嘆こう
いつか早朝のラジオで聴いたんだ
「前半しっかりと絶望すること。
 それが復活や飛躍への、ステップになるのです」
私たちの脳は生きるために
絶望と絶頂を繰り返す

友だちが教えてく ....
 今夜のチャリティ朗読会を終えた僕は、家路に着く夜遅い電車に乗りながら、今夜Ben’sCafeに皆で集った「チャリティ朗読会」の意味を、感じていました。
 朗読会を終えて、ジュテーム北村さんがかた ....
冬の窓押し開けとおく空を見る瞳をのぞく異端者のごと


言葉いまだ伝えきれずくちびるを噛む、ただ強く血が通うよう


口寄せてささやく夢よ火と燃えてこころに満ちる雪は今しも


いた ....
聞こえて来るものがある。遠い過去から聞こえて来るものがある。それでもそれは今ぼくの耳元で鳴っている。ノイズ。新宿のエスカレーターを下っていく友人を見ながら、私は友人がこれから会いに行く人のことを考えて .... 声と言葉のパフォーマンス、PPWを主催している。(PPWについては僕のフォーラムのHPを参照してください)
また、同じ場所で服部剛さんが主宰しているぽえとりー劇場や、別の場所で催される詩の朗読会で、 ....
いつのまにか足首のかたちが変わっていた
このところ続いてる春にしてはひくい気温のせいか

映画館でまぶたにふれたりだとか
苦いコーヒーを胃にそそぐように
うまくできないことだらけ
罫線がじ ....
 編者は泉鏡花文学賞受賞者で、童話や詩も書くマルチ作家の寮美千子さん。そして掲載されている詩の作者は当然ながら実名を避けて、標題にある通り少年刑務所の〈受刑者〉となっています。

 なぜ、この詩集 ....
 ここでとりあげる{ルビ佐藤泰志=さとうやすし}・著『{ルビ海炭市叙景=かいたんし じょけい}』は長らく絶版であったが、2010年の秋に文庫化が実現している。ほぼ同時期に映画化もされており、内容に言及 .... こんにちは。詩のレビューをやっている者です。

これまでにいくつかレビューを書いてきました。それを見た人が「こんな
のでいいならおれも書けるぜ」と思い、にわかにレビューが盛り上がる!
というよ ....
いつも見ている夢は風景として壊されずにある
ヒビすら入らない
傷つかない

虫の群れのような街にシャンデリアみたいな雨が降る
道路にこびりついた体液が泡になっている
冬が溶けていく匂い ....
歩道橋が夜を迎える。
道の基点から、夕雲は暗雲へと変わる。
歩道橋は震えていた。
頑なな心に、歩道橋の震えは伝わる。
むすこをからかってたら
つきとばされた

もくせいのあたりでふんばって
ちきゅうにもどった

まだうちゅうりょこうに
たびだつわけにはいかなかった

それでもちじくはかた ....
うすあかるい
海風が流す真昼
爪のように剥がれ落ちた
湿った雪がすべてを埋め尽くそうと
降りしきっています

  昨夜の暗い雪雲の切れ目に凍えた
  遠い闇に抱かれた青白い星が寂しすぎて ....
ギザギザの
気温の折れ線グラフの
端がほつれて
光の縦糸が
眠たそうな家並に
垂れ下がる

カチカチに
凝り固まった表情筋の
端がほつれて
微笑の横糸が
路地裏の野良猫を
追い ....
星落秋風五丈原を暗唱できる
などの
わだいを
だすが
きょうみがうすく
あいてにされないとわかる

100円のすしを
たべにいくと
いっていたから
200円のすしを
たべようと
 ....
僕の中で何かが決壊するとともに
完全に終わった
真夜中は爆発して
ウルトラマリンの朝が始まる
その青さったらなくて
スコールのように
目にじゃばじゃば入ってくるんだもの

原色の獰猛な ....
黄色い帽子をかぶった女の子が

お母さんに手をひかれて

ちょこちょこ小走りに

横断歩道を渡っている


いくつまでお母さんの手を

握っていられるのだろう

無邪気な笑顔 ....
こうやっていつも春は来る

嫌いになったわけじゃない 彼女はどこへいったのだろう
途絶えた連絡は 繋ごうとしないから 切れていく
忘れたふりしていていいよ 笑っているなら それで

 ....
野生の鶏が森に溶ける朝
立ちのぼる夜の残り香
白く踊る靄
女たちのはごろもの袖が
空に還るよう
斜めに抜ける鉄道の跡地に
芽吹く春を見守っている
私の肩に麦をふりかける人よ
瞳は黄金を ....
今も変わらず君は舞台に立ち、故郷の燃え
たぎる夕陽の耀きを、客席の一人ひとりの 
胸へ、放射する。僕が最も弱っていたあの 
日、濁らぬ瞳できらきらと「君は素晴らし 
い」と言ってぽん! ....
)?
ことばに鍵をかけて生き埋めにしてやろう
(その上をアスファルトで固めて 」
「駐車場にしてやろう)

