幼子を いつも連れ行く 猫の手で
豆腐切る音 とんとんとん
『蝉大合唱』

夏空に響き渡る
蝉の大合唱
耳が汗かき
体感温度2℃上がる



『蝉爆弾』

マンションの外階段に
蝉が落ちていた
そっと跨いで通ろうとしたら
突然!
 ....
裸足になれよと言うような
大小さまざまな丸石ばかり
いつのまにか
川の水に足をひたしている子供たち
見知らぬ彼らを
私の子供にしてもみる

十二月の川辺にはススキが生い茂っています
こ ....
なんにもない
なんにもないこの界は
ただ白く白く輝いて
音を響かせ和んでいる

響く音はそのうちに
透き通った奥行き旋律
形造ってくっきりと
光の輪となりループする

あふれるあふ ....
どっか行こ?

自由だなって
思えるどっか

ケータイもパソコンも
鳴らないどっか


眠れる夜のどっか
なんだろ
文字を書くのが好きだ

なぜだろ
考えるのが好きだ


でも
どうしてだろ


酒や薬に溺れて
それらを消し去るのも好きだ
「あなたの夢はなんですか」

と聞かれたとき、
子供だったぼくらは
口々に答えた。

きれいすぎる瞳に
現実が棲むことは出来ず
あきらめることを覚え
妥協や言い訳がうまくなり
濁っ ....

君が
遠浅で
わたしを
呼んでいる
幸せなゆめを
見ていたいなあ
水がつめたく
感じる様な
繊細かつ
美しい
君の



私は
海の先
蜃気楼を
じ ....
男前ではない
お徳があたりまえの
豆腐を作りたいんだ

臭いのではない
くださいと言われる
納豆を作りたいんだ

辛いのではない
だからいいと言われる
煎餅を作りたいんだ

マ ....
書きまくれ! 書きたいように 書きたいときに
描きまくれ! 描きたいように 描きたいときに
作りまくれ! 作りたいように 作りたいときに



書きまくれる
描きまくれる
作りまく ....
こちらは
がんばっても
届かない
ガンバレ難民

あちらは
がんばりたくても
がんばれない
ガンバリ難民

そちらは
がんばれないのに
がんばれと言われる
ガンバロ難民

 ....
うそをならべて
恋を楽しんだ
全部ほんものみたいににせもの
でも心は痛いし
ふわふわするし
それで目眩がして
でもそれが病みつきなの

深夜のファミレスでいつまでもしゃべっていたかった ....
ドアがひらいて
際限がなくなる
もしかして
なんでもが
ことばで
あらわせるとしたら
ぼくだけで
たりるだろうか
あれも
これも
あそこも
むこうも
ずっとさきも
ずっと ....
―そうよ。
太陽が見えなくなろうが、
地球の軸が曲がろうが、
私には関係ない。

―そう。
私の今は関係ないし、
私の今に関係しない。

―そうね。
きっと私はお尻の針を
人の爪 ....
必要なのは
ジャム
バター
チーズ、だ

一度きりって
思ったら
誰だって
分け与えるの
こわくなる

新しいカオを
焼いてもらえる
ひとがいるから
アンパンは
沢山の勇 ....
空に落ちたんだ
空というよりは
底なし沼だった
どろどろ溶けた
空気がまとって
少し空気抵抗が
かかってたから
ゆっくりそこを
あしでかきわけ
はじめたけれど
ずっとまえか ....
書いても 書いても 変わらないかもしれない
書いても 書いても 変えれないかもしれない


それでも 
書かずにはいられない 不思議と

なぜか
書かずには落ち着かない もう

 ....
結婚記念日に新聞ばかり読んでいる夫に抱き付いて
文句を言う
じゃあどこかに食事に行こうか
近くのステーキ屋とか

結婚記念日に仕事で遅くなった夫を待ちかまえて
文句を言う
じゃあどこかに ....
電車の窓から見える景色は
近景がこんなにも速く流れるのは何故?
遠景よりも遠ざかるのは何故?
僕の傍にいる方が早く消えてゆく?
ならば遠ざけておかなくちゃ
大事なモノほど消えてゆ ....
新郎の元カノがいるテーブルにやけに激しい風が吹いてる 西日のツンと熱さが刺さる土の上に
父の遺骨は 埋められた
真新しい俗名の墓石は それぞれの線香の煙に巻かれながら
親族が帰るまで夕暮れの空を 独りで支えなければ 誰一人として
家に帰る ....
「お参り」

両親がお賽銭を投げ入れて祈るたびに
けして口には出さなかったけれど
いつも私は思っていた
「ほんとうに、ここに、この奥に、
いるのか?」
赤い光を背負った父が
海の彼方の岩山から帰ってくると
闇色のかまどに張り付いていた
母の顔が白く浮かんで
子ども達の祭り囃子が
囲炉裏の周りをはね回った
はだかで生まれて
いろんなもので
着飾って
はだかで死ぬ
この道のさきに
待っているのが
かたい銃だとしても
おれは その弾よりさきに
銃口から わらい声を
こぼれさせてやろう
ほ ....
土色をした歳月の掌が
猫の舌のようにざらつく突起で
軟らかな思想を舐め取っていく

塩責めされた蛞蝓は
実はそっくり中身だけ
粘膜を抜け出し
逃げていた

{引用=「それは 思想 ....
終電に駆け込むときに風になる全筋肉が喜んでいる ミッキーをM字のハゲと呼ぶように少しズレてる僕らの明日   山道の草木を横切る
  ギンヤンマの蒼い複眼に
  私たちの過去が沈んでおり
  どうやら今も放熱を続けている
  遠く 手放してしまったものも
  未だ近く 触れられるものも
 ....
暗闇迫り
バタフライ飛び回る
紫と黄の鱗粉を撒き散らし
なんて美しいのだろう
どうして誰も気付かないのだろう

誰も居ないからだ
衣を剥がされ
さ迷う誰も

喧騒の街と悲鳴の肉
 ....
青空が燃えている
遥か天空が
ガスバーナーの火みたいに
青は温度が高い証
僕達は炎に向かって落ちないように
重力にしがみついている
僕らが時々
眩しさを堪えて空を見上げるのは
あの ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 迷路短歌315-8-2
【_蝉_三詩_】- 泡沫恋歌自由詩15*15-8-2
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お徳まえ豆腐- イオン自由詩2*15-8-1
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ガンバレ難民- イオン自由詩215-8-1
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蜜蜂と月- nao自由詩2*15-7-31
ありがとうやなせさん- もり自由詩1*15-7-31
女の子ったら- 瑞海自由詩5*15-7-30
Poem333%_Point333倍_Positive333 ...- komasen333自由詩3*15-7-28
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新郎の元カノがいるテーブルにやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-7-27
神隠し- 為平 澪自由詩1215-7-27
「お参り」- 美砂自由詩315-7-27
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ユーモア- もり自由詩2*15-7-26
夕焼けを映す汚れた水たまり- Lucy自由詩11*15-7-26
終電に駆け込むときに風になる全筋肉が喜んでいる- 北大路京 ...短歌215-7-26
ミッキーをM字のハゲと呼ぶように少しズレてる僕らの明日- 北大路京 ...短歌515-7-26
過去- 草野春心自由詩415-7-26
ひざまずく麓に- たけし自由詩515-7-26
青空が燃えている- 凍月自由詩12*15-7-26

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