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いきた
きたい
たいき
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きたい
たいき
いきた
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たいき
いきた
きたい
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いきたい ....
牛が草を食む音が 聞こえてくる
静かな午後の平和に 仔牛は乳房に寄り添う
サンエチエンヌの草原で 見渡している
あの日 旅する雲は東へ アルプスを越えて
熱に浮かされたような 隊列 ....
テレビでも見ててと料理しなれてない手
あなたには、恋人がいますか。
掛け替えのない、人ですか。
賭け甲斐のない、人ではありませんか。
一緒にいたいと、思いますか。
ずっと、一緒にいたいと思いますか。
ずっとというのは、いつまでで ....
一番早くに鍵を手に入れたのはハオルシア、君だったね
薄暗い石像の並ぶ地下室に
大人たちが隠した小さ過ぎる穴
逆さまの天井に光るひとつ星
巡礼者だけが知っている秘密
(打ち明ける、打ち明け ....
24人の妻がいる
毎日こなしても
一人にとっては
3週間に1度になる
45過ぎて
さすがに一晩に複数を
相手にするのは
ベリーハードというか
ほぼ不可能だ
それをセックスレスと言われ ....
久々の晴れ間に浮かれていた午後
汗で膨潤した角質層が汗腺を塞ぎ
汗腺から出られなくなった汗は
俺の真皮の中で暴れている
汗よ
もがけ
閉じこめられた苦しみに
負けるんじゃ ....
コンパス
―家でコンパスを使って円を描く練習をさせて下さい―
先生から届いたメール
さあ、早速コンパスを使ってみよう!
こうして物差しで半径の長さを測ったら
紙に針を刺 ....
「苺いちえ」と書かれたレシートの裏側へ戻る
甲殻類が内耳を食い破る夜だから
獣のように丸まって時を凌いでいる
リンパ管を持ち上げながら千切ろうとしているのは
錆びた鋏のような赤茶けた概念だ
真夜中の青に染まっていく
....
ようやく
二本足で歩きはじめた我が子が
草はらで不意にしゃがみこみ
石ころや小枝を見つめている
あるいは
石ころや小枝のほうから
見つめてきたのだろうか
何かに染まりすぎ ....
私は生を受けてから このかた
目的について思いをはせることなど
滅多になかったと記憶しています
あったはずの目的 あるはずの目的
目的を持つことは美化されがちです
目的は善悪とは ....
....
見知らぬ言葉が料理してほしそうにこっち見ている
私は未熟だから
特別な何かを見つけたりできない
見たものをみたまま、伝えることしかできない。
私は未熟だから
有り難う以外で感謝を示すことができない
涙で悲しみ以外を表現できない
....
緑の葉先から一滴の雫が零れた
一滴の雫は私の腕に落ち壊れた
壊れないままの雫は葉先で揺れ
ぶら下がり地面に落ちて壊れた
私は頭上に雫になって落ちよう
雫のまま壊れず頭上に留まろう
....
実力がうえの者たちに善戦しても
勝てなかったら
何をやってるんだということになる
戦うということはそういうことなんだ
俺はいま戦っているか?
俺はいま戦っているか?
....
彼は詩と戯れている
彼は詩を知らないけれど
詩と深々と戯れている
だから彼は踊る
誰よりも美しく
彼は恋を知らないけれど
薔薇の愛撫も菫の接吻も
知っている
だから彼は踊る
あや ....
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には ....
夏野菜をピクルスにする
間引きのキュウリと
大根と
色鮮やかなパプリカと
あなたの傍にいつもいられますように、と
ピクルスは今日も味わいを醸す
灰色を塗りたくっている雲
散々泣いても
飲み込んでいくのだから
カッコつけた言葉を書いているのは
悟られたくない内側を
どうやって抱えていればいいのか
途方に暮れているから
貴方は大丈夫 ....
一生の趣味にしようとしてたのにタップシューズは押入れの奥
生の私を丸飲みにしてはいけません
春の潮の中でふやけて
米酢の中で骨も軟化し
渦巻く流れに皮膚もすり減って
卵のように丸く滑らかになっていても
どこかに人を呪う棘を隠しているのです
胃に刺 ....
