希望は与えられている

悲しみは与えられている

ショパンを練習している

テンポの変わるところが

音がほどけてしまってながれない

おなじところで音もわれる

灰色の街で
 ....
暗中模索の日々のなかを

わたしはきょうも

わたしはあしたも

きょうという日々を生きるだろう


ひとの夢がわたしの夢に沿わないとき

わたしはそのひとを

愚かだと決め ....
結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
無理して 笑っていたのかと疑心暗鬼

光のさす場所を突き止めて
香りの漂う源を追い求めて
 ....
落ち込んでる奴がいるとすぐに走っていって、不幸なのはあなただけじゃない、とか言う奴が居た。
ぐすぐす泣き出す奴の肩を撫でながら、ひとしきり不幸な人の話を話して
ひとしきり落ち込んでる奴を泣かせて満 ....
陽の光が徐々に弱まり
空気も冷たくなって
そろそろ冬が来るのだと気付く
一人に慣れている私でも
この季節は人恋しい
人混みに紛れてみても
近くのコンビニの
おでんを求めてみても
寂しい ....
人前で私が私を真似ること


歌を禁じて謳い上げる


生産を遊ぼう ノートやペンや


祝祭の空の下あなたを見つける


鏡持ちながら私が私を語る時


王子・王女お庭 ....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない

新しいセオリーなんて
存在したこと
あったのだろうか

すべては既視感に
満ちていて
それは瑞 ....
犬や猿などを連れて、鬼ヶ島へ向かう桃太郎御一行。
舟を漕いで海へ出る。その直前のシーン。

1匹の亀が桃太郎に近寄ってきました。

亀:「桃太郎さん、ももたろさん。いまなら、きびだんご ....
少女のような
その逆のような
真ん中かも知れない
だけど男ではない

助けを呼んでいる
キュンキュンきてる
アマリア・ロドリゲスの
歌声は無垢な群れ


路面の電車、壁と見まがう ....
鬱蒼とした樹木の間から
黒い月が煌々と光る
青い空が見える。

しかし、決して昼間ではない。
ここで飛ぶ鳥は梟であるし、
地面には野鼠どもが
異様に光る目をこちらに向けている。

自 ....
賽銭は 御礼参りに来たときに

  神様ヘルプ  年末ジャンボ
かつて薔薇のように美しかった 
5月生まれのお婆さんは 
先週、深夜にベッドからずり落ちて
車椅子にも乗れずに足掻いていました 

かつてメディアの第一線で 
活躍していたお爺さんは  
 ....
白息に はしゃぐ笑顔は 何度でも 空に透かして 林檎のほっぺ


木枯らしが 染み入る午後は コーヒーを 暖房の前は 子猫専用


甘酸っぱい 君との距離を 思う日々 一緒に作ろう キンカ ....
突然話しかけられたら 心臓が泣いてしまうでしょ
その前に止めておかなくちゃね 大丈夫一人でやれるわ

あなたはきっと私が また迷ってしまうからって言うけど
もうきっとあなたとじゃなくても  ....
その石はまるで子宮のように
あの日 交わったときから
じっと守り続けた
ゆだるような潮風からも
氷点下の吹雪からも
じっと路傍で待ち続けた
ただじっと砕かれる日を
穿たれる時を
自らが ....
部室に転がっていた雑誌の表紙は手塚治虫だった
手にとって眺めていたら
女優の田中裕子のエッセイに目がとまった
もう20年以上まえ、平成元年のことだ

エッセイの内容は
ライトアップされた東 ....
30年前に飲んだ水薬の幻


人間は人間を定義し続ける


3LDKを王の間として読書する


格言集 言霊チャージでGO


10時にジャムトースト今日の炊飯玄米3合
回転を少し止めた朝は
おだやかな
エメラルドの生地で

ひとつの心臓もない
白い砂床に
波のつぶやきを聴く

貝の肉のような
とりとめのない柔らかさに憧れ
ギリギリと角質の擦れ合う ....
ウォーターフロント 風の高層ビルに満月が架かる


護岸に寄せるさざ波 夜光虫の息


防波堤に寝ころび夏の大三角形を捜す


海風が髪を撫でるほど吹きつけて風


突堤で発火 ....
街路樹に寄り添って
まばたきを我慢すると
色々なことが見えてくる
見えていたのに見なかったもの

園芸店の軒先で
ペチュニアがビニールの容器に
無造作に投げ込まれて
冬の曇天を眺めてい ....
                   091125



殺されたのは
弱気で
強気は生き延びて
外に出かける
出合った弱い者をやっつけて
家財一切ぶんどった
そんな先祖を持ってい ....
私の悲しみが
雪となって落ちてきた
ひらひらと
黒い髪に休むように
静かに
手のひらの温もりに迷い込むように

