かけっこ

キャベツにきんぴら

ジャニーズの、可愛い男の子

雨の日

ドライブと掃除

のうぜんかずらと魚

青の色、そしてわたし

33年

ぴっちり生 ....
海岸線を走ると
凍てついた汽水の上に
オオワシが
見える

車通りのまばらな国道に吹く風は
きょうも横なぐり

どんなに晴天だろうと
いや、澄めば澄むほどに
ハンドルを
とら ....
証人を立てるんだ 例えば僕が今朝目玉焼きを食べたことについて しっかり覚えているし難しいことでもないんだけど でも証人を立てるんだ そのことが却って事実を不確かなものにするから 証人が必要なほど不確か .... 悲しい気持ちの帰り道
疲れた歌のサビのとこ
あなたに言われたようだった

小さくなってしまったと
遠くの夕陽が歌ってる

爪のあいだの蜜柑のかけらが
沈みかけてる太陽みたい

八百 ....
すでに女子じゃないから助詞会ひらき

へとからでよりのにとやらかなりだの

一、一、いきつくさき正の位置について

角ばった字裏のドブ川ながしましょ

あしもとにほしぼしのな ....


帰宅した私は食卓に着くと
両手でテーブルを鷲掴みにし
一匹の大蛇を吐き出した

黒々とした身体
ぬらぬらとした光沢
それは私の分身であり
一部なのだった

゛はらがへったよ ....
ひとつの命が
青空に迎えられるように
煙になり
天に昇ってゆく

凍れる冬の空気を貫く
鋭い日差しをみつめると
目の玉が痛むけど
今は泣きたくないから
じっと見つめていたい
そう思 ....
優しい人っているらしいんだけど
あたし会ったことないのよねえ
あの人、優しいわって
言われてる人に限って
あたしには冷たいっていうか
ケダモノを見るような目で見るっていうか
全然、優しくな ....
ふしぎな生きものが対岸におりましたので
わたしは急いで脱ぎました

なるべく丁寧に急いで
わたしはあらわになりました


しかしながら
湯茶の用意が整っておらず
先方はやや訝しげ ....
七夕飾りを作った
網飾りと提灯をつけた
短冊を書いてヴェランダに飾った

あいにくのくもりぞら
空を見る気にもなれず
意味のないTVドラマを観た

ヴェランダで妙な物音がする
カ ....
 すこし混む電車の中
 イヤホンから囁いてくる音楽
 あのひとも 立っているあのひとも 違った音に
 こっそり囁かれている
 快速急行は両窓の景色と景色を
 後ろへ後ろへ ....
曇り空から縄が垂れている
どこに続いているのか先は見えない
午後になると近所のものが集まってきて
突如現れたこの縄について協議しはじめた
一人がおれが片付けてやると言って前に出る
触らないほ ....
遺伝子の選別と

教育の徹底によって

『天才』は造られるらしい

社会保障がしっかりとしていて

大卒でホワイト企業に入れば

人生安泰なそうな

そして、その上

30 ....
十年前は
だれを好いていただろう

十年前は
どこに暮らしていただろう

一年、二年で気が変わり
三年、四年で空気が変わり

五年、六年、見た目が変わり
七年、八年、言葉が ....
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
 ....
足でドッチボールのコートを描こうとして折れた 狂騒が染み込んだ脳髄の記憶の配列は
鬱蒼とした森の中で覗く太陽に似て
俺は猛毒を含んだように忙しない
新しい何事かをこうして記そうとする度に
滑落した昨日が執拗に裁断されて ....
バカの戯言も
でかい声で発し続けると
潜在するバカの予備軍の耳に届き
いっちょまえの意見として
扱われかねない
なので、届く前に
なんとかしなければならないのだが
下手に手を出すと
バ ....
後ろ向いた
舌出した
べろべろべー
ちょんちょんと飛び跳ねて
あなたの心を引き寄せる
遠く彼方に浮遊する
あなたの心が近くなる
もっとここへ来て
私はあなたの好きなひよこ
冷凍食品から異臭がすると
面倒な消費者からクレームが入り
ったく、しょうがねえなってことで
回収して分析したところ
確かに、してはいけない
臭いがしたため
とりあえず消臭剤を多めに
振り ....
原発0を政府として打ち出しているドイツでは

原発はまだ稼動している

原発再稼動を政府として打ち出しているこの国では

原発は一基も稼動していない

この国はもう実質的には原発0なの ....
 夕暮れが近づいてくると,昼間あんなにたくさんいた観光客の姿も減って,運河のさざ波が落ち着きを取り戻してくるように見える.この町には都会にいるような物売りの姿がない.美術館の横の広場で,それも‘No  .... あの日の夜に
泣きながら名前を呼んで あてもなく背中を探したのは
泣きながらすがりついてでも 伝えなければならなかったから
帰る場所がどこなのかも もう分からなかったものだから

月と同じ大 ....
きみの定位置
母さんのあぐらの上
(名付けて母さん座椅子)
父ちゃんが帰ってくれば
父ちゃんの腹の上
(名付けて父ちゃんベッド)
ばあちゃんちに行けば
ばあちゃんの後ろ
(名付けてばあ ....
「ほろにが ください」
「いつもの ですね」
「そうです ほろにが」

あの{ルビ娘=こ} またほろにがなの
あの娘 まだ年端も行かないのに
あの娘 いつもほろにがなの
味 わかるのかし ....
私の鼻の穴のにおいはたぶん臭いはずだ

鏡で覗くとそんな感じにさせる風貌だ

しかし 実際のところ分からない


私が普段嗅いでいるにおいとは
においを嗅ぐ対象そのもののにおいと
鼻 ....
君は君自身のためにルールをたくさん作った


例えば 
本を読むとき

君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める


例えば
朝の ....
もしも明日が昨日と同じだと知ったら
今日はどんな風に生きよう
明日を変えようと 変わった生き方をしようか
それとも そんな事忘れて今を生きようか
だけど何をしても明日は必ずやって来る
それ ....
米びつから米をすくいあげていて
底になにか引っかかるものがあると思ったら
しなびた腕がいっぽん
計量カップのふちに指を引っかけていた
取り出してごろりと畳に投げ出した それ
黒ずんだ腕はいつ ....
肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
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診察- nonya自由詩22*14-1-23

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