自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた



「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
年齢を偽ってます年の豆 視力検査暗記して答えている ふところ広いあの人と
度量のちいさなあの人の
中ほどあたりが
わたしです

勇猛果敢な眼差しと
こわごわ逸らす上目遣いの
中ほどあたりが
わたしです


ひとの間に
ひ ....
海から陸地へ踏み込んだ

小さな町の橋のたもとに

蟹が一匹蹲っている


蟹が蹲っている


こんな陰気な場所に

遁れてきた蟹に

哀れを感じて

指をやる ....
頑張って生きてやる。

頑張るなって
頑張らないでいいよって

言われて言って思って。


楽になった。


でもやっぱり
その上でその延長上で
延長戦

その上でそ ....
自分だけにしかできない冒険がある
エッジのきいた言葉を
声高に叫ぶより
むしろ平明な言葉を
静かに語りたい
憎しみを克服するには
どうしたらいいのか
考えて考えて
考え抜いて
何千日 ....
ティッシュペーパーをちぎってちらしたような薄い雪が、スローモーションのように降っていた。制服にマフラーだけじゃ寒くて手をこすったりしてるとユウトが毛糸の手袋を貸してくれた。わたしの .... 昔の事だ

十年が一昔ならば

二つ以上の事

勉強だと

業務の足しだと

舌の肥やしだと

訪れたのだよ

有名な料亭に

有名人やら

著名人やら

訪れ ....
磨ぎ研究を澄ます この頭を傾けずに
切磋卓越魔物

比較ほど死んだものもなかろう ひひひ

真面目に面と向かうお面もリアルさ ひひひ

笑いの壷に油も混ざる そんな卓越魔物切断の清らかな ....
目覚まし時計のアラーム機能
が昨日からずっとリピート
ビービー五月蝿いたら
ありゃしない
         右手で十回
         左手で二十回
         枕元の ....
背骨が浮いている
間に挟んだピアノの音階は、 じわりとけて霧散する夕暮れ
歩くことをやめた亡者の形骸に後退
軋み続ける
撓っている
真白に、正常に伸ばされた骨の上で清く

ゆるやかに逆立 ....
火山が地下に向かって噴火した 山の景色は何一つ変わらないけれど その地下では溶岩が地層を破壊し侵している その衝撃で地下の地球の各首脳は次々と会談を開き 押し寄せてくる溶岩による環境問題について議論し .... 僕たちはなんのためにボブ ディランを
きいてきたのだろう

少なくともこのユダヤ人の歌は
娯楽ではない

でもトークブルースとしては
とても素敵だ

NHKで放映されたドノバンやジョ ....
2月2日9時39分、雲ひとつない晴天、無風、湿度十六。
応答せよ、応答せよ。キリキリっという雑音が混じった青い声が鳴っている。

ポスターの陰で砂埃を被った無線機、その傍らには血溜まり、首元には ....
ウェルダンは丸焦げとは違います 0/0 あの日、なめらかな布をいくつもくぐって、白いもののなかで、わたしの体はぴったりと「幸福のかたち」のなかへおさめられていた。幸福、ではなくて、幸福のかたちのなかへ。微笑んだり、笑ったりするすべて .... 子育ては子どもの頃の復習だ

幼い我が子に
昔の自分を重ねる

ああだったこうだった
言いながら
あの頃見えなかったものが
少しずつ見えてくる

あの頃見えていたものが
少しずつ ....
ドゥン

ドゥン
                   ドゥンドゥン

          ドゥー―――――――――――――――――――ん


振り子時計が
朝の
六時を

音 ....
溶けたプラスティックみたいな血が
身体の中をゆっくりと流れている
その血が見せる幻覚は加工物臭く
張りつめっぱなしのジャズ・ドラマーのカウントのように
軒先からの雨垂れが地面を ....
わが子が泣くので
わたしはそっと抱きあげる
生まれたばかりの
からだを包む

