‘帰っていけばいいよ’ 風は囁く
蝉の亡骸を無造作に 転がして
叢の端に 吹き寄せた月夜
またひとつ失った 夏の終わりに


冷え始めた孤独は
あたしを そっとしておいてくれない
 ....
心はどこにあるんだろう?
自分の体には心という物はない
でも、うれしいことがあると
体のどこかがあたたかくなって
かなしいことがあると
体のどこかがいたくなる
心は目にはみえない
触れる ....
ブローニーフィルムみたいに大切に試してみては破くコンドーム


ことごとく逆らいきれずに動物の骨だったという楽器にさわる


叫ぼうとしても脊髄反射だしなにかを失うわけではないよ


 ....
風車坂の途中の車椅子 どれだけ乱雑に穴をあけてもあなたが上手に枠をつくるので素敵な窓になってしまうのであった。わたしの体
あおむけにした手のひらは雨をうけても陽をうけてもなにかを掴むことをせず、笑ったり泣いたりするの ....
鉄棒が 久しぶりに 大人の相手
子供とは違う手の温もり 逆上がりを苦しそうにする大人
でもし終わった時の 子供のような笑顔
ゆらめいている
終始つきまとう残響と残夢



輪郭は掴めず
確信は程遠く
核心は色濃く屹立



囚われた時代と
奪われた世界を代弁するかのように
無言の抽 ....
(知人)

友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。

最近は特に犯罪報道でよく見かける

匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者

推理小説の真犯人ではない。

現実の世界で ....
ファミマでTポインドカードお持ちですかと聞かれて
俺は「はい」と応えた
そしてつったていた
Tポイントカードをお出しくださいと言われので
イヤだと言った
それからだばこのボタンを押した
あ ....
その汚いものに触れたときに

少女は腕に黒い水玉が無数に散らばったのを想像した。

破裂した水道管に横たわる猫。

輪切りにした水羊羹に指が詰まっていた。

症状は進行し、先端から落ち ....
{画像=140913144617.jpg}




僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
絶望した希望が絶望になりたがった
絶望が教えてくれた 希望も一度は絶望になりたがるさ
希望は絶望に一礼し 希望達のもとへと帰っていった
ためいきが もれるたびに 楽になる
何をためているかは分からないけれど
ためいきが 何かをためていた事を 教えてくれて 楽になる
星屑の 欠片に憧れ 磨きぬく
輝かないと嘆いてはじめて 磨いたという事実を思い知る
それを知った時 輝き出す
風が行方を恐れて動こうとしない
ベテランの風が言った 「行方を考えるな行方は君だ」
動いたら行方になるんじゃない 行方は君で動くしかないんだ
細長いため息を吐けば
雨になって壁に突き刺さる

仮面を剥いでも
表皮が乾いた途端また
次の仮面が顔を覆う

背中に羽根が生えたせいで
バランスが取りづらい
かさばって満員電車で邪魔 ....
便りにて
風が冷たくなりました
彼の人思う
夕暮れの日々


瞬くは
空一杯の一瞬と
よだかも光る
永久なる棺


良い人は
嘘をつかない母親の
声は遠くに
詩集を閉じる ....
.
小学校に上がったころだろうか、もうちょっと前だろうか‥
家の近くのターミナルにあった工場の塀に、この文字が平仮名で大きく書かれていたのだ:

  にたよるな

ぼくはそこを通るたび、お ....
たましいにインプッツされているから {ルビNAX Ja EKJD/=ひかりのなかでしになさい}って


天国もえらいだれかの妄想ですーはー(でもO2吸う)すーはー


雨だから君は ....
咲かない花 見えない光
咲く花 見える光
隣同士 長い距離 でも隣同士
Jazzだ
地べたにブルーノートが散らばっている

フェロモンでマークした道から外れる蟻
ほとんどの蟻はフェロモンの道から外れないけど
中には道を外れるフェロモンに鈍感な奴もいる
ウロウロ ....
{ルビ海神=わだつみ}やネオンテトラの群れの中 筆名をコロコロ変えて賞味期限切れ (1)

変わっていないとあまり言われると
複雑な気分
私だって歳月をかけて
自分を磨いてきたんだし
それなりに成長してきたつもり
ポケモンでいえば超進化形ぐらいには
なっている ....
いけない虫が
さわぐ

さわぐ

いやだ
やっぱり
ほしい

と、蠢く

どうなるか
どうするか
黒鍵みたい
しっぽでおへんじするよ
謳ってみて
底をみせていない

心底笑い 笑わせる

底知れない エネルギー

底なし沼か ブラックホールか

底には 真理の川が流れている

人間の底を見た時の 忘却の念

忘れている  ....
僕たちは暗い湖の中で生まれた。


そこはいつでもあたたかい水がこんこんと湧き出ていて、

お腹も減らないし苦しいことなんかなんにもない。

天井からは極上の歌声が響き、

その時、 ....
錆びているカッターナイフを眠ってるあなたに嗅がせてみる。おきてよお


安全であってもなくてもいいんだよ のろいのように接触、あつい


「神官と抱き合うように震えつつトマトの湯剥きをして ....
詐欺師に投げつけた石も偽物
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Clair_de_lune- 藤原絵理 ...自由詩6*14-9-1
- リィ自由詩3*14-9-1
カスピ海ヨーグルト- ことこ短歌8*14-9-1
風車坂の途中の車椅子- 北大路京 ...俳句514-9-1
窓枠屋さん- はるな散文(批評 ...414-9-1
鉄棒と相手- 陽向短歌2*14-9-1
黒き時代の人質は絶対なる抽象_〜ジャン・フォートリエ展/豊田 ...- komasen333自由詩1*14-9-1
ある人たち- ……とあ ...自由詩13*14-9-1
スマートな星- 馬野ミキ自由詩714-9-1
「あの、気持ち悪さ」- 宇野康平自由詩314-9-1
憧れ_/_私は途方にくれている- beebee自由詩3214-8-31
絶望の呟き- 陽向短歌1*14-8-31
ためいき- 陽向短歌4*14-8-31
磨いたという事実- 陽向短歌1*14-8-31
風とベテランの風- 陽向自由詩2*14-8-31
ため息の雨- 木屋 亞 ...自由詩4*14-8-31
ランダム- 田園短歌514-8-31
ぶっつけ未詩_8_(煮たヨルナ)- Giton自由詩5*14-8-31
そこしれ- 初谷むい短歌4*14-8-30
萎れない花- 陽向短歌4*14-8-30
地べたのブルーノート- ichirou自由詩16*14-8-29
海神やネオンテトラの群れの中- 北大路京 ...俳句414-8-29
筆名をコロコロ変えて賞味期限切れ- 北大路京 ...自由詩714-8-29
同窓会- Lucy自由詩13*14-8-28
カラダの秋- 中原純乃自由詩5*14-8-28
【猫】ねこふんじゃわない- るるりら携帯写真+ ...11*14-8-28
底(そこ)- 佐白光自由詩3*14-8-28
僕たちは確かに幸せになるためにここに来た。- 時子自由詩314-8-27
絶対安全剃刀- 初谷むい短歌3*14-8-27
詐欺師に投げつけた石も偽物- 北大路京 ...自由詩714-8-27

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