化粧落として見知らぬ人に化けた女房を口説く夜 それはあなたの不在より

戻ってくる沈黙が

のしかかるあいだ

かくも連ねて

欲望のあいうえおの全貌から
「ん」でふんばってる「人」よ

みえる領域に

何云うつもりないなんて
何云 ....
朝起きてカーテンを開けたら、陽が差してる。
パンを食べて、コーヒーを飲む。
スーツに着替えて、会社にいく。
メールチェックをする。返信する。
技術資料を作る。
同僚と談笑する。
昼ごはんを ....
 
 
どうもよくわからないのは、これ見よがしに、被災地の追悼式に来ました、とか言ってる連中。まだなにがあるかわからないんだから、そんなに被災地に人が集まっちゃったら、またたまたま大地震がきた時に ....
 
 
わが家でも震災を追悼して、石油ストーブでカレー作らない?と妻に提案したら却下された。あの日食べたカレーは人生で一番うまかった。
11日当日の夜は、カップ焼きそばを、石油ストーブで温めた ....
 ぼんっ

 お父さんさあ
 そのコトバはやめなさいって怒るから
 言わないようにしてるけど
 我慢できないよわたし
 言っちゃうからね

 ウザイんだけどマジで

 ....
    めざしのような
    ししゃものおなか眺めては  
    惚れたと思ったあの気持ち
    いったいどこへやったのか
    箸でみそ汁つついて探す
    夕餉の残 ....
こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだった ....
男が狭い部屋の中を行ったり来たりしている

足踏みの真下の階に住む主婦は
その音のうるささに顔をしかめていて
いつ天井に向けてスリッパを投げつけてやろうか
さっきからずーっと考えていた

 ....
昨日から ハエさんが 居るんだよねぇ〜
の セリフに

ハエなんかに 
サンなんて 
付けなくって 
イイよ!!

思わず 叫んで しまったのは
昨日から 追いかけっこを しているか ....
君たちは,
選ばれ,選ばれ,選ばれた
すでに,もう充分に
選ばれたじゃないか

忘れたのかい?
生まれる前のことを
そして
その,愛くるしい不快とも
長いつきあいだね。
陸に上がることなど望んでいなかった
沖から寄せる波に乗せられたのだ
いつになったら戻れるのか
オットセイだったら良かったのに
だが人の助けが無くては水の上でも
自由には動けない
ましてや陸 ....
孤独と隣り合わせの自由

愛と背中合わせの孤独

無数の愛と自由と孤独が春の風に舞う

窓から望む 菜の花畑は 春霞

重ねた手の温もりは幾つかの時のかけらを記憶の襞から呼び覚まして
 ....
大切に使ってた
真っ白な皿を割ってしまった
その日夜ふけに
目を閉じて
ぼくの視界を埋め尽くす
たくさんのシャボン玉を真似た
永遠をつかもうと
子供の頃好きだった
虫取り網を持ち出して ....
化石少年は砂岩の中にある海中生物の
痕跡に魅入られていた

数十万あるいは数百万年の時を経て
無名の海底生物の生きた証左が地の中の眠りから
主亡き痕跡という奇跡の造形のままよみがえる

 ....
プラナリアに会いたい
永遠の命かもしれないプラナリア

世界は、春霞ではない 黄砂だ
降り注いでいる微妙な沈鬱が 世界を覆っている
それでも 季節はまだ めぐっている
水仙の花は ....
商人だった父が
売り場に行くたびに
まだ高い
勉強が足りないねと
売り場の人を困らせていた

その日から
足りなかった
売り場の人の勉強は
進化していった

その進化 ....
雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう

すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ....
何億光年きたのだろう
あの指先はまるで
折り重なった光を秘める

何億光年きたのだろう
あの瞳は
まだ知らぬ闇を
いとおしむに違いない

何億光年きたのだろう
きっとここにあった
 ....
 
 
ネズミもいた

アヒルもいた

犬もいた

小さいけれど
電気で動く遊具もあった

あっちにいるのは着ぐるみの
偽物ばかりではないか

そう言って
こども動物園の ....
マナーモードなのに大きな音で震えている 数回 ドアを開け
椅子にストンと着地した
無数の とまではいかないが
たくさんのフィルムが
机の上に置かれている

挨拶を交わしたのは
とある男性

男性は私の血液の話をする
男性 ....
土曜の朝 午前6時
寝不足気味の眼を擦りながらカーテンを開けてみれば
そんなあたしを嘲笑うかのような 雲ひとつない晴れやかな空


昨夜食べ散らかした 冷めてしまったデリバリーピザ
コロコ ....
 朝起きると、お父さんが増えていた

 ばさり、ばさ、ばさり
 ず、ずずーっ、んぐっ
 しゅふしゅふしゅふ、おえぇーっ、んがらーっ、ぺっ
 ぶっ、ぶりゅりゅりゅっ、ぷぴぴっ、ぶぴっ  ....
ヴィンテージギターを手にいれたが
一万円と格安のヤマハFG-130という
1972-74あたりに製作されたもので状態もいいし
かなり響きが良く豊かに音がでる

男はそういったおもちゃを幾つに ....
     かぶとむしを採りに行こう
     きみがそう言ったのはいつだったか
     荒れ狂う嵐の正体が
     悲しみだとも気づかずにいた
     そんな夏のできごとだっ ....
空を掃きすじ雲を残す
裸木の梢の枝が鳴る季節も
そろそろ終わる
どこまでも抜ける空が
やがて春霞めいてくる

弾けそうななにかの呟きが
聞こえてきそうな気がして
そろそろと吹く風に
 ....
どうか同化なんてしないでください
特異なんですから
得意になってのぼらなくっても
もちろん脱がなくってもいいんです

た(く)ましい面接通過しました

おとなになるために
赤抜け青抜けしなくっちゃ ....
キミが マーユを 買って来た
確か 馬の油と 書くんだよねぇ

それって あすこの ラーメンに
入ってた 気が するんだけど
と言う 呟きごと カットして

キミは すする
黄身は と ....
マスクマン











ごほっごほっ



粉よ
 り
 も


風邪、
 よりも


ヒドイ、鼻水。。。



―ごほんごほん
 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
化粧落として見知らぬ人に化けた女房を口説く夜【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...4+*13-3-12
「ん」まで踏んばった「人」へ - 阿ト理恵自由詩13*13-3-11
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すごいスピードの鳥- よしたか自由詩11*13-3-9
残存- 蒼以きお自由詩113-3-9
東京ディズニーランド- たもつ自由詩813-3-9
マナーモードなのに大きな音で震えている- 北大路京 ...自由詩513-3-9
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シミ抜きお願いできますか- 涙(ルイ ...自由詩613-3-8
増殖お父さん- 平瀬たか ...自由詩3*13-3-7
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夏の話しをきみとする- 石田とわ自由詩12*13-3-7
連詩_「あづさゆみ」(百行)_ベンジャミン_鵜飼千代子- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-3-7
棲む- 阿ト理恵自由詩8*13-3-7
マーユちゃん- 藤鈴呼自由詩2*13-3-6
マスクマン- 赤青黄自由詩2*13-3-6

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