今までの感情を全部吐き出したなら


嬉しさも悲しみも悔しさも虚しさも


幸不幸も


ただの涙になるんだろう


ならば


ちょろっと流した涙でめげてる私は

 ....
戦争について考えることは

それは有益なことなのだろうか

平和についても

それは有益なことなのだろうか

幸福について考えることこそ

有益なことなのではないだろうか

戦 ....
あなたのその
ちいさくつよい
あたたかな手に
わたしはどれだけの
今を与えられるだろう

あなたにどれだけ
こたえることができるだろう

ことばのないふたり

眼差しだけが優しく ....
緩やかな助走から
蹴伸びする季節が
完成されたフォームで
越えてゆく
夏の高さ

背中に近いあたりの
肋骨を支えている

僅かな緑陰を選んで
少し歩いて
少しの水を飲む

* ....
謙虚に
遜り
でしゃばらず
控えめに

驕り高ぶらず
頭を低く
人に仕える
我慢する

人を見下さず
人を敬い
高きものとする
反省します。
Night and Day

君の抜け殻やさしく抱いて
霧のスキマに朝から一人
言い訳をポケットいっぱい
詰め込んでひたすら歩く

僕ら春の夜光虫となって
ふよふよと浮かんでる街に
 ....
あともどりできない始動のあと

結果はすぐ眼前に置かれている

そうして自問自答が始まるのだ

セミが鳴いている

草の濃い匂いがかすめる

汗の頭がため息みたいな息をつく

 ....
よく精神年齢をきかれたりすると

そんなシチュエーションなんて

スナックくらいにしかないのだが

中二の秋かなあ、なんて答えている

それは女の子に受けたりする

でも、四十にも ....
             090815




勧善懲悪
超テック鵜
苦しいときの神頼み
安全ピンを飲み込んだダチョウを
クジラの鬚で誘い出し
捕まえる慣れた手つきの狩人が
 ....
人はいつか皆 
炎の内に燃える 
黒い影となり 
溶け去る 

異国の川の畔で 
数時間前に 
細い息を吐いていた老婆が 
白い骨になった時 

彼の脳裏に何故か  
旅立ちの日 ....
身を粉にして
働く
頭がボーッと
する

1日が終わると
眠い
腹が減る
完食

詩を書く
限界
苦しんで
机につく
剥いたばかりのオレンジの皮には
世界中の切なさが詰め込まれている



予期せず飛び込んでくる酸味はほろ苦く
容赦なしにやわらかいところを襲い
細胞のわずかなすき間からもぐりこんで
き ....
悲しみには涙がにあう

哀しみには命がにあう

悲しくて哀しくて

暗闇だからこそ

いっそう光に感じやすくなっている

ひとに優しくなったり

申し訳なくなったり

じぶ ....
運命論から見つめれば

すべての死は暗殺であると言えるのではないか

夏の

それもお盆のゴルフ場は静かだ

セミの声しか聞こえない

思考はクラブと汗の頭にしか存在しない

 ....
私が永遠に朝にならないので
後続する螺旋は、夜空にひねりこみだしました
すると我先にと町工場が巨大プラスドライバを打ち上げて
夜のネジをぐるぐると外してゆくものだから
空からたくさん落ちてきた ....
いつしか雪が降りだして
夏なのにね おかしいね
僕は悲しい顔をして
君が帰ってくるのを待っている

僕のほうが先に死んでしまうよ
犬だものね 当然だね
玄関のタイルの冷たさに
柔らかく ....
モノ言う知事の鶴の一声で
急遽ネーミングが変わったのだが
大江戸の名は意外に馴染んでいる

最初は環状線になるはずだったのに
いつの間にオタマジャクシ型に
計画変更されたのだろうか

 ....
 とどまること知らぬ流れに流され

 去りし思いもとどまることなく去り流れ

 見失った背中を見つけることもなかろうとも

 
 ふと
 
 夏の終わりの夜の
 優しい夜風に 
 ....
レコード盤の上で
踊る孤独な
ハングリーハンター
次の獲物を狙っている

あっちへフラフラ
こっちへフラフラ
留まる所を知らない。
信ずるものなど何もない

また旅に出る
ご馳走 ....
すべての制度は

幸福であるための確率論の所産だ

彼らは確率論を無視してしまったのだ!

