私の...
世江








何気ない言葉が、私の胸の奥深くを抉る。












“痛い”なんて言葉一つで片付けられる様なものじゃなくて、
苦しみ耐える時間だけが上積みされていく。






こんな時、涙は流れることなくて
声にならない声だけが響く。





押し込められた感情は尚も膨らむ一方で、
小さくする術を、私は知らない。
















…いや、それさえも押し込んでいるのか?


























逃げたのは、あいつじゃない。




いつだって、私だ。













罵られるのは慣れている。









“たかが、小娘。”って言葉も。





















その言葉に勝てる力を持ってることも知っている。






















無限大で、恐ろしいものだということも。






自由詩 私の... Copyright 世江 2013-03-25 08:54:21
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