ふわり
ふわり
そして君は見えなくなった
甘い香りを残して
苦い思い出を残して
切ないこの僕を残して・・・

ぽろり
ぽろり
僕は涙をながす
君の後姿
青い海と空
ひとつずつ思 ....
あぁ、こんなにも愛していたのだ

零れ落ちてしまった言葉
繋いで離れた手の隙間
水面にたゆたう魚の骸

初めて逢ったのに君はもう骸だった

ぷかぷか浮かんで
ぷかぷか沈む ....
ぼくは詩人

何かのために走ることも
走って何かを求めることも
人としての営み

今日もまた

朝の散歩をしていると
疾風に出会いました

勢いよく真正面から
ぼくを飲み込む
 ....
月の夜道を行ったって
どこに辿りつく訳でもない
ただ
視線を先へと伸ばしても
あの光は遠すぎて、見えない

月の夜道を歩いたら
立ちすくむ銀うさぎ
あそこから来た訳ではない、と言う
 ....
つめたいひかりでさえ

あたたかい
あなたにも

嬉しい気持ちを

おすそわけ
つまさき立ちで

小鳥を真似て

高い空に知らしめす

両手を広げ

澄んだ少年の瞳で
ぼくは詩人

広大なマクロの世界
繊細なミクロの世界

今日もまた

朝の散歩をしていると
窓枠に出会いました

ガラスはなく窓枠だけ
両手で持ち上げ
そこから見えるさまざまな ....
「だから開いちゃダメなのに」

もうそこに何が描いてあったかわからない

なにか、素敵なものだった気がする

夜がすっかり落ち着いた頃

誰にも見られないように ひっそりと

絵も ....
ぼくは詩人

今は昔の話となってしまったが
と言える自分もまた自分

今日もまた

朝の散歩をしていると
青年に出会いました

若々しいその姿は
自信に満ち溢れていました

 ....
それは
濡れた樹々の梢に透かし見た
緑の扉
明るい庭先のその扉を夢見る
光と影を刻み憧れにたたずんで
あるいは移り変わる街の喧騒の中に
待ちくたびれて
人知れず錆びついていたあの扉
そ ....
遊べない砂場
潰れている蜂
幼いブルーに
染まって
ほら


子どもらしく
出来ない場所では
人間の形の
分子にもなれない

先生が親が
良い子になれといった
部屋と窓をあとにして
空に家出する ....
ただひとことの言葉を
決して口にはしない貴方は
優しいだけのふりでいつも
私のこころを{ルビ抉=えぐ}るばかり

このままでいて。
変わりたくない。
どうして私じゃいけないの?
はぐら ....
Scene-1 ワンナイトスタンド


吸いかけのセーラム・ピアニッシモ
「お先にどうぞ」はシャワールームに消えて
枕の下に隠した明るい家族計画は
LLサイズの見果てぬ夢
渇いた二人の身 ....
ぼくは詩人

幸せは時代によって
人によって大きく異なるもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
無人販売所に出会いました

百葉箱みたいなものに
たくさんの野菜が入れてあって ....
ぼくは詩人

明と暗は
それぞれ逆があって
はじめてわかる

今日もまた

朝の散歩をしていると
朝影に出会いました

朝日の光の方向と反対に
ぼくがつくる自分の朝影

い ....
ぼくは詩人

目で見ているのは実像
心で感じるのは虚像
なのかもしれない
実像は倒立だが虚像は正立である

今日もまた

朝の散歩をしていると
青空に出会いました

この空の下 ....
星飛雄馬のお父さんが
ちゃぶ台をひっくり返したのは
実は
たった1回らしいと
誰かがブログで話してた

怒鳴って
声を荒げて
破壊して
それは新たな怒りを呼んで
そうして
本質は ....
幼き頃に思っていた。
雲は何処から流れてくる?
貴方を手放した今、
そんな事は如何でも良い

時々寂しくなる。
昔見ていた大きな夢が
叶うはずの夢が
覚めて 今を見渡した時

屁理 ....
ぼくは詩人

夢は自分で見るもの
そして自分でつかむもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

道ばたに
持っていた枯れた草花を
やさしく蒔いていました
 ....
お金がなくても生きていける
そんな事は決してない

人より優れてなくても出世する
そんな事もあまりない

ぶさいくだって女にもてる
それもめったにない事だ

だけどこんな事はある
 ....
ぼくは詩人

多くの生まれてきた言葉を選ぶとき
それは選ぶのであって
捨てるのではない

今日もまた

朝の散歩をしていると
ツツジに出会いました

黄緑の葉の上を赤や赤紫に染め ....
閃光を浴びる波打つ腕を貫く
静脈の彼方から、疲弊した虹彩がため息を吐く。
朦朧とした街は、たえず銑鉄を溶かして
都会の人々の苦悩の鋳型を作り続けている。
すべての窓には、水がなみなみと注がれて ....
あなたが大声で「ロバの耳」
とか叫ぶ意味が判ったわ
解き放つのね 何かを
解き放ちたいのね 何かを


あなたはこの町一番の床屋
それは誰もが認めていて
あなたが決めた髪形に
誰も逆 ....
ぼくは詩人

孤独を感じたとき
それは自我への認識である

今日もまた

朝の散歩をしていると
少年に出会いました

1人ぼーとして
土がむき出しになっている
広大な畑を眺めて ....
うす紅色の梅の花が
ほくほくと咲きはじめた

柵の外には丈の短い草が生えていて
あたたかい日ざしの中
象はこわれていた

ゆっくりと鼻を青すぎる空へ伸ばし
かっとひらいた目をぎら ....
ぼくは詩人

静は動の中にあり
動は静の中から生まれる

今日もまた

朝の散歩をしていると
雷雨に出会いました

家を出たときから
ゴロゴロと遠くの方で聞こえていた

ちょ ....
追いかけてきたものは、何であったか
追いかけるべきものは、何であったか

あの蒼々 あの爽々

届くはずもないと{ルビ諫=いさ}められても
羽ばたく自由まで
奪われたわけじゃない

 ....
神戸のモザイク広場には

一隻の船が飾られている

かつて世界一周を果たした船を、復元した船が

けれどその船は、航海してここまでやってきた

海を渡ってきたのだ

だが、いまは

陸に固定され、帆が ....
目が覚めても何かと手を繋いでる感覚があった、確かにあの頃は。



拾い集めて繋げた
羽根で決して明日に
辿りつかなかったのは
少し汚れていたせいじゃない


「ひみつ」という言葉 ....
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