とんとんとんとん
すり鉢で

ぐるぐるぐるぐる
潰して

がしがしがしがし
裏ごしまでする

 上手にごっくん出来るように
 私はこの愛情を楽しんでいる
 
 食事と愛情

 ....
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
待っているうちに、
背筋がちりちりしてきた。
正面の壁には食屍鬼の絵。
出されたコーヒーはいやに薄くて、
いつもは入れない角砂糖をひとつ落としたが、
ぜんぜん味がしない。
窓のむこう風がフ ....
ガラスの葉っぱに滴る雨水が甘い匂いを放っている。
この街の横顔が、夜明け前の薄青い静寂に包まれている。
店を閉めたジャズバーの管理人が、暗い色のコートを着込み、
メインストリートの奥へと消えてゆ ....
堆く積まれた 書物は昔のままに 
午後の斜光に 照らされた埃の層は
舞い上がることもない 部屋は死んでいる
窓ガラスは乾いた風に ことこと揺れる


紙魚が食べた詩集には 空洞になった ....
見よ 夕焼けを照り返すほの暗い進化の井戸に化石した都市はうずくまり
たわわな花火をしげらせ枝はしなだれて
反転する視界に渦巻く積乱雲のふもとの石の階段
奈落の淵にさえずる木の実の色のように君の思 ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
 ....
色んな人が立候補して
活発な議論が行われることを
期待します
とのコメンテイター的
決まり文句は聞き飽きました
我も我もと党員全員が立候補したら
ジャンケンかアミダで
決めるしかないっし ....
薄い雲が空を覆う秋。
少女のそれが頭を覆う秋。
イヤホンの内側から耳を攻めてくる。
猫よりも愛らしい声が聞こえたからつい詰め寄る。
風に背中を押され勇気をもらい対価を渡す。
山は染ま ....
始まりも終わりも無い
延々と続く円環の
その遍路の道すがら
ヒト欠片の奇跡を得ても
朝になればまた
別の風が吹いている

夜は一晩のうちに
孵化を繰り返し
星を産み出す役目を終え ....
たくさんのことを学んだり、難しいことを理解することは何のために必要なのか。高い能力や豊富な知識はこの世に何のために存在するのか。その理由は、はっきりしている。
それは、1人の百歩のために存在するので ....
行間に滲む主人公の涙が
雨音と重なり
過去を洗い流すカタルシス
だけど僕の指先は動かない
流れてほしくない涙もある

活字が捉えて離さない
涙腺に訴え
琴線に響く
人はそれを感動 ....
大教室は後ろのドアから入ってなるべく前から見えなさそうな席を確保した睡眠時間は大切にねって学生時代の話書こうとして過去形でしか書けないのはなぜだろうか現在進行形が入り込めなかった思い出に鍵かけられた
 ....
昇進の日に丸いものを食べてはいけない。あるいは、昇進の日には誰にも挨拶してはいけない。私が通勤していると、電車の中で誰かが「昇進」と呟いた。するとその呟きはたちまちに感染していき、通勤電車 .... {引用=
八雲から落ちてくる
天粒を集めて
もう一度そのか弱い胸に
小さな灯が点れば
ワダツミへの道は開く

ココロの消えた後にも
美しいタマシヒは残るから

(Wa

古い名 ....
  海がみえたあとは
  歯のかけた歌だけきこえた
  ぼくをわらっていたのだろう
  あなたがここにいたなら
  朝靄のなか、踊りながら
  「もしも」や「けれども」を蹴ちらしなが ....
月を指差して とても綺麗な言葉を吐いた少女がいた
それはそれは綺麗なもので
真黒の風呂敷の中心に浮かぶ 銀にも負けぬ輝きだ

あたしは とてもとても聞き取ることに難儀し
とうには諦めてしまっ ....
もうずっと遠い昔に
絶望から一歩を踏み出して
歩いてきた僕だから
これ以上裏切られることもないし
やけのやんぱちにもならない

