問題のある人間でも
扱えるようにクルマが進歩したので
クルマ社会が退化してしまった

問題のある人間でも
扱えるようにネット社会が進歩したので
コミュニケーションが退化してしまった

 ....
草むらにしゃがんだきみの赤色の靴の間を黄河流れる ザザ ンブ ララ ア
ルル ルウ ザンブ


寄せては返す
奪ったら返してくれない
怨んでもシオマネキ
黙ったら塩辛い


ザザ ンブ ララ ア
ルル ルウ ザンブ


 ....
自称詩をネットに載せて
私は詩人ですと言いのけることは
自慰行為を自撮りして
ネットに投稿し
私はAV女優ですと
言ってるのに等しい
ブサイクのオナニーほど
不快で惨めったらしいもんはね ....
 詩は自由に書かれて一向に差し支えないと思う。想像力の赴くままに飛躍している詩行もまたよいだろうし、現実の人生をなぞった詩行もまたよいだろう。だが、私はかつてひたすらフィクションの完成度を追求 .... 眠気に包まれた祈りが煙の海を泳いでいる
硝子越しに並んだ雑誌の女たち

未だ馴れない携帯メール
     たどたどしい指先

男性誌と女性誌では
同じ美人でも漂う匂いが違っている
雄と ....
敵を射ぬく弓と矢、そして強靭な 弦
それは凛々しく張られた頑なな 強い意思
どんなに強く張られた弦でも 名手にかかれば 引き伸ばされ
心身一体となって 矢を放ち的を射ぬく

人を酔わ ....
アラウンド

舞い散った桜の花びらは
行き交う人込みの足元に降り積もって
ぐちゃぐちゃに踏んづけられて
きっとその内忘れ去られるんだろう
いつかの四月に嘘をついた
大馬鹿者は無理だと笑わ ....
セーターに編み込んだイニシャルがちがった ドロップキック届かずそのまま冬眠 車の運転が苦手な私でも
紙の上なら滑らかに生きられる
比喩を追い、比喩に追われ
比喩が笑い、比喩が泣き
比喩のためなら死ねる
一体誰が幸せになる?
無意味という意味へ
言葉狩りをかわし
 ....
北から南から
風の交替
くぐり抜け飛花

手織りのシルク
揺れて肩に
ひとひらの春

祝う盛りと
うらはらに

桜林ついたての
隙間から

叶わぬ蕾  ....
歯ブラシが増えて洗面所が明るくなった σ

花開き遠く煙りて 桃色の雲と見紛う春霞かな

σ σ

色黒だって匂いだけでつられてく 花の香りを打ち消しながら

σ σ σ

花見酒 宴たけなわで切ったもの 仕舞い ....
ちいさな手が
誰に習ったのか
頭をなでる
背中をさする

「おかあさん、だいじょうぶ?」
いつの間に
こんなに上手に
しゃべれるように
なったのだろう

返事を忘れて
見つ ....
レトロ列車で鉄旅を


南リアス線
●盛駅
ゆらゆらゆらら
青海原に
水うつよい音
季節の風をたしかめて
列車のなかは
ひだのはいった
優雅なカーテン
むき出した配管が
懐か ....
暗い河原に言い交わす

初めて触る画材なら、多少質を落としても色数をそろえた方がよい。祐子さんはそう言う。
その康子も夏が来ればおとなしくなった。

日本語に不明
描かなければ
不明
 ....
雪月花を
あつめましても
わかれし人に
逢うことはできず
花時が嶺を越えても
朋(ともがら)は
儚い影
つたう涙は如月

