公園に若いお母さんと小さな女の子がいた
お母さんはベンチに座ってスマホをいじっている
女の子は傍をちょこまか歩きまわる
女の子がお母さんに話しかけても
お母さんはスマホに夢中で返事をしない ....
春の目覚めに
ひとひら 揺れた
美しすぎる
瞳 重なる
夜のツキ
芽吹きも イイ
はらはらと 散る様を
連想など したくないと
希(こひねが)う
歌う いつまでも
....
君が落ち込みヘコんだときを狙う妄想膨らます
一人一人が
一人一人であることを超えて
一つの波打つ連合となり
一人であることを忘れる
言葉は言葉を呼び
笑いは笑いを呼び
そこに何の抵抗もなく
めまぐるしく連鎖する
四人 ....
ふと誰かが呼ぶ声にはっとして玄関に出てみた。やや関西訛りのする初老の胡散臭い中年が立っていた。薬売りだという。昔ながらの熊の謂だとか、小さなガラス瓶に入った救命丸など、まったく利きそうもない薬をずら ....
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
を使って文章を作りなさい (10点)
あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれないなんて大人になれないことを他人の ....
昔 いっとき 叫ばれた
つたないスローガン──
「発想の転換」
そうだ そうだった
卒寿に甘えて
弱きになるのか
卒 ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 ....
風のない日にはアナタを見た場所で磁石の如く北を向いてる
お母さんは学生時代の友達の家に遊びにいくと必ず寝込んでしまった。
それはいつも二、三週間続いた。
そうなると私が弟の面倒をみて夕飯や朝ごはんを作るのだった。
私がそれを受け入れればお父さんとその ....
星の出す答えを
ノートに書き写す
生徒たちは
みな遠くの空を見上げ
道に躓いては
ばつが悪そうに笑う
天体模型を並べ
地球と金星の自転の
逆さまに引かれ合う
それを恋物語と読 ....
積もる雪が暫しの暇を
流れる雨が暫しの癒しを
与えてくれている間に
答えを探して
這いまわる
けものの
みち、
愛を験す事はしてはけないと
高尚な教えに諭されて見えなくなってい ....
眼を
口を
戸を
窓を
蓋を
缶を
鍵を
扉を
店を
シャッターを
開けまして
部屋が
体が
スケジュールが
空きまして
仕事に
テレビに
恋に
ゲームに
....
キミが放っておくから
ボクはすっかり錆びちまって
ダッシュボードの上は
白い埃が積もってるけど
ベイべー、雪合戦するほどじゃない
底意地の悪い奴は
どこの世界にもいるのさ
ヤワな雪玉に見 ....
ヒマワリが肩を組んで仲良しだ
熱にうかされて夢をくりかえして見ていた
数字には現実の数字と希望もしくは失望の抽象的な数字がある
当たり前すぎて現実と抽象はごっちゃになっている
....
この世間の狂騒
異物混入は真因ではない
異物混入なんてふつうのことだ
謝罪くらいで済まされるべきものだ
そんなことでは死なない
ペットですら死なない
原発のほうが問 ....
風船の話題が膨らまない
ぴょこん ぴょこん
君は 全くの 別物
尻尾でも ないし
唇でも ない
好き勝手に 遊びまわっているようで
ちゃあんと 仕事 してるんだ
だから 人望も 厚いんだね
....
大雪で動けない僕を横目に進むコトバの火炎放射器
降り続く雪に言葉が埋もれてる溶かせど溶かせど雪雪雪雪
エアコンのごーっという低い音で部屋はゆらめいて、またたき、のような、わたしたちは、いつもまたたいて、細いろうそく、生まれたての火のよう、なにもかもつけっぱなしで、スイッチも ....
人づきあいは苦手ゆえ
頭に猫をのせることにした
出会う人たちは皆
頭の上の猫に気を取られ
(毛並みをなで
喉をなで
さかんにじゃらし)
私のことは気にも留めない
そのすきに私は
....
枯草が、湿り気を帯び、奪われた割れる音、
だけが取り残されたように、
平野で歌う、小鳥たちの嘴が、微かに、発泡して、
杖の、一振りで、凪いでいく、象は、
地平線に帰り、月の粉末は、その跡に ....
