「これよりわたしたちがHHM2へ献呈いたしますガッピョーは」
「一組の【私と傍らの友人】の立体視です」
「二本の詩の交錯で編まれた網膜に、一網打尽な舌平目のムルソー」
「そんな散瞳はいやだ、「そ ....
深緑の忘却の中で私は啄木に深く共感する。
確実なものを求めていた私の何かが滝壺に飲み込まれてゆく。
逃げてゆくネズミの尻尾を追いかけるような真似はもうやめよう。
ただ素直に、誠実に生きよう。そし ....
はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ

かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
目が覚めて
隣に寝ていたはずの
ひとがいないと
私はひとりではないと知る

しなければならないことがあって
私が私に着陸したことに
感謝する
魂がからだに

少し今朝は
自分を気 ....
よくしゃべる星空に相槌を打つ げんこつ出してと
子等に言えば
なんと可愛い手が三つ
両手で六つ
げんこつの大きさに握った
おにぎりを一つずつ

パーを出してと
子等に言えば
なんと可愛い手が三つ
両手で六つ
 ....
たまねぎの
ちゃいろの
うすかわを剥く
のり、で
はったわけでもないのに
なかみのかたちに
ぴたりとはりついて
かわいてしまった
うすかわは
もう
うすかわ以外の
何者でもない
 ....
盗聴器に子守唄聴かせている この宇宙は
無から生まれた
無は
何もない真空のエネルギーとなった
真空のエネルギーは
10の80乗個の原子と
無限の未来に広がる力を生んだ

我々の身体や心の中にも
真空のエネルギ ....
不自然な学校のほうが
自然学校よりも
自然がよく解る

ブラック企業のほうが
ホワイト企業よりも
経済がよく解る

クチコミのほうが
マスコミよりも
世間がよく解る

だけど
 ....
大人達はいっていた
色んな種類があるほうがいいと
大人達はいっていた
相手のことを考えなさいと
いっていた
大人達はいっていた
周りを見て様子をもっとみるのだと
大人達はいっていた
も ....
苔むした三色ねじり棒が
時折脈動しながら回っている

脳天の禿げた主人は
「皮脂がいかんのですわ、皮脂が」
と、言いながら
頭髪の洗い方を指南するが
なぜ実践しなかったのだろう
と、不 ....
三月の終わりになると
サムイホシトカゲはいっせいに
繁殖行動に入る彼らの
背中いっぱいに蓄えられた
太陽のあたたかさを
子どもたちは一秋をかけて
サムイホシトカゲをポケットに詰める ....
死んだらどうなるんかな
魂どうなるんかな

なんで死てあるのかな
なんで生まれるのかな

眠るまえおもうけど
明日があるって信じてる
自分がいる
 
 
毎朝、職場に行く途中、ダイドーの自販機で缶コーヒーを買っている。
しばらくすると、その缶コーヒーだけ売り切れになる。二日くらい後に補充されるのだが、またしばらくすると、売り切れになる。他 ....
<イーゼル・ベーカリ>

イーゼルを看板代わりにした
街角のベーカリは通勤路
本日のメニューと季節限定
チョークは今日も鮮やかで

意外と個性の出るもので
あの人と彼女と彼と彼
 ....
求めていた職に就き、初めて出勤する朝、季節外れの冷たい雨が降っていた。雨は気が狂ったようにでたらめに地面を打ち付けているようにも思えたし、そのリズムに一定の規則があるかのように思えた。雨に .... コンビニのある風景の中で
あたりまえのように生きている

交差点に立って周りを見渡すと
視界に5軒ものコンビニが存在する
そんな生ぬるい便利さと手軽さに
日々愛撫され続けている生活を
無 ....
直線と曲線が折り重なり春がきました。そこは麒麟なんじゃない、キリンなんじゃない、きりんなんじゃない、夜のそこはまだ冷えるから

冷えたそこから声がする
長い長いきりんの首のそこから
聞いたこと ....
彼女は広くて一面真白の部屋で暮らしていました。それは、慎ましやかで、とてもおだやかな生活で、彼女はその部屋での暮らしを大変気に入っていました。それに、なんといっても彼女には愛すべき同居人がい .... ********
真珠秘話
********

海に照り返された日射しだけが 剥離し球体になって昇っている
あれは、太陽なのか。
美しい白銀の オパールに私を変える
変色しつ ....
捕まえられた殺人犯は
群がるマスコミ関係者に向かい
マスクをずらし
何か 喚いた