いつまでも
止まない
白い悲しみ
どこまでも
染めていく

 ....
わたしがうさぎだった頃
この世は赤いもやがかかっていた
花びら一枚にも手が届かないので
うつむいてありの行列を眺めるしかなかった


わたしがひなどりだった頃
飛び立ちたくて仕方がなかっ ....
何も捨ててしまいたくないから
全てを捨ててしまいたいと思う時がある

何かを得るという事は何かを捨てるという事であるという
この言葉の意味が最近になってようやくわかり始めた気がする

全て ....
 
 
一人目の盗賊は目を瞑った
二人目の盗賊は葉の匂いをかいだ
三人目の盗賊は百本の口紅を盗んだ後アル中の妻に口紅を一本買って帰った
四人目の盗賊は人形の頭を終日かじり続けた
五人目の盗 ....
                 091121


怪獣ブームが去って
本物の恐竜が期待を込めて登場する
骨だけでも好いけど
足跡も欲しいと
原始人も考えて
恐竜の後を追い
卵を盗 ....
すてきな夜を
二人でナイト
今夜は
もう
帰さない
素敵なナイト

今夜は
眠らずに
踊ろう
今夜は
踊り明かそう
君と二人

君は
まるで
天使のように
笑顔で見つ ....
マッチ売りの少女にでもなった気分で
その鍵穴を覗くのがわたしの日課となってしまった

この街へ引っ越してきた当時はタバコ屋さんだったトタン屋根の並び
ちょっとしたお屋敷風の黒塀に
その鍵穴は ....
民衆革命 落雷の遠く呼ぶ日に


カモシカの臀部持つ少女の歩行


声低く呟きは凍てた空曇らす


第三文明 心の領土に建設


中庸の道説く中道のコーナー見て


尻の ....
きみの言葉を聴いていなかった

ぼくによろめいたきみの寂しさを

聴いていなかったからごめん

サイゼリヤの駐車場で

ホテルにいくまでの時間を過ごした

きみはお父さんのことや
 ....
こめさんのおすすめリスト(5567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
灰色の街- 吉岡ペペ ...自由詩1409-11-29
きょうという日々を- 吉岡ペペ ...自由詩609-11-29
愛されなかったひとのためのソナタ- 瀬崎 虎 ...自由詩509-11-28
詩想_—7- 黒乃 桜散文(批評 ...109-11-28
ポケット- ミツバチ自由詩6*09-11-28
シャーマンのお庭では- アハウ俳句3*09-11-28
抽出される世界- kauz ...自由詩8*09-11-28
昔ばなし_桃太郎_ばっさりカットされた部分- 北大路京 ...自由詩6*09-11-28
無垢な群れ- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-28
もう一つの黒い月ーメタフォルモーゼ・怒・寂- ……とあ ...自由詩7*09-11-27
年末ジャンボ宝くじ- 北大路京 ...短歌6*09-11-27
愛の賛歌_- 服部 剛自由詩309-11-27
晩秋- ミツバチ短歌5*09-11-27
空前スケッチ- 黒乃 桜自由詩509-11-27
石に芽吹く花- within自由詩10*09-11-27
気持ちいっぱいあるでしょ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-27
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貝夢想- 佐野権太自由詩16*09-11-27
フロコンの描く海にて- アハウ俳句5*09-11-26
見えていたのに見なかったもの- 瀬崎 虎 ...自由詩609-11-26
愚痴オヤジ- あおば自由詩3*09-11-25
悲しき雪- 乱太郎自由詩9*09-11-25
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朝10時- 風見鶏自由詩109-11-25
十人の盗賊- たもつ自由詩809-11-24
散恋休- あおば自由詩3*09-11-24
月影におやすみ- そよ風さ ...自由詩3*09-11-24
鍵穴のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21+*09-11-24
わが部屋の静物- アハウ俳句309-11-24
思い出- 吉岡ペペ ...自由詩1009-11-24

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