サイレンが鳴って校歌が流れる
テレビの中で夏の甲子園が終わっていく
あの時打てていればなんて思ったりする
何年経っても同じように思うだろうけど
日々あの時は少しずつ色あせて
寂しい色に変わる ....
「ありがとう」が
必要なくなったって
ニュースは聞いたことがないな



「あいしてる」が
必要なくなったって
ニュースを聞くことはないだろうな



自然に溢れる
「あ ....
その視線があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その優しさがあったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その声があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう
その温もりがあったことで、ど ....
疲れてる あの人この人言うことの悪意ばかりを追いかける夜 そんなきの陰で一冊になります胸のなかがわでつめたくなったはなしばかりがこごえる夏です足のはやい雨にたたられたあなたはそんなきの枝で私をひとつきに失礼する一ページ目に似ています背表紙から海猫のにおいがた .... 「ひとりにひとみしりしてみたりしてみ?」



黄昏に羊一匹とてとてと



虚しいと寂しいをよく間違える



大勢になればなるほどここはどこ



一言も発せず終わ ....
アンテナの関係で
携帯会社を変えた 若者たち

ピッチを速めて 歩く内は
周りの音に 気づかない

だから 傷つくことばかりが上等ですと 呟いて
何時まででも 肩をイカラセ  ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
眼下の川では子供たちが裸ではしゃぎ

遠く茶褐色の岩峰が冷たい灰色の空を背景に連なっている

僕はゆらゆら揺れる色褪せた肌色の廃棄バスの屋根の上

何とかバランスを取りながら何度も落ちかけ ....
青空と巨大な廃墟を胸に秘め光について話す放課後


手放した空がいつしか晴れ渡るようにあの日が頷いている


永遠が一瞬になるあの夏に黒板消しが落ちる瞬間


枯涸してしまったならば ....
生き残りが
死んでいった者の代わりに
こんなことは
二度と御免だと言う

90まで生き続けたあんたが
よくもまあ言えたもんだ

死んでいった者がいたからには
生き残ったあんたは恥知ら ....
吹く風に涼しさが混じり、蝉の死骸は夥しく落ちた。夏はまさに終わろうとしていた。だが今年の夏はただの夏ではなかった。私は勤めている会社を辞めるかどうかの瀬戸際に立たされ、自らあれこれ相談や交 .... あたしはねわかってるんだよおまえさんが腹の底で何を企んでいるかなんて
綺麗事ばかり並べたて親切そうな表情でああ言えばこういう
はぐらかし話をすり替え丸めこむ
丸めこんだらこっちのもんだと思ってる ....
光で埋め尽くされて行く影
影で埋め尽くされて行く光

詩で埋め尽くされて行く空白
空白で埋め尽くされて行く詩

沈黙で埋め尽くされて行く会話
会話で埋め尽くされて行く沈黙

過去で埋 ....
あみ戸をほんの少しだけ開けておく。
すかさず外にいる犬がやってきて、
そのすきまのそばで入りたそうにしている。
すきまを少し広げる。
あたまがひっかかる。
犬はあきらめる。
ネコなら手で開 ....
一枚一枚、
皮膚を削る。
削り落ちた皮膚はことばになり、
わたしというあなたの淵へ落ちていく。

あいすることも
ものを書くということも
すべての始まりは哀しみだ。

 ....
ピカチュウが一匹、
ピカチュウが二匹、
産毛を震わせ、
電撃を散らしながら、
排水管を流れていく、
一人の少年は、
「―黙れ!」
と叫んで、
警察から逃げようとする。
黙れ、ピカチュ ....
                   150810

 昨日の8月9日(日)葛飾区亀有にあるRock Bar 「KID BOX」に応急修理をした並四ラジオ3号をキャリヤーに載せて連れてゆく。ポエケ ....
冷蔵庫の中でしずかになにかが貯蔵されているが
それはけっして常温の空気のなかにはでてこないものかもしれない

陽光のとどかない深いうみのそこで
眼のないいきものたちが生命活動をくりひろげていて ....
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ....
私のせいで
世界が歪む
正しさだけで
温かさの欠片もない
私の叫んだ言葉によって
世界が
溶ける
落ちる

赦せとは言わない
甘んじて火の粉を被ろう

しかし
あの瞬間の私は ....
伝え損ねたくない、もうこれ以上。
届け損ねたくない、もうこれ以上。
作り損ねたくない、もうこれ以上。


そうは思っても
伝え損ねてしまうことは
届け損ねてしまうことは
作り損ねて ....
手を伸ばせば届きそうな位置に一つの星がある。しかし手を伸ばしたら、なぜか手がつることばかり恐れて、結局どの星だったか、見失ってしまう。
探しあぐねて、必死に色んなところへ手を伸ばす。そうすると、ほん ....
夜陰に揺れ流れるこの光彩
煌めき煌めき
イラつく痛み
鎮め静か
魂の聖処
照らし底から
意識を広げて
幾多の欲望括弧に入れ

光の帯は五感越え、
透明な衣まというねる
どうせここには誰もいないし
すこしくらい良いだろうって
思いっきりチョークで書いた
清水、佐藤は高橋の彼氏だよ
世界中で僕だけが、テストで
ずるをしたやつを知っている
そんな気分で生きてい ....
後ろ指 指される 生活よりも
蜂に 刺された方が マシですか? なんて
本気で 聞いて来るんだから 困っちゃう

ブン・ブン・ブン
ぷんぷく 怒っている訳じゃあ ありませんヨ
君の事は ....
くるりと回すと宝物は潮の匂い、使い込まれたそれらはところどころ錆び、いっぱいあるけど違いがわからないって言うと笑う顔に歯がない、かつてキスやらクサフグやらと一緒に愛車のトランクに入れられたそれらはこれ .... 舟に乗って川を渡る。きれいじゃない水に腕を浸して、汚れたワン
ピースのすそから、小麦色の脚をのばしている、太陽もない、だれ
もこない、きみが舵をとったくせに、行方不明なんておかしい
 ....
      150808

考えたら
わたしは
夾竹桃を
見たことが
あっただろうか
夾竹桃は夏の花が先行し
後から花のイメージが付加され
がっちりと定着したようだ
わたしが夾竹桃 ....
窓を開けると
蝉の嵐がどっとなだれ込んできた
熱風のかたまりを大きな捕虫網ですくい取る
いっぴきの夏を追いかけたまま
少年の夢はなかなか覚めない

布切れで父が
細長い袋を作った
針金 ....
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