人の結婚式なんて退屈だ
知らない花嫁さんに「きれいですね」と言い
何度も「あおめでとうございます」と言う
ほんとはちっとも そうは思わないのに
わたしは人の幸せなんて喜べない
なんて心のない ....
  {引用=
   憂鬱でふくらんだポニーテール
   
    不満でとんがったハイヒール

  足がつっておぼれかけたクロール

 干したまま雨にぬれたキャミソール

   ....
蒼と紅が溶け合う黄昏

澱んだため池と 汚れたアスファルトを割く
目に痛いくらいの白いレールに

咲いていた

薄黒い緑手を緩やかに伸ばして

《寂しいんだ》

絡みつく

そっと触れれば
震えるよう ....
空へと放った愛の言葉は
今ごろどこにいるだろう

雨の向こう側から
しずくのひとつを
ふと、思う



空から盗んだあの日の苦みが
髪と夢から香るとき
海はきまって
凪 ....
ひだまり食べてほっぺた膨らまし
オイラも妊娠5ヶ月になったお腹をぽんぽこぽん
メタボメタボとお騒がせも
そよぐ風が気にするわけでもなし

河川敷は川の流れに追いつけ追い越せと
ジョッギング ....
心が安らぐ時間
カラスが鳴き
カカシが笑い
トンボが踊る

大きな太陽
小さなアメンボ
なわとびもって
弟の手をひく

幸せな時代
幸せな心
純粋な時間
愛に満ちた生活

 ....
カラリ カラリ

氷がゆれる朝

アイス珈琲がにがい

曇った静かな火曜日

勤勉な僕ら

連日の触発に

発酵できそうさ



「せめて美化しないように」

でも ....
白い壁に掛けられた 
金の額縁には 
名も知らぬ画家の描いた 
淡い水彩画の少女 

朝の光に透けながら 
すきま風に膨らむ
カーテンの窓辺に佇む
黒い瞳の少女 

日々多くの人と ....
 
 
クラゲの心音がする
放課後
筆箱の中で

黒板消しが羽化するのを
慣れない手つきで私は
手伝ったのだった
 
ひっそりとした
カーテンの向こう
湿り気のある列車が
外 ....
そこには愛が無い
愛を感じない
私は嬉しくない
私は苦しい

自分は良いと思ってしていても
私にとっては嫌な事
セクハラと同じ
人の気持ちが分からない。

人の心を玩ぶ
私は暴言 ....
夢の続きを見るために
ぬぐいきれない
やさしさに染む
 夜に泣き
 夜を咲かせて
 また夢になり



夢の続きを見るために
つかい慣れない
火に冷める
 いつからか
 ....
喧騒のなか
細い雨のメロディ
梢にしがみついて
姿を変えてみる

みんな
どこへ向かうのだろう
遠い、稜線をこえて
あしたも、あさっても
きゅうに
手をつなぎたくなって
あなたの ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=98611

しばらく前の作品なのですが、今あたしの心の支えになってくれている作品なので感謝を込めて感想を書かせていただ ....
父が死んだ


些か早い気もしないが


今は小さな白い灰でしかない


小さい頃は


父と網を持って蝉ばかり捕まえた


その後50円握りしめ市民プールに行ってかき氷 ....
言葉を持って
大人になって
みんな忘れてしまっているが

赤ん坊には小さな合図がある

小さな両手を差し出して
結んで 開いて
ママ! おっぱい!

切なそうな声で
「ふ〜ん」と ....
忘れかけている遠い記憶のあの子

白いワンピースがお気に入りだった
生まれつき色素が薄かったようで
肌は陶器のようにつるりと白く
髪は太陽に透けるような茶色だった

大人は口をそろえて
 ....
遠くから靴の音、口笛の音かもしれない

僕は歌うかもしれない
だれにも聞こえない、見えない歌を


詩はあまりに裸すぎて
隠さなきゃならない気持ち隠しきれなくて

ポストは赤くて僕は ....
 *
もしも…


この世の全てが
この掌すり抜けて行く風の内に
記憶を留めるのであれば
私は此処に居て
風を嗅ぎ
風を聴き
風を噛み
風を観て
ただそれだけを糧に暮らすだろう


 *
もしも ....
口喧嘩したとしても
仲直りの機会とか窺うでも無く
当たり前のように手を貸してくれる

たとえばそれは
洗濯物でふさがった両手のかわりになってくれたり
ちんちん鳴り出したやかんをコンロから下 ....
一つ仕事を下りるのは
大変な事
会社は儲けが絡んでいる
人的配置
関係者の生活

