あえぎながら
必死で たぐり寄せた 空は
黒いビロードに 天の川さえ 輝く
美しい 夜空
掴んだ 空が
ぼくの 幻覚だったとしても
この都会(まち)にも
以前、ほんとうに ....
散り逝く花が咲き乱れる花を恨めしげに見上げ
(おまえは未だ生きている)
....
人間を創り直そうと思いまして
街中にごろごろ落っこちている部品を
拾い集めて廻ったのデス
殻は組み立て終わりましたのに
人間を模した其れは、いつまで待っても
まったく動かないのデス
....
一日中降ってた雨が
止みましたよ
あなたに降りつづいてる雨も
止みましたか
今度の週末に
散歩でも
してみませんか
きみが僕を
心に焼き付けていたら
男前ではないので
さぞ不細工な焼印だろう
でも僕は
焼かれると燃えてしまうから
きみの心には
焼きつかない
きみが詩で
すごいものを作ったら
....
作り笑いと
心にもない言葉が得意です
幸せなら文なんて書きません書けません
死ぬのなら泣きながら死にたいです
魚になって
私は、って
言うと呼吸ばかりして
じっとして動かないで
水面を知らないみたいで
もがきもしないでいて
心臓がいつもよりは速くて
手で掴んで
昨日の断片を拾えたら良くて
そ ....
永き夜貴方が其処に居るのなら夢も厭わぬ、覚める朝まで・・・
満ち足りた思いを胸に刻みつつ忘れてしまう胸のトキメキ
日々、堕落。特に楽しいものはなくただ過ぎていく戻らぬ時間
ヒラり舞う ....
スターチス の花で
おままごとを したかった
だって
枯れてなお 色美しく
輪切りにすると
たくさんの
星屑が
できるから
あなたはいつも
私の頭の上にいた
背の高い私よりもっと
高いところにあるあなたの優しさ
電車のなかでは私をかばうように
隣を歩くときはそっと腰に手を添えて
メールは毎日欠かさずに
そ ....
何時も強く元気だった。
そんな貴女が、
どんどんと弱っていく。
有った食欲は無くなり、
楽しみだと言った旅行も無くなり、
好きだと言ったお茶も、
今ではもう昔程口にしない。
日向 ....
ぼくは詩人
ぼくの言葉はぼくの声
それはぼくの心
それはみんなへの気持ち
今日もまた
朝の散歩をしていると
いつかの教育者に出会った
一生懸命に問題を作ったようだ
□に ....
この腕が背中に食い込んで
抜けないくらいに
愛しさを抱いてつよく
この温度がたとえ
今日限りの独り占めでも
いまの私には無関係の未来
ぼくは詩人
考えることが大切なのではなく
考えようとすることが大切
それはぼくの思考
それはみんなへの理念
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会った
四葉のクロ ....
砂の川は春が近いこの街を
いとも簡単にすり抜けていた
乾いた季節
小さな子供の遊ぶ声が
離れていても鼓動まで届いて
影の居なくなった景色
埃を纏った詩人は川を渡る
....
ぼくは詩人
存在は理解できても
見ることのできないもの
それは人の心
それを求めて
それはぼくの追求
それはみんなへの認識
今日もまた
朝の散歩をしていると
天文学者 ....
ぼくは詩人
人に疎んじられても
人からあしらわれても
前に向かって
それはぼくの歩み
それはみんなへの歴史
今日もまた
朝の散歩をしていると
老木に出会った
茶色い葉 ....
喧騒と汚職の国に
堕とされた天使
泣く事を忘れた赤子の様
止め処なく流るる時を無駄に弄び
もう一度 生きる糧を見つけるために
この穢れた大空を羽ばたいてゆく・・・
共通点の有無を問題に ....
君の固く閉ざした唇が
すこし緩んだから
僕の眉間も緩んだ
緩んだ口元から
笑みがこぼれたから
僕の目尻も下がった
こぼれた笑みが
そこら中に溢れ始め
眩しさに笑った
....
ぼくは詩人
自分の明るさが
他人に伝わればと願う
それはぼくの温もり
それはみんなへの情熱
今日もまた
朝の散歩をしていると
また画家に出会った
ぼくに絵を描きながら
....
日常の隙間で起こる非日常な出来事
繰り返される殺人
ニュースで伝えられる汚職事件
医療ミス
少年犯罪
自然破壊
環境汚染
僕らが生きているこの地球(ほし)は
....
あなたへ届かぬ手紙の行方をたずね
風の舞う街へと旅立つ
(緑色のインクで書いた
(お別れの手紙なのに
幾艘もの小舟を乗り継ぐのは
わたくしの至らなさと諦めてみても
何故にあなた ....
春遠い夜の寒い交差点
車は走ってこない
自慢のブルーのケッタで走って
気づいた
ヒトリが淋しい事
缶コーヒーを自販機で買ったら
ポケットにそっとしまう
かじかんだ背中の
溶けかけたコート
缶コー ....
名残の冬を集めて
風がつくった
春待ち味の
ロールケーキはいかが?
今日、俺は死ぬはずだった
未来の自分の背中に、ある日モヤがかかり
日に日にぼんやりとその後姿が濁りだし
ついには全く見えなくなってしまってから
もうずいぶん時が経っていた
ある日、俺 ....
涸れ果てた喉を潤す故に
あなたは涅槃まで水を引くという
(お空あお過ぎて
(わたくしの心模様もあお過ぎるのかしら
あお空を見上げ続けることは
あまりにもつらくて虚しいから
....
夢明けは朝焼けと同じ頃
隣に君のいない目覚め
何処を探しても温もりだけ
掴めば指の間から零れ落ちる砂のような思い出
お気に入りの本を持ち
出会った頃と変わらない何時ものカフェへ
一番端 ....
つぼみよつぼみ
恋い蕾
密かに秘めたこの想い
つぼみよつぼみ
恋い蕾
もうすぐ届くこの想い
つぼみよつぼみ
恋い蕾
私はあなたを愛しています
....
今日も君を待ってる
無情にも約束は破られ
私はもう、
信じることすら辞めてしまった。
海のそばで貴方を想うでしょう。
其処は私の空想内
貴方はきっと実在すらしない。
....
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