女性は素直だから
誰もがその国の文化を体現している
日本人なのかもしれないね
考え方を否定することの無い君も
それにしても
行きつけの中華料理屋には 飽きてしまった
料理は 不思議だ
 ....
手がふれる、という覚悟と、手がふれた、という諦念の間には、ほんのわずかの隙間があって、わたしはだいたいそこいらへんに住んでいるのじゃないかと思う。わかっていながら、実在に達しない、その、なんとも。 .... 雨あがり
ひたひたとどこかで
小さな眼が
光っているようだ
きっと虹を隠しているんだ
あいつら
カナヘビたち


すこしずつ
空の時間をずらしている
気をつけるんだな
光ってい ....
旅先の朝
隣のテーブルは
幼子と祖母

みいちゃんは、
しんかんせんで、
あのね、あのね、

伝えたいことがあるのだ
オレンジジュースが
朝日にゆれる

私は
私のほんとうを ....
ふくらみかけているのに
信じることからさけていた
体中に細い針がいくつもいくつも刺さって
抜いては星の砂の中へと仕舞った

他人も自分も
自分も他人も


打ち寄せて返す ....
 /朝焼けを待つ。そのあいだに。口当たりのいいことばかり。話してしまうのを許してほしい。希望や。理想。その怪物的な言葉たちの。立つ瀬がなくなっていく。冬の夜の海浜の。そこここに。誰にも模写されたことの .... 口の利けないわたしは左を指差して
魚群がそちらへ移動していく

内緒の本棚に三歳からの日記を並べ
旗を振る夕べ

トカゲたちの尻尾を踏もうと遊ぶ
シルクハットの猫とその杖

水道管を ....
閉店までコンドーム売ってる棚の前でけわしい顔してるだけのバイト

謝るからリズムよくフィギュアの首を抜いたり挿したりするのやめてよ

第一回写メ撮られるまでカマキリの真似して街を練り歩くオフ
 ....
ブルームーン、青くないねって笑ったきみの犬歯にかかる流星

これきりとかわした肌に露が落ち二度目の月が白く微笑む
4:42AM
きみがてのひらで
目かくしをしてくれる

いいにおいのする
やわらかい暗闇が訪れ
どこかで
列車が動きはじめている

八月の終り
きみがてのひらで
目かくしをし ....

おそいかかります
路地では
放水があって
みなが
逃げた
きみのくれた
お菓子には
黴が
はえていた
唾ごと
吐きだして
何度も
コンクリートに ....
2階の窓の下から
ざあっざあっと
枯葉を掃く音が聞こえる 

朝になると
向かいの家のおじいさんが 
箒ではく音だ 

日々の雑念というゴミが 
すぐに溜まる僕の心も 
あのおじい ....
のどかな黄色いひかりに

白い雲がぱっぱっぱっと

目印のように浮かんでいます

ひかりの圧が緩んでいます

ぼくは指を震わせながら

考えたことを打っています


夏が逝き ....
夢精した、全裸で煙草を吸いながら、パンツを洗濯機にかけていると、不穏な音、次第に加速し、やがて一定の間隔で、洗濯機が大きくゆれるようになる、傍の金属のラックが軋んだ音を立てる、きょうは電車に乗って、電 .... 何のために
詩を書いているのか
僕にはよくわからなくなった
だけど 書いていた



彼女が好きで
授業中いつも見ていた
ぼんやりと
なぜだろう

何のためなのか
誰の ....
ファネーチカ
発音が響く
茶色い地味な装丁の教科書
やわらかいO(オー)とЯ(ヤー)
教室の端と端
長いすにかける
座り姿が美しい
ハラショー

鳩は飛び立った/極寒がやってきた/車 ....
インベーダーゲームみたい。bang、それからshoot、戦うことしかでき
ないので自滅の最終章。これはきっと運命なのって、ブロックひとつ
壊して、はねかえるビームにやられた。コンティニュー ....
僕らは終わりゆく夏の片隅に凭れている
空中に半透明の骨がいくつか漂っている
(時々うっすらと虹色を帯びて見えたりする)
何が朽ちたあとに残った骨なのか などと
僕らはもう考えることもな ....
茅ヶ崎駅近くのライブハウスにて 
カウンターに並んで座った 
詩友の欣(きん)ちゃんは、店員の女の子に話しかけた 

「名前、なんてゆうの?」 
「かれんです、名前負けしてるんですぅ」 
 ....
ほそながい野菜はよく噛んで食べるんだよ
そう、きこえる
ぼくは眠っている
がじゅまるの根元
つる植物が引き倒そうと手を伸ばして
伸ばし果てたんだよ
そう、きこえる
ばあさんの声 ....
喋った記憶を遡ると
人の中で泳いでる

かたちはおそらく金魚で
よく冷たい水に潜る
ぷくぷくと泡が声に変わる
耳には届かない

書いて書いて書きなぐって
でも読めないので泳ぐ
紙は ....


