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翼と靴を売って、歌を買いました そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


簾に打ち水
蚊取り線香
朝顔凛々しく
ついでに懐メロ

 ....
インク花の囁きのさやかなるここは
六月の雨の庭
アジサイの清楚に花盗人の恋をする
いのちの謳歌の聴こえる
ほら、あちらではカエルも
カタツムリもそれぞれに
恋をしている

乙女もわざと ....
あの{ルビ娘=こ}が部屋から出なくなって
もう既に一年の半分が過ぎたはず
年越し蕎麦も初詣も 
僕へのチョコレートも無かったね

あの娘の部屋は
もう既に取り壊しが決まってる
古い古い  ....
きのう眠るときに
神さまわたしはしあわせです
と強く思った
いくども、いくども

今朝起きてまだ
しあわせだ
強く思える、いくども
いくども

からだがくたくたで
いまベッドのな ....
ひかり草がきょうは青紫を纏い
インク花はそれが気に入らないらしく
いつもより繁殖している
間違えるなと言わんばかり

ひかり草は気がついて少しピンク色を帯びた
あくびを一つしたのはそれは
 ....
一月も終わりの午後五時
ひとは空にさよならの意味をみる
悟っていますとしるしを頬にのこし
そんなものを持っているさいわいなひとならば
家路へ、と

かなしさは漆黒へは入り込めない
だから ....
意味のないのが意味かもしれない
日常積み重ねてゆきながらいつか
ひとは壺に収まるかなしいねとか
本当に思えるかないまこのたった

いま、に

考えているのは絶対に目の前にあるのは
それ ....
書き留めた春は儚くて
夢香のように消えてゆく
さえずる鳥は初夏を待ち
孵ったあの日を忘れてる

きらきら、と
ではない夜の星も
さやさや、と
ではない風の声も

きらきら、として
 ....
帰っては来てほしくない
波もいつかは帰ってくる
それが自然の営みで
逆らうことなど考えるな

と記された記憶のそこの
谷間にはあるのだろうか
あの町が
揺れる稲穂が不似合いに

原 ....
軽い手荷物で降り立った
六月の駅
梅雨の晴れ間
見あげると若い鮎が
翼を休めていた

炎上、
前の雰囲気のなかで
穏やかに営んでいる街路

山羊のこどもに
みちをたずねると
右 ....
オーガンジー越しの白色が
夜明けを告げる
曇天のようだ
、ついてないな


誰もいない部屋で
あなたに語りかける
胸のロケットペンダントのなかの
白い骨が

応える
のを待つ ....
鷹が雀を産んだ
鷹はとっても悲しんだ
鷹は雀をわが子と認められずに
鷹は雀をみなしごにした


雀が鷹から生まれた
雀はそれを知らなかった
雀は親を恋して探して
雀は諦めないままその ....
乾 加津也さんのもっぷさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
高原の青い薔薇- もっぷ自由詩615-6-28
風流夏館- もっぷ自由詩914-7-6
六月の埋葬- もっぷ自由詩5+14-6-27
巣篭もり- もっぷ自由詩314-1-24
音楽- もっぷ自由詩713-6-6
ひかり草- もっぷ自由詩313-6-1
あかね- もっぷ自由詩413-1-29
秋空読み- もっぷ自由詩312-10-10
の、誕生- もっぷ自由詩312-9-23
あの町- もっぷ自由詩312-9-21
六月の駅から- もっぷ自由詩612-6-24
白色- もっぷ自由詩412-5-29
雀、悔いなく- もっぷ自由詩312-3-24

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