとして
指がないことに気付く
指の付け根には掌もなく
掌の元には腕もない
外では桜の花が咲いていた!
不穏な蜜で大気はべったりしていた!

ワープロを立ち上 ....
どんどん小さくなる世界で
名前も小さくなってゆく
美しいものから順番らしいので
わたし最後の方だからよく見える

あの建物に言葉が激突して
全部砕け散ったら
それが現代詩になるなんて
 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
弔辞- yo-yo自由詩1513-4-30
ペルディーダのために- 2012自由詩4*13-4-26
確かに、春は- 阿ト理恵自由詩8*13-4-26
ジャンケン- 花形新次自由詩113-4-26
7,6,5- たもつ自由詩813-4-25
あのね- うんち自由詩6*13-4-25
- ロクエヒ ...自由詩2*13-4-25
福袋の中でじっとしている- 北大路京 ...自由詩1013-4-24
のびてくる僕とおとうさんの手- 美砂自由詩513-4-24
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
ミュージカル調で怒られている- 北大路京 ...自由詩1013-4-23
真中の食卓- 朧月自由詩613-4-23
ザカリー- ゴースト ...自由詩4*13-4-22
つるりとせ- 石田とわ自由詩11*13-4-22
ゆめのみるゆめ- 美砂自由詩413-4-21
初恋- 佐東自由詩11*13-4-21
六角形- はるな自由詩513-4-21
- カワグチ ...自由詩413-4-20
あめんぼ- 石田とわ自由詩14*13-4-20
戦争反対- 吉岡ペペ ...自由詩413-4-18
グラウンドにて- まーつん自由詩8*13-4-18
魚に- 凍湖(と ...自由詩413-4-18
寝言聞いて欲しい- 北大路京 ...自由詩513-4-17
母子手帳で突く- 北大路京 ...自由詩813-4-17
【さくらの_ゆくえ__その二_桜陰編】_三篇- るるりら自由詩22*13-4-17
海はいい- 1486 106自由詩113-4-16
ストイックな下ネタねじれている- 北大路京 ...自由詩213-4-16
春の残り香- 佐東自由詩4*13-4-16
- 葉leaf自由詩213-4-15
ゴチャゴチャうるさい現代詩- 左屋百色自由詩5*13-4-15

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