きみがほめてくれた鼻梁のさきから

からだはくさりおちていきます

(崖にたつ風車たちがうつろにめをまわして

入水自殺をこころみるたぐいの


そうして盲いるときは

 ....
もちろん
お金や地位や金メダルや銅メダルで
人は幸せになるだろう
私は

もちろん私は世界にたった一人なのだからそういった意味で存在自体が金メダルみたいなものなんだろうとは思う思うけど理論で ....
心臓も歌う
幾筋もの光のもとの
Tシャツを洗う
胸に剥いた
雨の運ぶ
誰のでもない額は
手のひらにすべる
きみは歌う
仙人掌になりたい
心臓も歌う
でも今日ではない
や ....
折れなかった骨と断裂しなかった筋肉のいったいどんな関係性で
箸をのばしたのか
ちゃんと理解していないいろいろと理解していない
身体性がどうとか、箸について、もうそれは新しい骨格とみなして、僕のこ ....
{引用=恋人へ}


あじさいの
ような淡い青の水彩
ゆめをみていたのは僕だけ
慣れない万年筆のインクが
しろい便箋に滲んだ

あの日付は遠い

風はよく吹き
小道はかすかな日 ....
お昼寝の時間
うまく
流れに乗れなくて

眠ったふりで
じっとしていた

人影がくる
園長先生
ことば
かわすわけでなく

寝顔を眺めて
うなずいている
そうして

ブ ....
うさぎの
あたまが
たいへんに
わるくて
いしの
そつうが
できないから
せんきょけんが
あたえられず
せいじさんか
できないから
うさぎに
じんけんはないし
うさぎは
ひ ....
あ、あ、って、口のかたち、壊さないで、息を、ゆっくり、吐いて



天使がどこに隠れているかはぐぐれかす 合わせ鏡の一番奥か?



『シャブ、草、LSDに覚せい剤 ....
毎日はどこまでも続く微熱のテンション。きのうのじぶんを殺しながらめざめた。散文の日々。ネジを閉める穴が空いていた。見せびらかすように、太陽で暖まる前のコンクリの上を急いだ。

 ....
夏野雨さんのおすすめリスト(3677)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なぜ- 番田 自由詩212-9-13
届くとか届かないとかのこと- はるな散文(批評 ...812-9-11
そうしつ- yo-yo自由詩1012-9-10
モダン・タイムス- umineko自由詩12*12-9-10
彼方へのステップ- 唐草フウ自由詩11*12-9-9
朝を待つ- コーリャ自由詩612-9-8
A,_B,_C...- 渡邉建志自由詩712-9-7
空飛ぶ紐パン- 魚屋スイ ...短歌3*12-9-4
ブルームーン- はるな短歌312-8-31
目かくし- はるな自由詩712-8-30
under- イシダユ ...自由詩912-8-29
おじいさんの箒_- 服部 剛自由詩512-8-28
八月の秋のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩912-8-28
自動二槽式マキナ- 魚屋スイ ...自由詩7*12-8-28
不要な言葉- 番田 自由詩312-8-28
ファネーチカ(orインタラクティブ)- メチター ...自由詩3*12-8-27
きみが架空の主人公- しもつき ...自由詩24+12-8-26
晩_夏- 塔野夏子自由詩9*12-8-25
貯金の音_- 服部 剛自由詩512-8-22
Mr.夏バテ- ズー自由詩1*12-8-22
ぱたぱた- しべ自由詩612-8-16
生贄- コーリャ自由詩912-8-11
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しあわせとかなしみのローテーション、そのためのローション79 ...- さわ田マ ...自由詩2*12-7-30
二十三歳- アオゾラ ...自由詩512-7-27
ブランケット- umineko自由詩8*12-7-24
エンデウミオン- 6自由詩412-7-20
きみにあげます- コーリャ短歌212-7-14
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