待ち合わせに遅れそうな時
メールひとつで済ませてしまう
嘘っぱちの言い訳も
おたがいの顔が見えないから
罪の意識を感じずに誤魔化せる


どこへ行ったか
寂しがり屋の待ちぼうけ

 ....
嗚呼、
空駆ける鳥よ
見上げる僕は土の人

忘れていたね
空白を埋めずに
時は流れて
小春の今日は
黄色い花びら
薫り立つ

グンっと
背を伸ばしても
その翼には届かない
 ....
手を放すことだけは
いつもおぼえていた


あの時も あの時も
誰かを見つけては離れ
離れてはまたくりかえす
そればかり

ねえ 誰かわたしを、さがしてくれる?
いつ手をはなしても ....
{引用=
「鼠の小説には優れた点が二つある。まずセックスシーンの無いことと、それから一人も人が死なないことだ。放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ」
(村上春樹『風の歌を聴け』より  ....
このままどこか遠くに


崩れ去った瓦礫の影も

砕け消えたあの日の夢も
零れ落ちた君の涙も
汚れ切った僕の心も

乱れ散った桜の花も


             


 ....
閉園した遊園地
メリーゴーランドだけが残りました

私も乗ったことのある
古い古いなんの変哲もない
普通の小さなメリーゴーランド

周りの乗り物が他の遊園地に移動したり
壊されていく中 ....
予想外だった
こんなにも簡単に爆発してしまうなんて

 *   *   *   *   *

掌の中に包み込むようにして隠していたグレープフルーツは
レンタルビデオ屋の万引き防止センサのゲ ....
足足
 足足
  足足
   足足
    足足
     足足
何も知らずに歩いている
何も知らず
何も知らずに

アスファルトに歩く尊い命を
ひとつ残らす潰して
口笛吹いて歩いていく

足足
 ....
もっとあなたの声が聞きたいと
もっとあなたの側に行きたいと

パソコンの画面をずっと眺めている

あなたの顔を見て

あなたの声を聞いて

あなたの肌に触れて

今まで『特技』だ ....
風吹き渡る窓辺で
天使の梯子を見た
低く垂れ込めた雲間から
地へと向かう光の筋を

私は決して清い人ではないけれど
神様は幾度でも許してくださる
清い光が近づくと
怯えてしまう僕は罪び ....
告白します。
ぼくは詩の書けない詩人なんです。

歌わず
炎の中の薔薇のように燃えもせず
気の抜けたペリエのような者に過ぎません

涙でいっぱいになった空から
雫が落ちてくるのを見なが ....
承前

 1 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=50747
 2 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=50758 ....
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています

我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
爪が長すぎた

帰り道だった

お寺の前



掲示板


「君は自分が好きか」




でも

私はその日爪が長すぎた
01.追伸。今朝はちょぴりっと寒いです。湯の温度は高めに。茶の葉より
02.うちゅうにさいたひまわりにのみこまれるでじゃぶああぁあさひがのぼる
03.(エフ ブン ノ イチ)ノ ゆらぎ ヲモツ人ヨ ....
夜が暗いなんて
嘘だと いった
ドイツ人を
知っている 君
僕は始まりについて
考えている
海に向かっての 放尿
平行する放物線は
波のざわめきを
少しだけ 乱す
膨らむ うちゅう ....
果てしない空のように 
果てしない海のように
平和は続くのだろうか

いや続かない
続くわけがない

皆 環境が変なのは知っている
皆 どうすればいいか知っている
皆 見たふりばかり ....
{引用=

だれ?かれ?それ? の かくれんぼ
おにさん こちら 知ってか 知らずか
普通に時が過ぎて 行く

いつまでたっても見つけられない
失くした何かを捜してる?

夕焼け小焼 ....
{引用=

吸って
胸の奥深く
ため息
にもなれない
わたしの
中の

はい

人間って案外自由だし

案外強いし

綺麗ですね

あとは

気付くか 気付かないかだけですよ

それじゃ行きますね
「もう 夏も終わりますね」
暮れなずむ空の下
田圃道を歩きながら
家路へと向かうボクの耳に
君は そっと語りかけた

その声は優しくも
どこか切なくて
楽しかった夏の出来事を
セピア ....
消化しきれず吐き出される
無駄な命の残骸を
手で掬い取ってみる

僕は無力で
無力な僕の血が混じった
その残骸は中途半端に溶けていた

近いうち
あなたの血が混じった僕が
吐き出さ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....

ひゅうるうるう

風がなった

うーともないた
マンションの中にいる少し苛立つ僕に
窓から

風は声に聞こえる

今日彼女を後ろに乗せて
あるいは
かわりばんこに
新 ....
夜の漁から戻ってきたとき
さびれた銀のバケツの中に 一匹の{ルビ河豚=ふぐ}を入れました
おじいが売り物にならないと云ったから
じゃあ飼っても良いの と訊いて
まだ おじいの返事がないうちに
 ....
右と左を足してトシの数で割ったら真後ろになったらしい

上と下を引いてカネの量で謀ったら一面にのったらしい

自然災害が自然に見て取れないらしい

成功者が人格者に見て取れないらしい

 ....
竹竿の先に灯火をぶらさげて
小さな子から先にあぜ道を歩いて行く

ひと粒の米に
千もの神が宿っていた頃から続く火で
稲の葉を食べる虫を追い払う

のだと言うが
揺れる火はまるで
人魂 ....
乾いた夜のすきまに


星がおちるのをみた
夏の暮れ                                
静風吹いて                          
草踊る
[た]


谷あいの棚田に
焚き火して

鯛焼き食べながら
たまさかの煙草を楽しみながら
大義だなあと狸親父

タナバタさんの竹いるか?と
訊ねるがはやいか
竹林から
たっぷ ....
こめさんのおすすめリスト(5567)
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