{引用=
雨の去った午后
 くもがくる 心の硬貨は、
 ありし日の 思い出


ゆく雲は
 どこまでも
 どこまでも なだらか
 秋をかざす 陽光のサンデッキに
 秋空を ことほぐ ....
「コラッ!あっかんべーしたなっ」

バックミラー越しに


「今、あっかんべーしたなっ」

わざと見えるように


「もう!あっかんべーしたなっ」

お母さん、こがん(こん ....
遠くで鳴るサイレンに
きみが巻き込まれていればいいと
思ってしまうような夜

私が吐き出す呪詛の言葉は
バカバカしいけど愛の毒


ああ さっさと死んでしまえ
私を転がす暇もない ....
あなたの作ったセンチメンタルが
わたしの心の隙間にはいって
たまらなくくすぐるので
わたしは今すぐ、あなたに会いたい
 電子レンジの中で何が起きているのか
 ぼくはよく知らない
 中に入れた物が熱くなって出てくる
 そういうものだということの他は
 操作方法だけ知っていれば困らない

 ターンテーブル ....
この夏を共になんとか生き延びて ずしりと重い冬瓜を買う

唐辛子 束ねて売れば店先が花屋になった花屋であった

セルリーがしなびて見切り三十円 手にとればもう戻せなくなる

無花果の星型に ....
深海魚が太陽を見る日
光のパレットナイフが
海鳴りの弦を切断する
青い狂喜で上塗りされ
それが比喩かも忘れて

人がひとり墜ちて行く
閉ざされた貝のように
白く饒舌な泡に抱かれ
記憶 ....
力を抜きたくない
力みたくない

走り挑みたい
赤裸々にモザイク細工施す 重ね塗り 厚みの飛び出る 絵

きっと自画像だと感じる 季節の寂しさの木葉の裏側の瞠目
高揚と背中合わす 己に革 ....
瞬時に言葉を
デジタル化させて送信する
そこにわたしの姿はなく
肉質を失って
闇の中には音がない
音がなくした闇は 門となる
両手で 門の形をつくり
ひかりにかざす



 ....
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった 近くで誰かと話せば
あなたの言葉が
あたまをよぎり
気持ちをいっぱいにして
あなたの言葉の意に添った
未来を探してしまうから


遠くで話す
距離を詰めない
言葉たちをかき集め
 ....
世界の夜を終わらせる
太陽は

どんな人であろうと
どんな時であろうと

変わらず必ず降り注ぐ

日の巡りが時をつくり
時の巡りが生をつくり
生の巡りが世界をつくり
世界の巡 ....
澱みの時を超えて、今再び大空を飛翔する。
冷ややかなあなたの眼差しを全身に浴びて、
それでも希望に満ちて、全ての生に感謝して。
鳥瞰する大地が平和で満たされる日を祈って。

行動する者は ....
地獄門の陰のこわれた海のかなたに入学式は立っている。
蝶たちはずいぶん長い間待たされ、いっそのこと青虫に戻ろうか、とキャベツを背負って思っている。
鳥山が立つ海の深層には大きな迷いが泳いでいる。
 ....
人の大事な気持ちは どこか大切な処で静かに呼吸をしている

多分 処理なんて出来ない しない

劣っているなんて 億劫だ

途上だから 親しみ歩み近づいてゆく

 大事な気持ちは臆病に ....
遅くない今始めても辿り着く君の目指したゴールの向こう 夢が路傍に朽ちている。
徐にわたしはそれに触れると、それらの夢が魂の残滓となって弾けた。
わたしの髪は生暖かい風を孕み、音もなく揺れる。

夜が太陽を飲みこみ、星が燃えている。
腐った肢体が ....
リコーダーの音色が遠くから聞こえる
折りたたまれた一日を鞄につめて
打ちひしがれた男が国道の端を歩いている
盲人用信号の機械的な音楽
リコーダーの音色が遠くから聞こえる
 ....
インスパイアを拾う頂く 奪う本能 アタシのもの
形成された思考回路に新たな道を工事している 音が煩い