向かい風は願ったり叶ったり
よく上がるぞ
追い風なんて当てにするな
向かい風を受け止め
駈け上がれ
多少の雨なんか放っておけ
雨雲は低いんだ
すぐに突き抜けるさ
雨粒を弾き飛ば ....
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
汗をかいた
汗で目がしみる
生物として
人として
うれしい
曇っていても
太陽を感じる
風が吹かなくても
体温を感じる
くよくよするな
汗をかけ
ひか ....
私の スカルは 玻璃(はり)の うつわ
スキルは からっぽ なにもないわ
I am a ボーンヘッド頭が固いって言われてる
けど いつかきっと はじけるのよ
石頭なりに 夢見ているの
....
だいこんおろしはきれいだな
ヒマラヤみたいにきれいだな
炊きたてごはんに
白いお豆腐
白い小女子きれいだな
だいこんおろしはきれいだな
だいこんおろしているうちに
残酷なこと ....
飴を取るときはひとつ
飴を頂くと手のひらにふたつある
言葉の意味を調べてひとつ知る
誰かと話をしていると
いつの間にか言葉の意味をふたつ知る
買い物帰りに今川焼きを買うときは
ひと ....
時は捲れて机の上
日に焼けて、みすぼらしくて
風が吹くと啜り泣く
紐の解けるような音で
雨に濡れそぼつ街が、ほんの少 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト
(3437)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
め
-
Giton
自由詩
1*
14-7-2
Atom_Heart_Mother
-
藤原絵理 ...
自由詩
7*
14-7-1
テレビでも見ててと料理しなれてない手
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-7-1
いとしいわかん
-
DAICHI
自由詩
8
14-7-1
ハオルシア_オブ_ツーサ
-
衣 ミコ
自由詩
4
14-7-1
ポール・ンガベ「セックスレス」
-
花形新次
自由詩
1+
14-6-30
汗よ_この地球の大気に飛び出せ
-
ichirou
自由詩
15*
14-6-30
コンパス
-
夏美かを ...
自由詩
37*
14-6-30
「苺いちえ」と書かれたレシートの裏側へ戻る
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-6-29
ぐしゃぐしゃに食い散らかす_—_Meatlocker_—
-
ホロウ・ ...
自由詩
2+*
14-6-28
接続
-
千波 一 ...
自由詩
9
14-6-28
目的についての考察
-
小川麻由 ...
自由詩
4*
14-6-28
削除
-
atsuchan69
自由詩
5*
14-6-28
見知らぬ言葉が料理してほしそうにこっち見ている
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-6-27
卵の哀歌
-
てんがね ...
自由詩
1
14-6-27
雫の夢・・・
-
tamami
自由詩
10
14-6-27
俺はいま戦っているか?
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
14-6-24
彼は知らない
-
塔野夏子
自由詩
6*
14-6-23
日曜の夜と月曜の朝
-
馬野ミキ
自由詩
2
14-6-23
ピクルス
-
鵜飼千代 ...
自由詩
12*
14-6-22
やさしいうた
-
クローバ ...
自由詩
2*
14-6-22
一生の趣味にしようとしてたのにタップシューズは押入れの奥
-
北大路京 ...
短歌
3
14-6-22
老いた私を食材に選んだあなたへ
-
イナエ
自由詩
9*
14-6-22
凧になって駈け上がれ
-
ichirou
自由詩
10*
14-6-22
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
-
北大路京 ...
短歌
8
14-6-20
もうしばらく汗で目がしみていたい
-
ichirou
自由詩
10*
14-6-20
セモリナ_フラワー
-
るるりら
自由詩
15*
14-6-19
だいこんおろし
-
犬大好き
自由詩
3*
14-6-19
ひとつよりもふたつ
-
ichirou
自由詩
11*
14-6-19
灼熱の化石には肉体の名残は無い
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-6-19
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