何万回とじゃんけんをして

勝率八割を目指すようなことをしてしまったのだ!

人類の幸福 ....
僕は薬がないと正気が保てない
いわゆる非定型のメジャートランキライザーを
飲み続けている

ある日 声が聴こえたんだ
皆、死んだよ と

僕にはわからなかった
生きているじゃないか み ....
コンクリートの石垣と
区分けされた高台の下
淀んだブルーの海に
白いヨットの群れが
白いダンゴムシの死骸のように
そして、漂っていました。

風は海から吹いていたはずなのですが
魚の干 ....
公園で
深呼吸をする
気持ちいい
日が差して
そこはパラダイス

お茶飲んで
まったり
ゆったり
くすぐったり

ケヤキって
どんな木
石がきって
どんな石

夏休みで ....
 ぱぱ

 ぱぱ

 大好きよ

 心の中は、あなただけ


 会いたい

 いますぐに


 あなたの声を聞きたいの

 優しい声を聞きたいの

 手 ....
手術からもどってきた母が

うわごとで寒い、寒いと言ったから

クーラーを切って窓をすこし開けていた

そとからはセミの声が入ってくる

甘い緑の匂い

夏の光が静かだった

肌が粘膜のように感じやす ....
すべては満月の光で撮影された。


松林を戴く巨岩
   水の流れ
    滝
 睡蓮
      竹
巌(いわお)
   水の流れ
 渦巻


すべては満月の光で―――!
 ....
君の歪んだ妄想をぶち破りたくて

ことばを固めて
ぶつけても
時間の壁は揺るがない

君が紡ぐあいのうたは
100年前のアリアで

わたしは踊れない

きっと君は知らない
幸福 ....
押してみました
濡らしてみました
息吹きかけました
触れてみました
カサカサでした

今日からボクのものです
好きにさせていただきます

先ず
シャワーを浴びて
それから
ベッ ....
 いつの間にか捨てられていた 僕の渡したピアス

 何の予告もなく
   前触れもなく
 いつから途切れたのか 君の送信が

 
 何度 受信を選択しても

   新着なし   と表 ....
 
 
二週間前と同じように
針金ハンガーが
屋上のフェンスにひっかかってる
そこにあってももう誰も気にしない

隣の棟の四階の事務室で
女性が端末を入力しているのが見える
その下の ....
こめさんのおすすめリスト(5567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白紙にクレヨン- 伽茶自由詩309-8-16
時間という海- 吉岡ペペ ...自由詩909-8-16
『その手に…』- あおい満 ...自由詩4*09-8-16
夏ゼロ- 佐野権太自由詩6*09-8-16
謙虚に- ペポパン ...自由詩3*09-8-16
Night_and_Day- 瀬崎 虎 ...自由詩4*09-8-15
炎天- 吉岡ペペ ...自由詩309-8-15
中二の秋- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-15
安全ピンなら安全ですから- あおば自由詩2*09-8-15
不死鳥の国_- 服部 剛自由詩409-8-15
Day_by_day- ペポパン ...自由詩3*09-8-15
オレンジ- あ。自由詩10*09-8-14
路傍の石- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-14
暗殺- 吉岡ペペ ...自由詩109-8-14
奪われた夜のネジもしくは私が夜闇に奪われた、あのネジ- 北街かな自由詩13+*09-8-14
人生の大半は君を待つことに費やされた- 瀬崎 虎 ...自由詩12+*09-8-14
大江戸線- kauz ...自由詩10*09-8-14
優しい夜風- 山崎 風 ...自由詩409-8-14
俺は孤独なピエロ- ペポパン ...自由詩6*09-8-14
人類の幸福- 吉岡ペペ ...自由詩209-8-13
きこえる- within自由詩4*09-8-13
マリーナの夏- ……とあ ...自由詩9*09-8-13
行楽日和- ペポパン ...自由詩5*09-8-13
思慕- 柊 恵自由詩909-8-12
悲しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...509-8-12
「大月光浴」に寄せて- 由志キョ ...自由詩309-8-12
『君の手』- あおい満 ...自由詩5*09-8-12
ボイン- 乱太郎自由詩8*09-8-12
残された部屋のなか- within自由詩8*09-8-12
針金ハンガー- たもつ自由詩909-8-11

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