騙し絵と思い逆さにして読んだ俺睨み付けてる自称詩人
今年の桜は早かったようで、娘の高校入学式にはすでに満開を過ぎて、けれどもかろうじて花は残っていた。この季節、日本は桜の国になる。わたしたちは桜の国の住人になる。お祝いごとがそんな時期と重なるのは、 ....
恐ろしく過酷でも
愛のため
信念を貫く人々がいる
混乱の中でも
平和を求め
自ら活動する人々がいる
シリア
南スーダンでの混乱
西アフリカでのエボラ危機
兵士として徴 ....
公園を彩る花に癒やされる親も子供も楽しめる場合
公園は禁止事項が多過ぎる子供心を擽る遊具
宇宙見て星の輝き強い夜宇宙は常に星を見ている
花屋には良いエネルギーが溢れてる人の幸せ色づけ ....
【 流石の沢蟹】
沢蟹は、歩く
沢を 歩く
さわさわとした沢を歩く
沢蟹も 花見をする
タンポポの花が 咲いている
その花弁を
器用に 切り取り
....
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ごく、
近視眼的思考で
詩のようなものを書いたなら
....
屋根よりも
高く届け
この想い
恋、のぼる
真昼の砂浜で、
海を渡る白い狼を見た。
もしかしたらあの狼は、
昨晩の月光の速度に付いていく事ができなかった
落ちこぼれの月光の 成れの果ての姿 なのかもしれない。
都会の平らなアス ....
ふたり乗りのベビーカーに誰も乗らない
飛沫が顔に当たる
水着姿の凛子が
ビニールプールではしゃいでいる
煙草をくゆらす
真っさらな空気に
白い煙が立ち上る
ふぅ
太鼓の音頭
暗がりの眼玉
狐のお面
「紫 ....
影が
はるかな青を見上げて
さくら色のため息をつくとき
アスファルトに貼りつけられたおれたちは
光となって舞いあがる。
ぽっと頬をそめた月が
なよなよ と
しだれかかってくるのは
....
あなたがいる有り難さ
こころのままに いつものようにして
喜ばれて嬉しくて
けれど好きな人に
わたしよりもっと好きな人と一緒の気持ちで
感謝されたよ
あなたがいる有り難 ....
僕は八月のサナギです
立派になるつもりでいました
とっくに羽化の時期は過ぎて
まだサナギのままでいます
大人になったら
空を飛べるようになったら
昔はそんな事を友達と
....
いつの頃からか
あなたから
心のこもった贈り物をもらっても
私の頭の中のそろばんが
大体いくらぐらいなのかなって
計算してしまって
なあんだ、私の価値は
それぐらいなのねって
思うよう ....
鮮明に君のことが好きだから
言うしかないと思ってる
空が割れて星が降りだすように想ってる
純愛という言葉から遠く離れて
抱き合いたいなんて思ってない
透明に触れてふたりで溶け ....
―瑞雪―
季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと
散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ....
満杯になったゴミ箱
を
床に転がった
僕の目
が
見た
からだ
は
相変わらず
床に転がっている
白いうなじに
光を多く含んだ
雨が一滴流れていく
きっとレモンソーダの味が
するだろう
誰かが確かめるには
早すぎる
純粋な輝き
バスを待つ少女は
バス以外の何かを待って ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる
星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
職場でこじんまりとした飲み会があったので参加してきました。
産休中のアメリカ人女性も来てくれました。隣の席に座っていたので旦那さんの話やら何やらを聞いていたのですが、事実よりも考え方や自国の文化 ....
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった
けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない
早 ....
夜の猫背の骨を抜く
要らないものが多過ぎる!
下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団
断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ....
ロケットみたいに
まっすぐとびます
余計なものをきりはなして
もっとうえへ
あしもとが
ぼうぼうもえて
それでもたかく
地面が恋しくなっても
たかくたかく
だって
....
嫌いなものを捨てていったら
自分が嫌いな自分だけが残った
塾なんて無かった頃
塾なんて行く人もいなかった頃
赤い鐘が鳴っても誰も帰らない
誰も誰も
年上のあたしとY君はいつも考えてる
どうやればみんなが連れてくる
三才や幼稚園 ....
再会という
残酷な喜びを
与えられた大人は
菜の花に囲まれた
少女になりたいと願う
胸の絡まりと
夢しかなかった
沈丁花の薫り漂う
あの頃からの染みを
どうして
抜き清める ....
しんをちょうせつして
つつをもちあげて
すこしだけすきまをあけて
まっちでひをつけて
しめるとどうじに
まっちをふってひをけす
ごっごっ と
おとをたてて
かなあみまでひがのびて
あ ....
ふたつの目をひらいて走る
風がつよい 景色がめまぐるしく 変わる
うつりかわりを
楽しく思う人もいるだろう
目があけていられないほど
怖いと感じる人もいるだろう
だからこそ
....
笑顔をもらうと
うれしくなる
いてもいいんだ
って気になる
言葉はわからなくても
タッチをしたくなる
迷いながらきたけど
ありがとう
あなたの笑顔で
また歩きだせます
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