木目の美しい一膳の、
箸に惚れた
色香を漂よわせ
朝に夕にと
おいしいものたちを
口に運び入れ
わたしに感謝の咀嚼をせが ....
流れ星、ながれた
願い事している間もなく ながれて消えた
淡い光が むなしく 闇夜に吸い込まれて 消えた
白い鳥、逃がした
唄わない鳥は いらない と言って逃がした
白い羽根が ....
聞き流される愚痴にフィクションを織り交ぜている
一生続くであろう闇に光を照らしてあげたいのだけれど
照らしてあげたいのだけれど
アンパンを作るにも餡がないし
カレーパンを作るにもカレーがないし
そもそも小麦粉がないし
パンを欲しがってるか ....
甘い雑音、甘美な陰口、心地よいならそれはもうノイズじゃないなと考えながら、家路につく人々の間すり抜けて歩くあるくプラットフォーム、警笛を鳴らし滑り込む電車の風圧に舞い上がる髪押さえつけ、右足から乗り込 ....
ブーバとキキ
名前を与えよう 大きなお世話だと思うけど
体中レッテルだらけにして 放り出してしまえ
まるで見世物小屋みたいに 人々が集まって
君は君であることを 演じざるを得なくなった
....
もったいない と
みっともない が
朝から口論している
板挟みのわたし
ポカンとしたくつ下
《時間がないのに:2015年1月10日》
こひもともひこさんのおすすめリスト
(3437)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【_スマホと女の子_】
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泡沫恋歌
自由詩
17*
15-1-17
さくら
-
藤鈴呼
自由詩
1*
15-1-17
君が落ち込みヘコんだときを狙う妄想膨らます【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
3
15-1-17
宴会
-
葉leaf
自由詩
2+
15-1-17
薬売り
-
山人
自由詩
5+*
15-1-17
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
-
クローバ ...
自由詩
4*
15-1-16
漆色の夕陽がおちて⑤
-
信天翁
自由詩
2
15-1-16
冬、はじめました。
-
阿ト理恵
自由詩
18*
15-1-16
風のない日にはアナタを見た場所で磁石の如く北を向いてる
-
北大路京 ...
短歌
4
15-1-16
帰り道
-
吉岡ペペ ...
自由詩
14
15-1-16
mythos
-
衣 ミコ
自由詩
6*
15-1-16
けものみち
-
衣 ミコ
自由詩
5*
15-1-16
あけまして
-
Lucy
自由詩
13*
15-1-15
コール_アンド_レスポンス
-
そらの珊 ...
自由詩
21*
15-1-15
現実と抽象
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
15-1-14
異物
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
15-1-14
風船の話題が膨らまない
-
北大路京 ...
自由詩
4
15-1-13
春の雪兎
-
藤鈴呼
自由詩
3*
15-1-13
大雪で動けない僕を横目に進むコトバの火炎放射器
-
北大路京 ...
短歌
5
15-1-12
降り続く雪に言葉が埋もれてる溶かせど溶かせど雪雪雪雪
-
北大路京 ...
短歌
4
15-1-12
気がつくと何かに祈ったり戦ったりしている
-
ねことら
自由詩
4
15-1-12
猫かぶり
-
やまうち ...
自由詩
10*
15-1-12
Clock:
-
竹森
自由詩
5
15-1-12
夕餉の風景
-
石田とわ
自由詩
13*
15-1-12
流れ星、ながれた
-
南無一
自由詩
2
15-1-11
聞き流される愚痴にフィクションを織り交ぜている
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北大路京 ...
自由詩
2
15-1-11
光を照らしてあげたいのだけれど
-
北大路京 ...
自由詩
7*
15-1-11
sweet_noise/即興ゴルコンダ(仮)投稿.4
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こうだた ...
自由詩
5*
15-1-11
ブーバとキキ
-
itukamitanij ...
自由詩
3*
15-1-11
時間がないのに
-
ただのみ ...
自由詩
20*
15-1-10
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