それでも
石をしるべに
郷をいのり
健気に
心の襟を ....
一羽の鷺が 
  ふわり 弧を描き 
    降り立った 見えない川辺 

出来事との距離は
程良く 霞となり
コンマ何秒か遅れ
波紋は伝う
  記憶の水面を

現実よりも
純白 ....
わが身染み純
白にうく
おさなご老いて
少年となり

揺らす葉もなき
春まち悲し

梢の折り目
弥生の折り目
谷山もない
折り目原発

ただただ悔し
露ほどに

我 ....
したためます
薄墨や青墨に
心情や
陽のうつろいまで
浮かびます
奥ゆかしい
大和の美はし

その水茎のあとには
うつつの人に
今がかわたれ時で
あってほしいと

その水茎の ....
僕の会社では陰口が横行している。同僚などは皆知らないうちにあだ名で呼ばれているのだ。特に上司にはよく胡麻を摺る社員を皆是々さんと呼び、口やかましい上司を非々さんと呼びあっていた。
そんな中にあっ ....
優れているということ
それは一つの棘であるということ
鋭く探し当てどんどん前進していき
多くの人の自尊心を刺してしまう危険な棘であるということ

優れているということ
それは自 ....
異能の血液たちが
沸騰をはじめて
正常な皮質がひび割れる
構成する様々な体液たちが
色を変えながら
肌を染めながら―


グラスウール敷き詰めた壁の中
行 ....
にくしみ(要冷蔵)

うつくしい女たちの化粧が
ポリゴンに近づいていく
服はムダがはぶかれ
生地は豪華になる

腹の中のにくしみが腐っているのが
外側から見ていても分かる
にくしみは ....
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。  ....
わたしたち
沸点が似ているけれど
ほんとうに少しだけ
わたしの方が低いから
こんな陽気な日は先に
蒸発し始めるのです
耳の中がゆだちはじめると
あなたがまだ穏やかに器のなかにくつろい ....
ここで作っていく
ここで作り続けていく
いつからか意識した
ここがすべての原点になるのだと


ここで描いていく
ここで描き続けていく
いつからか確信した
ここがすべての出発になるの ....
輝くものと輝かないものが出会って
互いに氷として融け合った一年だった

ほんとうのことはすべて
偉大な虚構から滑り落ちた一年だった

どこまで伸びていくか分からない
指先を丁 ....
あなたに抱きついて

匂いを嗅ぎました。

いい匂いだと判ったので

一人占めしたくなりました。

声も/その手も/優しく奏でる詩も

横に居て一人占めしたいと

ますます強く ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハートブレーキ- イオン自由詩3*15-4-5
放尿短歌1- 花形新次短歌115-4-5
波打際- nonya自由詩17*15-4-5
自称行為- 花形新次自由詩115-4-5
なぜ生活を詩にするのか- 葉leaf散文(批評 ...215-4-5
晴れの日にブルース- ただのみ ...自由詩18*15-4-4
目覚めゆく魂- 為平 澪自由詩11*15-4-4
アラウンド- itukamitanij ...自由詩4*15-4-4
セーターに編み込んだイニシャルがちがった- 北大路京 ...自由詩515-4-3
ドロップキック届かずそのまま冬眠- 北大路京 ...自由詩315-4-3
ペーパードライバー- やまうち ...自由詩7*15-4-2
sakura- 黒木アン自由詩4*15-4-2
歯ブラシが増えて洗面所が明るくなった- 北大路京 ...自由詩1015-4-2
タンカ詩「サクラ」- とよよん自由詩4*15-4-1
ちいさな手- 小原あき自由詩7*15-3-31
三陸鉄道〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩4*15-3-30
- えりくさ ...自由詩2*15-3-22
雄勝石壁画in東京駅舎〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩6*15-3-22
鷺と鴨- ただのみ ...自由詩14*15-3-21
会津春待ち祈り月- 黒木アン自由詩3*15-3-21
雄勝硯(おがつすずり)石巻市〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩5*15-3-21
是々非々さん- アラガイ ...散文(批評 ...2*15-3-21
優れている- 葉leaf自由詩415-3-21
ヘイヴン- ホロウ・ ...自由詩3*15-3-21
にくしみ(要冷蔵)- 木屋 亞 ...自由詩7*15-3-21
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑥〈3/10〜20〉- 平瀬たか ...散文(批評 ...3*15-3-20
ファイン- 遙洋自由詩8*15-3-20
追い風_向かい風_春は- komasen333自由詩2*15-3-20
一年- 葉leaf自由詩615-3-20
好きな人。- 梓ゆい自由詩415-3-20

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