‥はてな

凹凸と窪み
まもなくどちらか裏切れば
白い造 ....
私の母は奇跡を起こした
汚染された体でふたりも子供を残しどちらも大人になった
母は最大の炭坑の町で生まれ育ち
彼女の父は炭坑夫で体中を癌に冒された
彼女のきょうだいもみんな癌に冒された
きょ ....
にょうろりにょうろり長い紐

トタン屋根またがり

ポストくぐって

にょうろり、にょうろり

どこまでいくのか

酒屋のシャッター錆びの穴

にょうろりにょうろり

中に ....
かぜのうた あなたとあるく ふゆのまち せかいはこんなにも うつくしいのだ



どこにもない ここにしかない はじめてしった たったひとりの いまここあなた



とおいつき ゆめの ....
りんご静かに

さびしい時に、お友達から
手紙がとどく
さびしいんでしょう、
白い詩がすきなんでしょう
さびしい時に、お友達から
手紙がとどく
あけてみれば、
一枚の白い便箋。
あ ....
世界の果てに 椅子を二つ置いて
暮れつづける夕暮れと
明けつづける夜明けとのあいだで
いつまでも 話をしていよう

午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
               110221


どのキィーでもいいのですと
演奏家のお兄さん
とびきりの笑顔を向ける
今年85歳の父が
謡いたいといい
出せない声を張り上げる
初めて ....
{引用=みずうみを およぐ
底から数センチ上、
ひとたまりも なく
ひとは 笑うかもしれない
ぼくは無力 だと
ぼくも 知っていたから
あきれることも なく
ただ 光を 見つめる ....
「悠々自適な生活、老後は江戸へ」と
街頭ビジョンに八百八町が映る

隣を見れば

「未来のテーマパークで新しい興奮を!」
と、目にうるさいホログラフの看板

現在更地のあの場所に
1 ....
夏野雨さんのおすすめリスト(3677)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嘆く背に桜前線の風が吹くように- たちばな ...自由詩19*11-3-19
チャリティ朗読会の夜- 服部 剛散文(批評 ...311-3-14
冬の窓- 石瀬琳々短歌5*11-3-10
【批評祭遅刻作品】殺し、やわらかい雨の中で(山茶花オクリ讃1 ...- 渡邉建志散文(批評 ...5*11-3-9
【批評祭参加作品】朗読についていくつか- rabbitfighte ...散文(批評 ...9*11-3-8
らん熟- アオゾラ ...自由詩211-3-8
【批評祭参加作品】空が青いから白をえらんだのです_奈良少年刑 ...- 石川敬大散文(批評 ...8*11-3-7
【批評祭参加作品】となりに、近くにいる人は簡単には理解しえな ...- mizu K散文(批評 ...4*11-3-6
【批評祭参加作品】レビューを書かない7つの理由- 露崎散文(批評 ...18*11-3-6
恥ずかしい街- コーリャ自由詩411-3-1
歩道橋- ブライア ...自由詩5*11-3-1
宇宙の地軸- 小川 葉自由詩611-3-1
まひるのりんかく- たりぽん ...自由詩411-2-27
ほつれる- nonya自由詩22+*11-2-27
丹大滅名- 6自由詩111-2-26
2012- 真山義一 ...自由詩2111-2-26
幼い日に- 橘祐介自由詩7+11-2-25
Endless_Goodbye- ゆうと自由詩211-2-25
鶏の香り- たちばな ...自由詩15*11-2-25
Favorite_Friend_- 服部 剛自由詩311-2-24
はてな- アラガイ ...自由詩6*11-2-24
[pass:mrKg9osnj]- 凛々椿自由詩1211-2-24
にょうろり- 橘祐介自由詩811-2-23
冬(三)- 青色銀河 ...短歌111-2-22
りんご静かに- m.qyi自由詩511-2-22
週_末- 塔野夏子自由詩19*11-2-21
美術用品のある日常- 吉田ぐん ...自由詩3311-2-21
エニー・エンター・キー- あおば自由詩4*11-2-21
mizu.umi- ゆうと自由詩311-2-21
飛べない鳥- Seia自由詩211-2-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123