走り始めた
向かい風さえも、今は心地いい


走り始めた
追い風に押され、心は晴れやかに


0から 
1つ1つ 
たしかな熱とともに
すべてが真っ白なまま 
始まりを ....
冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ .... たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰 ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
ごしごしごしと

顔を洗いながら、

あっ、あっ、あっ、

命が漏れ出していることに気づき

おとととととととととととと

ととととととととととととと

ととととととととととと ....
冬の暮なんにも思いつかへんわ 生まれた時代が悪いのか
育った世界が悪いのか
なぜ私はゴミなのだろうかと考えると
いつも決まって
そんなことが浮かんでは消え
浮かんでは消え

結局のところ
自分が悪いんだとあきらめる ....
ただ子供のことを思うだけで
いろいろな将来のことが不安になって
そうして生きていることさえ虚しくなる
誰がそんな思いを受け止めてくれるのか

生きているということを喜びと思えるように
 ....
若葉が砂になるまで待つ季語
矢印と地雷ばかりの地図
365日うねり続ける言葉と髪
ケーブルに絡まり千切れた運命の糸
私のレントゲンに写る現代詩の影
精神が崩壊して的中させる針の先
カテーテ ....
感じてることにまかせよう

つかれたなら

つかれそうなら

感じてることにまかせよう


何度も確かめたくなるなんて

きたない心が消えないなら

うなぎを食べたら解散しよ ....
ふくよかな夜のしじま
淡く月が傾いでは
歌のような冷気が背を撫ぜます
もう気分は
お江戸の幽霊
火の玉提灯ぶら下げて
足なんざ有りゃあしませんよ
ひと気がないのは尚結構
夜道は一人に限 ....
 宗教が好きだ。しかしそれはあまり信仰とは関係のない場所で発芽した私の趣向で、ただ単に傍で見ていて面白いから好き、モチーフにされている世界観が美しくて好き、というものでしかない。世の中には数多くの宗教 .... John Lennonモデルの眼鏡かけたってチャイナマフィアにしか見えないね 古い川が涸れていく

もうすぐ 
この蟹たちもいなくなるのか

この川を住処にしている生き物たちは
すべてを受け入れる

自然は寛容で力強い



環境の変化に対応するため
 ....
哀しみに悲しみをブレンドして正解とする 許しがたい癖


安酒の孤独とマクドのミルクを注ぐ珈琲 ここだけの華


禍と無力に囲まれ 飲んだ珈琲 信じてたものを確かめる作業

 ....
日常の片隅に
読書する時間
を取って置く

新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう

知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り

日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
ケーキ屋のサンタクロースは眠れずに 家族と過ごす26日

酒を飲み不平不満をぶちまけて それでも明日はやってくるのだ

「仕事と家庭のどちらが大事なの?」 やや食い気味に「君だ」と答え

 ....
変わらずにいつもわからない明日
するりと訪れて気ままに去ってゆく
取り残される人間は生き遺したことが
あるような無いような無様さで
夕陽に細長い影を作らせる

昨日を思ってみるのはどうだい ....

盲目野郎は最初から不戦敗を決め込むので
それは次第に勘違いするようになったのです)


咲かぬ花
有機物に種が埋まっていればもうけもの

排水口へ消える、溶け合わぬものも個々も ....
 


メインカルチャーに
迫害されて逃れた先の
サブカルチャーに
首を絞められる

あたしはあたしで
あたしじゃなくて
あなたはあなたで
あなたじゃなくて
あいつはあいつで
 ....
古い人よ
あなたの残してきた足跡が
時間の湖に一つずつ落ちる音がして
僕はそこに誰にも使われなかった時計の針を見る
新しい村に深く棲み付きながら
あなたの姿は目に見える姿とは別の姿だ ....
器から水がこぼれてしまった時に
こぼれて広がった海を生きん。
そもそもふたの無い器である。
境界線を超えて広がる世界
イノシシがでるんだってよ

近くの山からおりてくるらしい
親子でいるのをみたって人がいた

イノシシはこわいが
イノシシを食べるのはすきだって人がいる

イノシシはきっと
人間がこわ ....
詩を書こうとするときに躊躇することがあるのはなぜだろう。スラスラと筆が進む人は希なのかも知れない。一瞬自分が何をしているのかわからなくなる。そんな時にどうしたらいいのか自分がわからなくなるのはなぜ ....       
      わたしが歳をとる
      髪は白く
      乾いた肌には
      無数の皺
             
      あなたが歳をとる
    ....
夢の中に突然現れた君は、まるで僕の古くからの親友のようだった。
君はピアノの前に座り、こんな曲が出来たんだ、と僕に教えてくれた。
僕は君の口ずさむその曲にいつしかハミングしていた。
それはな ....
長い夢から覚めた後の
そこから動いてはいけない心
何もしてはいけないと
ただただそこにたたずむ心


いつか何もかもを
消し去りそうなものへの
あこがれと恐怖から
 ....
二本脚の椅子を作りました
自分を信用できない人が
自分を信用できるようになるために

この椅子に腰掛ける人は自分の足を使わないと
座ることができません

二本の椅子の脚と
自分の二本の ....
土の香を望むあなたも弱くて
手を離して生きていけない
首を引っ込めて沿っていく苦しげな叫び

凍りそうな空の下で磔にされた猫
星たちと月は文句なしに美しい
家族を従えて残酷なのは神様
残 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
走りゆく鏡- komasen333自由詩4*13-12-11
被害- 葉leaf自由詩1113-12-11
そらの最上階- るるりら自由詩12*13-12-11
小枝- subaru★自由詩18*13-12-11
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10
「面がない」- 宇野康平自由詩213-12-10
冬の暮なんにも思いつかへんわ- 北大路京 ...俳句513-12-10
なぜ私はゴミなのか- 花形新次自由詩813-12-10
思いの丈- 桜 歩美自由詩4+*13-12-10
鮫のための狂想曲- 左屋百色自由詩10*13-12-9
まかせよう- 吉岡ペペ ...自由詩613-12-8
うらめしや- ただのみ ...自由詩18*13-12-8
かみさまのガチャガチャ- 一尾散文(批評 ...413-12-8
John_Lennonモデルの眼鏡かけたってチャイナマフィア ...- 北大路京 ...短歌313-12-8
涸れていく_この古い川が教えてくれる- ichirou自由詩6*13-12-8
クリスマスブレンド- 深水遊脚短歌9*13-12-8
日常の片隅に・・・- tamami自由詩11+13-12-8
働く人のうた- 中村 く ...短歌1113-12-8
明日へ- もっぷ自由詩413-12-8
マリアなんて知らない- ブルーベ ...自由詩2*13-12-7
カルチャーショックアイデンティティ- 自転車に ...自由詩513-12-7
古い人- 葉leaf自由詩613-12-6
パンドラの缶- 七尾きよ ...自由詩113-12-5
猪女- 朧月自由詩313-12-4
ある日記- 番田 散文(批評 ...3*13-12-4
未来に微笑みを- 石田とわ自由詩21*13-12-4
真っ白な夢- ヒヤシン ...自由詩8*13-12-4
ひとつ_離れて- 木立 悟自由詩513-12-3
自分を信用しないと座れない椅子- ichirou自由詩7*13-12-3
猫の張り付けられた棒- 黒髪自由詩2*13-12-3

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