家に帰ると
娘らが星を食べている
お椀にいくつか
飴玉ほどの小さな星屑を入れ
テレビの教育番組など見ながら
気軽に口に運んでいる
おいおい、いいのか
と思ったが
今日日やってはいけない ....
くだらないことばかりかんがえてるから
いま、おなかをくだしてる
ひとつのすいかに
いくつのたねがはいっているのか
しりたくて
ひとつのすいかを
ひとりでたべちゃったから
 ....
心にもないことを言うときは
心はどこにあるのだろう

言う言葉だけがそこにあって
心は上空三メートルくらいから
こちらを見下ろしている

だからあの人とは
いつまで経っ ....
弾む声良いことばかりあった夜あなたの愛が私を誘う

慎重に神経質になりすぎず素直に自由に今を満喫

暖かい部屋から外に出たくない粉雪見れば寒さが増した

近所からたくさん慈姑頂いたお節料理 ....
蝉時雨の中に 「ただいま」を探す 「おかえりなさい」が言いたくて


夕空に ひぐらしの声 吸い込まれて 夜になれば 花火に変わる
抱きかかええて寝た一升瓶に麦茶が入っていた  
あなたが連れてきたのは、雨と汗のにおい

あなたはシャワーなんてあびたりしてさ

あたいは期待とソファーに包まれるのさ


 
孤独の神がいたら 僕は貴方に愛を与えたい
その孤独を分けてもらえるなら 話しかけないが手に入れる
愛も恋も知らないなら 知らない分を僕にください
その知らないは 誰よりも知っ ....
明日に向かって愛を呟き
夢を思い描いて 必要な物を準備した

逆風が来ると 逆風以外僕にはないと悲観する
愛をこんなにも呟いてるじゃないか

掴みたいから明日に愛を呟いた
それは ....
犬を連れた二人の男が行き会った
血統書付きの犬を連れた方が自慢を始め もう一方に
「雑種なんか飼うのは時間の無駄だよ」
ああ 好きか嫌いか別として
そんな考え方があってもいいのだろう
もっと ....
職場に新採で入ったころ、上司に古いタイプのサラリーマンがいた。私とは歳が大きく離れていたので、当然考え方に世代間のギャップがあり、そこで小競り合いのようなものが発生したりした。組織は異なるイデ .... ぼさぼさの髪で起き上がって
冷蔵庫からグレープフルーツを取り出す
今日は関節が痛い

カーペットは今クリーニングに出してる
蜂蜜色の床にそのまま寝そべって
果実の匂いを嗅ぎながら
窓から ....
埃まみれの10年ものの扇風機は部屋の片隅でいつ発火してやろうかと考えているよ

  毎日毎日遅刻ギリギリで飛び出すあの娘
  今日だってきっと、足の指で止ボタンを押すんだ
  どうしたって10 ....
「あいつは野心家、我々の敵だ、気を付けろ」と語る人
「気を付けろ」というのに
その人の目には諦めの色が
なみなみと湛えられている

同じものを見て私は
「不器用な愛」ではないかと思う
ま ....
誰かに
あたえられた価値観で
装飾したわたしだった

真実を直視するのは

思っていた以上に
重くて
でも
おかげで
地に足が着いたような気がするよ

自分を知るたび


 ....
雹かな?と思ったけど、シラウオだった
晴れマークの天気予報が
小魚が 朗らかに ピチピチはねて
アスファルトの下で壊死していた イノチも復活

死者だって降ってきて 必死に飛び跳ねて ....
あの頃わたしの精一杯で生きていた。



遠い記憶は優しいものではなかったが
大きな怪我も病気もせずに
三十年以上生きてこられた。
親には感謝すべきなのだろうが
生憎ずいぶん前 ....
思い出した

深夜放送で読まれた骨肉腫の高校生の女の子の
手紙
中学生の僕は
いのちというものをはじめて意識した
しばらくして女の子は亡くなった
女の子が好きだった深夜放送
僕も毎 ....
坂道を 上ることには 意味はない 上る自分に 意味がある フィヒャアー
フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
ママにだっこじゃなきゃ泣いちゃうもん

フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
電気を消したら泣いちゃうもん
でも眠い時は暗くしてほし ....
投げキッスして逃げ去る足にドクター中松のバネの靴 蝉といえばハルゼミ。ぼくは春の東北の山を訪ねるまで、こんな恐ろしい蝉の音があることを知らなかった‥
頂きにとどく高さのモミやミズナラの梢から、一里四方の谷を震撼させていた。その虫は親指ほどの大きさも ....
並ぶつもりで
並んでいるのではないし

何億光年も離れた小さな星の住人が
語り伝えた
神話など知らぬ

集まって
輝いているように見えても
それぞれ
果てしなく遠い

線でつな ....
飛んでいる矢は静止していることに
時熟できる者は決してゼノンのパラドックスが
あながち間違いではないことに気づく者であり
現在は常に過去であることを知る者であり

おのれを時間化することにい ....
おばけ不足で夏を迎えた    窓を這う
   ゴーヤの日除けに
   蝉の声

   首に巻いたタオルで
   額の汗を拭く

   夏の昼下がり

   冷たい麦茶と
   生ぬるい扇風機
   微か ....
生まれた、とパチリ。
立った、とパチリ。

ともだちができた、パチリ。
ケンカをした、パチリ。
たくさん泣いた、パチリ。
好きな子ができた、パチリ。
身長がのびた、パチリ。
ピアノがひ ....
瞳の奥底に隠れてこっちを覗いている
裸の抒情の手足を縛り上げ
哭きながら何度でも犯し続けよう
石切り場から運んできた
重い想いを凪いだ風に浮かし
寛容な字面をことごとく摩耗させて
のっぺら ....
元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる

そんなこと考えては

練習している、何を

元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる ....
分断された悲劇
繰り返す応酬
反射する憎悪の悪夢
報復の名のもとに祭り上げられる犠牲者



物言わぬ亡骸をいいことに
物言えぬ霊魂をいいことに
報復の根拠とされる犠牲者
 ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おやつ- やまうち ...自由詩1214-8-4
なつのせみもないてた- 小原あき自由詩6*14-8-4
心にもないこと- 小原あき自由詩8*14-8-4
神経質- 夏川ゆう短歌114-8-4
- ミツバチ短歌314-8-3
抱きかかええて寝た一升瓶に麦茶が入っていた- 北大路京 ...自由詩414-8-3
期待- 殿上 童自由詩20*14-8-3
煩い静寂- 陽向自由詩3*14-8-3
輝き- 陽向自由詩2*14-8-3
詩と詩人と似非批評- ただのみ ...自由詩21*14-8-3
自然- 葉leaf自由詩314-8-3
今日は引きこもり- モリー自由詩6*14-8-3
扇風機の口癖/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩12*14-8-2
繰り返す歴史の中で- 森川美咲自由詩2*14-8-2
わたしを知るたび- はなもと ...自由詩414-8-1
「おかえりなさい」- るるりら自由詩18*14-8-1
さよなら、お母さん。- 永乃ゆち散文(批評 ...714-8-1
深夜放送- ichirou自由詩814-7-31
自分自身- 陽向短歌2+*14-7-31
フィヒャアー- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-7-31
投げキッスして逃げ去る足にドクター中松のバネの靴- 北大路京 ...自由詩714-7-31
夏の蟲- Giton自由詩3*14-7-31
プレセペM44- Lucy自由詩18*14-7-30
脱自的思考力(“存在”の序章として)- HAL自由詩3*14-7-29
おばけ不足で夏を迎えた- 北大路京 ...自由詩414-7-29
【_昼寝日和_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-7-28
ピースの嵌まる音なんて- DAICHI自由詩114-7-27
わたしは喜んで嘘を書こう- ただのみ ...自由詩27*14-7-27
練習- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-27
アンインストール_オール_オーバー_パレスチナ&イスラエル- komasen333自由詩2+*14-7-27

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