そして
なるべく平易な言葉をかけて
わが子の視線の先を見る


ときに
わが子は泣きやまない ....
お疲れ様でした。
昨日の1月31日をもちまして、第6回批評祭・HHMの投稿期間を終了いたします。
ご参加、ご協力、ご意見、ご批判、その他もろもろ、目に見える/見えないリアクションをとってくださった ....
実家の二階にある寝室、家具の匂いが強い部屋で、幼かった私はしきりに咳をしていた。肺から何もかもを洗い出し絞り出すかのように激しい咳をして、掛布団を小刻みに揺らしていた。脳を巡る血液は熱く、著しく濁って .... しまっておいた物が見つからない
きっとかくれんぼをしている

不意に見つかるときは
隠れているのに飽きて
そろそろ見つけてよ
と言いたげに現われる

普段からよく使う
机の引き出しか ....
いかいかさん「荒地」
http://bungoku.jp/monthly/?name=%82%a2%82%a9%82%a2%82%a9#a06

 荒地では存在というが存在が無視されていく。自然 ....
空が何も言わなく成って

もう随分と時が流れた

雲が背中を見せて

流れ過ぎ去り

稜線に時折光が遊んでも


空の無い絵が貯まるに連れて

益々沈黙で地に押し付けられる
 ....
るりるりるりら るりるいら
はりはりはりら はりはいら

瑠璃色のグラスに 祖母が水を注いだ
古い民家のちゃぶ台で 縁側から射す光が
グラス越しに ゆるりゆらめいて
幼いわたしを 魅了した ....
森のなかで消えてゆく向日葵のため息が
とてもせつなく感じられるのであれば
きみよ
虹色の風をもういちど友にすることだ

光には影があり影のない光はない、と
たくさんの人が言うけれど
影の ....
茶川賞貰ったって
それで食っていけるかって
言うとさ
そんなことないわけで
テレビ出て
タレントもどきみたいなこと
してるとかさ
その後パッとしないの多いじゃん
特に最近は

御言 ....
蛍を見たことがないから
あの光をしらないから
どうしても僕らは
つめを齧ることがやめられなくなる

――前時代の定義を簡単に説明できる程、僕の脳は若くないんだ

少年達は夜の都会の空 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの時、生きることが第一だった- 鵜飼千代 ...自由詩24*13-2-4
年の豆- 北大路京 ...俳句113-2-4
視力検査暗記して答えている- 北大路京 ...自由詩613-2-4
人間- 千波 一 ...自由詩8*13-2-4
海の使者- オキ自由詩3*13-2-3
なんだかんだ超むかつくぜ頑張って、- まきちぇ ...自由詩413-2-3
宿命- 渡辺亘自由詩713-2-3
この海の底にとどく光- ねことら自由詩5+13-2-3
それは無いだろうよ- ドクダミ ...自由詩1*13-2-3
脳チャンネル_ひひひ- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-2-3
頭痛薬の処方の仕方を間違うと頭が半分個になっちゃうぞ- 赤青黄自由詩2*13-2-3
背骨が浮いている- 水川史生自由詩213-2-3
twitter- 葉leaf自由詩213-2-3
ボブ・ディランの肖像- 梅昆布茶自由詩23*13-2-3
応答せよ、応答せよ- すみたに自由詩2*13-2-2
ウェルダンは丸焦げとは違います- 北大路京 ...自由詩413-2-2
0/000- はるな散文(批評 ...313-2-2
子育て- 小原あき自由詩9*13-2-2
君は俺のことを許さなかった- 赤青黄自由詩2*13-2-2
死神のメロディー- ホロウ・ ...自由詩2*13-2-2
たとえちいさな光でも- 千波 一 ...自由詩7*13-2-1
後の祭の後に、祭の後の祭- 香瀬散文(批評 ...1*13-2-1
風邪- 葉leaf自由詩413-2-1
無くしたものとの対話- 殿岡秀秋自由詩813-2-1
【HHM参加作品】「荒地」- すみたに散文(批評 ...413-1-31
無言の空へ- ドクダミ ...自由詩6*13-1-31
るりるりるりら_るりるいら- 凪 ちひ ...自由詩8*13-1-31
虹色の風- 草野大悟自由詩3*13-1-31
茶川君からの手紙- 花形新次自由詩213-1-31
青い指- 赤青黄自由詩2*13-1-31

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