「あっ、彼が何か叫んでいます。
なんと言ったのでしょうか?
ちょっとよく聞き取れませんでした・・」
 ....
やがて
頭で考えても 予想できない順番で
クロスワードパズルに穴が開くように
時が 埋められ
確実に 君が、この町を去る。
すべてを
祝福に変えるレッスンが、始まった。

 ....
春の日射し
山間の里
富士の清水の恵みを人々に振る舞う
酒蔵の蔵開き
心に沁みる酒
わさびと酒粕のかおり
皆の笑顔と笑い声

一年振りの再会は
社交辞令の欠片もなく
互いに肩を ....
持ち上げては
こき下ろす
嘘をつかない人間はいないのだが

良い目を見たから許せないのか
騙されたから許せないのか
自分の嘘はばれたくないものだが

真実を追求する
マスメディアもか ....
朝起きると なんとなく湿った朝の空気が
私を眠りから覚ます

窓を開けてみると 
どこか生温かいかんじがする

もう春が来るのかな

春の雨は土を濡らし 葉っぱを濡らし
眠っている桜 ....
流されて、
すべもなく流されて、
どこへも、
どこの岸にも、
まったく辿り着いて、
などいない、
そことここ、
あちらとこちら、
まったく区別など、
できていない、
 ....
エコは信仰

おばさーんと呼んでも返事しない

三百六十五日ダイエット中!

噂の発信基地

マスゴミに染脳されやすい

化粧品の宣伝見る度、美しくなる自分を想像している

お ....
 

小さな世界のすべてが皮膚の上を滑り落ち床に僅かな痕跡を束の間残すころ狂気を孕んだ桑の実は庭で機会を逃していた、幼子の泣き声は無くてもいいもののように思えそれでも、鬱血した母親は張った乳房を晒 ....
(しらないドアノブはしらないひとが回すから、わたし手も握ってあげない)未満ちゃんは、ひとことダイアリーでさえ、このツン。(1日放置プレイしたドアノブのところへ結局こっちから会いにいってしまった)で、 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【HHM2参加作品】舌平目のムルソー(suigyo)を散瞳す ...- 澤あづさ散文(批評 ...6*14-3-28
廻る軌跡- ヒヤシン ...自由詩10*14-3-27
イタチ- イナエ自由詩18*14-3-26
今朝の気分- 朧月自由詩414-3-26
よくしゃべる星空に相槌を打つ- 北大路京 ...自由詩814-3-25
おにぎりとおいなりさん- 岸かの子自由詩8*14-3-24
うすかわ- そらの珊 ...自由詩19*14-3-24
盗聴器に子守唄聴かせている- 北大路京 ...自由詩1114-3-24
無、真空のエネルギー、そして無限の未来へ- ichirou自由詩10*14-3-23
不自然学校- イオン自由詩8*14-3-23
大人達はいっていた- 最都 優自由詩414-3-23
理容店- 山部 佳自由詩314-3-23
サムイホシトカゲ- Debby自由詩514-3-21
あしたみるゆめ- 朧月自由詩114-3-20
ダイドーの自販機- 小川 葉散文(批評 ...314-3-20
母と消火器_など四編- クナリ自由詩12*14-3-20
冷雨- 葉leaf自由詩214-3-20
アーバン・ライフ- 大覚アキ ...自由詩714-3-20
きりん/リレー詩- こうだた ...自由詩5*14-3-18
ほねのみるゆめ- itsuki散文(批評 ...314-3-18
はちきれんばかりの_おもいのままに_三部作- るるりら自由詩9*14-3-18
言葉- Lucy自由詩9+*14-3-17
匿名の春に、卒業と_名付けよう。三部作- るるりら自由詩4*14-3-17
蔵開き- ichirou自由詩12*14-3-16
嘘つき- ただのみ ...自由詩24*14-3-16
春の雨- 葉月桜子自由詩1*14-3-15
水の紀- 千波 一 ...自由詩414-3-15
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の一- 泡沫恋歌俳句9*14-3-15
楽園の鳥たち- ホロウ・ ...自由詩2*14-3-15
【HHM2参加作品】ドアノブと未満ちゃんの事情 - 阿ト理恵散文(批評 ...8+*14-3-15

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