光りあふれ
花咲く道の途切れる先に
真っ暗な口を開け
 ....
金属質の
部屋に座って
わたしが数をかぞえている

歯や髪や肌は
ただの歯や髪や肌であるのに
女 がぴたりとはりついている
脚にも喉にも唇にも

これより先は
数えるだけ失う ....
喉はがらがら
飽くなき渇望


砂漠の真ん中
見通しのない
手探りの日常


旅をしている
目的のない旅をしている
目標のない旅をしている
目次のない物語の中

悪 ....
ふるい駄菓子屋さんで買ってきた縄跳びは、のばした水飴みたいに、すぐにくずれていたからね、


私、縄が切れるのを待っていたんです


こつこつ続けるしかなかった、なんて、ずるいこと、いっぱ ....
第1の矢を放ちました。
大胆な金融政策でした。
金融を緩和しました。
異次元レベルで緩和しました。
円高を是正しました。
円安が進みました。
株高が進みました。
輸出の後押しにつなが ....
 私はオリジナリティーという言葉をあまり信じていない。言葉は語り継がれるもので誰かが一人占めできるものではないから。それに誰かが作品として発表した言葉やものの考え方に似たものが過去にあったからといって .... 私の育った施設ではカツと言うとくじらだった。
ごはんと言うと麦が半分以上混ざった灰色に変色したものだった。
米軍が施設に寄付したので、パンは多かった。
長い卓に全員正座してパンを喰らう様は奇妙だ ....
毎年恒例となりつつある
甥のいる楽団の定期演奏会に行く
残業を断って 実家の母を乗せて行く
年に一度の演奏会だ
最初から見せたい 見たかった

クラッシックなどよくわからないけど
歌謡曲 ....
何も言わない方法を探す

嘘を言うほど
本音だけを聞き取られていたようだ

彼は人が本心を語るという幻想を持たない


言葉には本心という前提がない?
なぜなら本心は常に言葉を介さな ....
◎帰レナイ

かつてまだ少年法なんてのに守られてたとき毎日帰りたいってつぶやいてた家族の待つ家までの道あるきながら帰りたい帰りたいって何度も何度もあれはいったいどこに帰りたかったのかそのときだって ....
教育を受ける権利
発言する権利
投票する権利
を放棄する自由

国民主権
平和主義
基本的人権
を軽視する自由

歴史の途上で
辛酸と苦闘と犠牲の挙句
民衆が手に入れてきた
 ....
「ようやく」

女の子の目蓋はどこまでも  この丘に取り残されて馬と
落ちていく女の子の目蓋は  羊は交尾を始めるのだろう
どこまでも落ちていく2か  か乾いたパンの形の雲と乾
ら1が引かれ ....
おまえは
いつでん
ドンカッチョんごて
目んまえのもんに
ガッバッて食いついて
辛抱ちゅうもんを知らん
だけん
いっちょんよかもんのでけんとたい

のさりたい
神さんのごたるひとの ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
食事と愛情- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-12-18
隣に住む人- 夏美かを ...自由詩28*14-12-18
アーカム・ハウスの詩の小部屋- 佐々宝砂自由詩2*14-12-18
街の風景- ヒヤシン ...自由詩7*14-12-18
冬の午後- 藤原絵理 ...自由詩714-12-17
秋の階段- Lucy自由詩1514-12-17
イメージだけがひとり歩きだす場所で- ただのみ ...自由詩17*14-12-17
スーパー岡田「代表選の盲点」- 花形新次自由詩114-12-17
宇宙を盗撮- 藤沢自由詩314-12-17
Pressed_Flower- 衣 ミコ自由詩3*14-12-17
パラサイ人の手紙- 七尾きよ ...自由詩214-12-17
ラストシーン- keigo自由詩2*14-12-16
後ろの席でくしゃみする/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩6*14-12-16
昇進- 葉leaf自由詩514-12-16
羽織- 衣 ミコ自由詩414-12-16
エトランゼ- 草野春心自由詩314-12-15
月と会話した少女- クロヱ自由詩4*14-12-15
絶望のあとに- Lucy自由詩19*14-12-15
金属質の- はるな自由詩214-12-15
生きる- keigo自由詩3*14-12-15
ふたり跳び- 佐藤真夏自由詩314-12-14
3本の矢を放ちました。- komasen333自由詩3*14-12-14
記憶を宿すこと- 深水遊脚散文(批評 ...8*14-12-14
カツの思い出- ドクダミ ...自由詩2+14-12-14
タクトと拍手- 砂木自由詩5+*14-12-14
_- やぶうち ...自由詩214-12-14
少年よ我に帰れ/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩3*14-12-14
自由の国- Lucy自由詩12*14-12-13
Love_Letter- 竹森自由詩414-12-13
のさり- 草野大悟 ...自由詩2*14-12-12

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