タイヤが滑らかに唸る様に 道を削いでゆく 鍛冶職人の様に
未だ雷師の様な閃きはない 如是 ....
在りし日の作家が住んでいた山荘に入り  
籐椅子に腰を下ろした旅人は瞳を閉じる。  

傍らの蓄音機から流れる古びたショパン 
のバラードと窓外で奏でる晩夏の蝉のコ
ーラスの二重奏に耳を澄ま ....
逢うたび綺麗になってる君のピークはたぶん死ぬ間際 君のために生きるから君のためには死ねない 一人にやけて 窓ガラスに姿を映せない真昼間
一人企んでいる その後の人生設計を ニタニタ気味悪い
にやけているから そのままにして置く 放置プレイさ

 肉体が保っている間に 主演しなければ  ....
思考と感情機能



わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
 ....
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
二枚目と三枚目を繰り返すあいつ
独自のその衒う6フィートの天才
いつもダンクシュートの鳴神が木霊する

 惚れてたまるか5フィート6インチとヒールつきの上から目線で
 こっちだって バスケで ....
吐きたい
ということは
感動したい
ということだ
けれど
どちらも
口にはだされない
低い
紫色の空から
隕石が
落ちるのを
待つことはできない

朝に濡らした手で
夜まで ....
小ぶりのスイカみたいにも 見える 
これが ウリ

今が 売りどき
いえ 買い時ですよ と 声がする
 
スーパーでは 細長いヤツが
微笑んでいる

似たような 色合いで 
去年あ ....
 8月上旬に水島さん(と呼ばせていただきます…)から、新詩集の「小さなものの眠り」を送っていただいた。1ヶ月越しとなってしまったが、その感想を述べたい。

 まず、一読して感じたことは、私が飯島耕 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
むらぎもの心- 月乃助自由詩613-9-17
あっかんべー- hiroto22自由詩6*13-9-16
死んでしまえ- 笹子ゆら自由詩113-9-16
センチメンタル- 笹子ゆら自由詩213-9-16
電子レンジ- 青井自由詩713-9-14
冬瓜を買う- そらの珊 ...短歌1113-9-13
海に描いた反ジガゾー- ただのみ ...自由詩21*13-9-12
真摯の紅- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-9-12
テガキノ青黄黒緑赤デジタルヘ- るるりら携帯写真+ ...7*13-9-12
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった- 北大路京 ...自由詩813-9-12
慕う- はなもと ...自由詩313-9-12
「太陽」- ともりん自由詩113-9-12
飛翔- ヒヤシン ...自由詩8*13-9-12
アジェリッド(湧き水)- 草野大悟 ...自由詩5*13-9-11
甘美にくちづけ- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-11
遅くない今始めても辿り着く君の目指したゴールの向こう- 北大路京 ...短歌513-9-11
この夜に- 夕ぐれ鉄 ...自由詩213-9-11
キャッチ・ザ・スカイ- ホロウ・ ...自由詩2*13-9-11
思考回路工事中- 朝焼彩茜 ...自由詩513-9-10
まほろばの声__- 服部 剛自由詩213-9-10
逢うたび綺麗になってる君のピークはたぶん死ぬ間際【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...813-9-10
君のために生きるから君のためには死ねない- 北大路京 ...自由詩1813-9-10
酔いとボケの狭間に来てくれたら- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-9-10
思考と感情機能- はなもと ...自由詩513-9-10
青黄黒緑赤- アラガイ ...自由詩18*13-9-10
青黄黒緑赤- るるりら自由詩8*13-9-9
あいつは美男子- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-9-9
- イシダユ ...自由詩913-9-9
響きが_楽しくって- 藤鈴呼自由詩3*13-9-9
水島英己「小さなものの眠り」を読んで_〜引用を生きる〜- 中川達矢散文(批評 ...2*13-9-9

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