ぼくは詩を書きたい
知識は完全なものではなく
時には無効となる
今日もまた
朝の散歩をしていると
爽やかな風に出会いました
夏の朝
暑くなる前のほんの少しの間だけ
明る ....
まどろむ中で目が覚める
ここはどこだ?
一瞬自分が誰かも
どこに住んでるかもわからなくなっていた
それにしても静かだ
土曜日の朝
少し曇りがちな朝
ひんやりとした ....
地の底から
這い出た時
そこには
鋭い三日月があった
羽を切らないように
そっと飛んだ
深い深い夜の底
湿ったアスファルト
どこか涼しげな蒸気
空には
鋭い ....
ぼくは詩人
静寂なる空間は心を癒し
癒す心は静寂を創りだす
今日もまた
夜の散歩をしていると
月の光に出会いました
澄みきった夜空に
煌々と輝き
ぼくとぼくの心を照らす ....
ずっと約束してたのに急に会えなくなったあの日
「ばか」
君が僕に送った二文字のメール
次の日早朝に会いに行った僕のお待たせしましたに
「ほんとだよ」
少し間を置いて君が呟いた一言
....
人は誰しも自分の世界観を持って世の中を見ている。
例えば自動車学校の教官は車。
「道路上では必ずしもみんなが交通ルールを守っている訳じゃない。
でも、そんな中でも自分の身は守っていかなきゃ ....
僕等殺意って牙に麻酔をかけて生きてる
容易く揺り動くそれは、人が人と暮らすには鋭過ぎる鋭角
否定の局地に立って人は、ようやく息を吐くことが出来るというのに
僕等息を、息を吸い続け ....
テレビをつけると
いつの間にかスポーツニュースが始まっていて
きっといつか見ただろう中年の男が
神の立場で
野球をカミカミ語っていた
もうすっかり名前も
投手だったか野手だったかもわからな ....
私とあなたの間には
いつも一枚の窓があり
互いは違う顔でありながら
窓には不思議と似た人の顔が映る
私とあなたの間には
いつも一輪の花の幻があり *
互いの間にみつめると ....
楽しいな
楽しいな
楽しいな
愉快だな
人生もっと楽しまなきゃ
ゲラゲラ笑って
ゲラゲラ飲んで
ゲラゲラ歌って
母ちゃんの為なら
えんやこーら
子供の為ならどっこいしょ
....
悲しみは なぜ
訪れるのだろう
忍び足で 近づく音もたてずに
涙は なぜ
こぼれるのだろう
想いの泉 溢れて・・・
自分に素直に やさしく生きる
そんな子供が 生 ....
日々の営み
食べかけのマンゴー
砂のようにどこまでも
ずれていく少年
手段を知っている僕たちは
まだ本当の悲しみを知らない
日々の営み
食べかけのマンゴー
それが癖であるかのように微笑 ....
重くのしかかる空の雲は
梅雨入り宣言を確信させる
長く続く雨の中
傘もささずに歩いてみる
路地裏で黄色やピンク色の傘が咲いている
小学生の下校途中
梅雨も悪く ....
ぼくは詩を書きたい
雨は雨であり
風は風であり
人は人である
今日もまた
朝の散歩をしていると
雨風に出会いました
家を出るときから
雨が降ることはわかっていた
....
黒猫 道で倒れている
わたしは黒猫 抱き寄せる
黒猫はわたし 抱き寄せる
黒猫 血を吐いている
わたしは黒猫 さすってる
黒猫はわたし さすってる
黒猫 風にじゃれている
わたし ....
やまびとの散文詩 断片12
わたしたち、やまびとが星々を汚した罪が
償われる日が訪れた。それは二百年の歳月を必要とした。
幾世代にわたる長い期間であった為に、
もはや悲願であった。
青い ....
{引用=
なぜか生き延びて、
帰宅すると
既に ことばが在った
このことばに アソビ半分 というよりも、
理由のない つよい衝動によって
試みに 瞼を閉じ 映りつづくことばの像を ....
ぼくは詩を書きたい
自分の過去が幼く拙く思うのは
自分が成長しているからである
今日もまた
朝の散歩をしていると
小鳥に出会いました
まだ幼い
飛び立とうとするも
飛ぶ ....
僕は秋葉原の
メイド喫茶出入りしてる
テレビではダウナー系の
女性殺人容疑者が
毎日出てくる
もしくは不細工な
IT企業の社長を
そそのかしたアッパー系の
....
一
父は
生まれた時から
わたしの父であった
母は二度の流産を経験していて
私の時もずいぶん危なかったらしい
わたしは
生まれる前から
強さと弱さを持っていた
父は私をお ....
ちまたで話題のオーラについて考える。
オーラとは何なのか、その正体は知らない。
けれど同一人物なのに、
昨日と今日ではその人の印象が全く違う人がいたりする。
聞けば失恋していたり。
視覚 ....
貴方がいなくなってから
幾年経つだろうか
近くて遠い年月
楽しかったあの頃
甘く切ない吐息
手をつなぎ歩く
欲しくて欲しくて
家で映画を見たね
外野がうるさい
ずっと一緒にい ....
水面でも生きていけた
音も音以外のものも
やがて最後は雨となって
わたしはいつもの
退屈な境界線になった
明日は全国の会議室で
美しい花が観測されるでしょう
予報士は丁寧にお辞儀をすると ....
ずっと前から知っていたね このときが来ること
近づくたびにみんな 知らないふりをした
放課後を知らせる音 オレンジの空の下
アルバムにしまいきれない あたしたちが歩いている
それぞれのレー ....
ぼくは詩を書きたい
いつの日か
自分の歩んできた道を
振り返るときがある
しかしそれは
これから進むべき道よりも
ずっとずっと短い
今日もまた
朝の散歩をしていると
老人 ....
そこはかとなく
身体がだるい
見上げた空の色は
僕の心に積もるようで
重くのしかかる
そんな日に運命の出会いがあった
妹が子供を授かった
かわいい女の子だ
....
おっぱいなんて所詮脂肪のかたまりで
手のひらに余る重量感にホッとしながらも
そのすぐ下に控えるくびれに
そこはかとない微妙な崩れを見つける恐怖
脂肪も依る年並に頑固になっていくようで
ち ....
ハート が いっぱい。
気持ちのやさしい 花なんだろうな。。。
それでいて
アスファルトの間に咲いていたりして
心が強い。
子供の名前に付けたいな
ぼくは詩を書きたい
詩であれ絵であれ音楽であれ
それらはそれそれぞれの違う形で
生まれたものだが
その生まれるものは同じである
今日もまた
朝の散歩をしていると
哲学者に出会 ....
透明は恐ろしい
隠すことを拒むから
透明はずるい
隠さないふりをして
その深みに秘密
透明が重なってできた
その暗闇に
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