体の保障が掛かっている
一生をダメにしたくない。
後には引けない
口は災いの元
日頃の言動が
難 ....
世界はきっと一つじゃなくて
百億を優に超える数ほどあって
生まれては消え
生まれては消えを繰り返し
今、この瞬間にも
新たな世界が現れる

それは君だけの世界であり
これは僕だけの世界であり
そん ....
水槽の底の
薄く撒かれた石床を
胸に抱えたまま
いつまでも
眠りにたどりつけない

硝子の鏡面に映る
瞳の奥、の奥
私は
銀色のマトリョーシカを
組み立てる

+

あなた ....
              090616



素敵な顔した
船乗りシンドバッドに憧れた
七つの海に乗り出して
大金持ちになりたいと
おとぎ話に夢中になった
地道な稼業に精を出せと
 ....
私の名前は
ヨシです。
昔はアシと呼ばれてました。
“悪し”は縁起が悪いとの事です。

私の茎は中空です。
根っこまで空気を運んでます。
私は生き物の玉手箱です。
私はヨシキリの巣にも ....
 
 
「鼻が長かった」彼女は言った

「ゾウみたいだね」僕は言った

「ううん、キリンみたいだったわ」と彼女が言うので

「首も長かったんだ」と聞くと

「歯がキリンみたいだった ....
じぶんががんばることが

誰のためにもなっていない

未来も含めて

誰のためにもなっていない

これ以上の絶望ってあるだろうか

言葉はいつも足りなくて

無力感ばかりにひた ....
 わたしの中の真昼の闇
 闇の中の狼の虹彩
 虹彩の中のおまえの影
 ふるえている

 耐え切れない心を
 掻き毟るための
 1/4拍子を宿した指先

 どうかわたしの爪を切っ ....
 昨日の続き
 明日へ続き
 
 落とし穴

 いつもの通り道

 昨日の続き
 明日へ続き

 今日はいつもと違う道

 昨日の続き
 
 明日へと続く

 ずっと続 ....
新聞の一面広告の通販に500色の色鉛筆があった
1ヶ月に25本ずつが20ヶ月送られて来るのだそうだ
500色の色鉛筆なんて必要ないとも思えるし
500色の色の違いを見てみたい気もする
20ヶ月 ....
ナゼ?

眠りから覚め

あ もうこんな時間

でも、用事がないと
もっと寝ていたいと思う
実際 寝てしまう

起きている時は
アレもしたい、コレもしたいと
思っていたのに
 ....
こめさんのおすすめリスト(5567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
けっこんしき- 自由詩2*09-6-18
ロールキャベツをキャセロールで- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-6-18
花想遊郭- 愛心携帯写真+ ...7*09-6-18
ぼくたちの空- 千波 一 ...自由詩3*09-6-18
お散歩- 乱太郎自由詩9*09-6-18
田舎道- ペポパン ...自由詩6*09-6-18
やさしいトリッキー- 蝶澤自由詩5*09-6-17
窓辺の少女_- 服部 剛自由詩16*09-6-17
放課後- たもつ自由詩1009-6-17
あるB型の人- ペポパン ...自由詩6*09-6-17
夢の続きを見るために- 千波 一 ...自由詩4*09-6-17
さよなら、鳩- 佐野権太自由詩17*09-6-17
桐ヶ谷忍さんの「こころの病についての雑感」を読んで- 巴 -t7239-散文(批評 ...2*09-6-17
ヒナゲシの頃- 伽茶自由詩309-6-17
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同胞(はらから)- 遊佐自由詩8*09-6-16
憎めぬひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*09-6-16
心のあり方- ペポパン ...自由詩10*09-6-16
世界は一つじゃなくて…- 遊佐自由詩5*09-6-16
窓辺に眠るさかな- 佐野権太自由詩19*09-6-16
ほんとうのパンツ- あおば自由詩5*09-6-16
ヨシ- ペポパン ...自由詩7*09-6-15
キリンの歯- たもつ自由詩709-6-15
絶望- 吉岡ペペ ...自由詩709-6-15
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明日は- 山崎 風 ...自由詩109-6-15
500色の色鉛筆- 吉岡ペペ ...自由詩509-6-14
不思議- マリエ自由詩9*09-6-14

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