生産性をアップさせるために
無駄をとれとかいうけれど
それはたぶん素晴らしいことだと思うけれど
承服しかねるじぶんもいたんだ
無駄なんてない、って


月あかりが万物にしみていました
 ....
五月の夜の石畳に

月の色のような店の明かりが

ぼくはひとりで歩いている

ツツジの緑の甘い息を

幸福でも嗅ぐように聴いている


あれはどこだったか

手をつないで歩い ....
失いゆく中でのグラデーション



喧騒より逃れた、感性からなる淡い理性....



アルコールの影に揺れる


  溶けて消えた真夜中の針



移ろいゆく時は褪せて ....
 青空

もういいかい
まあだだよ

雲さん かくれんぼ

鬼さん こちら
とう かぞえるよ

お日さま ひとりぼっち
あか鬼さん

夕がた 来たら
たき火もするよ

 ....
禍々しく106ミリ無反動砲を六門装備した
巨大な蟹のようなM50オントスの装軌式車両が一台、
まったく人気のない夜の街を過ぎて
ビルに潜んだ甘い夢を殺しに、兵士たちは散った

すべての忌わし ....
北半球の地上の大多数がセンチメンタルにぬかるみ泥に足をとられながら
もうなにも考えてない白目の部分に霧をあびながら歩く
誰かを殴りながら笑う子供たちや大人たちが事実的に母親をレイプしたり父親を殺し ....
彼女がいない
友達とは電話で
話すのみ
ペットもいない

時間がない
金がない
暇がない
余力がない

飲む事
食べる事
歌う事が
唯一の楽しみだ
いつか本当の
「もうやめて」
が聴けると思って

何度も何度も
手首を滑った
白くて赤い線

やっとで
気づいた
本当の孤独

それは
孤高に独歩せねば
ということ

 ....
ぱしゃり、と水音をたてて
あなたは私を抱きしめる
二人きりのぬるま湯に浸っていると
まるで双子のようだと思った



「交わることのなかった二人が
一瞬だけ出会 ....
                    090509




偶然が作用する瞬間がある
偶然が蓋然となり
グーの音も言わせない
事実としての認識が
孤立感を深めて
コロッケを揚げさ ....
見慣れたこの街の空
電線と木の融合

馴れ合った二人の心
僕と君の愛情

不自然な自然体は
僕らを何処へ
導くの?
君は泣いた
僕は泣いた

僕が君に
君が僕に

誓った約束
消えた願い


君は泣いた
僕は泣いた

僕は君の
君は僕の

永遠の想い人
過ぎ去りし夢
バスドラムも叩けない
自分を応援して
くれた皆
エレクトーンは習ったのに

もちろん指揮者にはなれない
拍子も数え間違え
シンバルの音で演奏停止
人数合わせの為にいる

演奏会は晴 ....
言葉を必死に探したけれど

君は行ってしまうって…


追いかけても

追いつけない


そっと

そっと

季節の端に

追いかけたプラットホーム

 ....
すべてはこのバスの中で完結している
ふとそんな言葉が頭を横切る
雨はもうじきあがるだろう
そうして所在無さげに
手すりの傘だけが残るのだろう

老人は窓と小説を交互に眺める
後ろのどこか ....
詩の生まれ方にもいろいろある
卵生
胎生
卵胎生

生きている詩ならば
生まれて生きる詩であるならば
金太郎飴をちょんちょん切って
毎日数だけ増やしてくってわけにはいかないだろう

 ....
春が来て
世の中が明るくなり
手をたたこう
声を呼ぼう

鼻歌歌って
口笛吹いて
首を振って
リズムに乗ろう

夕陽に向って
両手を広げよう
うたた寝したら
夕飯だー!

 ....
私たちは自由で

行こうと思えば

どこまでも

どこまでも

行けるんだ

雑踏の中

現在地を見失いそうになるけれど

やりたいことは

全てできる

だって
 ....
バスタオルに湯気の立つ少女くるまれている
春には毛布もうすくなる老人
落ちてくる雨粒にときおり天にくちをひらく少年
あたしはひざを折りさらに腕をおりまげて居酒屋の出口で誰かをまってる

星が ....
九十まで生きたいとか言っていた姉が
今は七十でいいみたいだ
介護を受けれるか受けれないか
ボーダーラインの老人たちの調査をするのが姉の仕事だ
老人は環境をかえるとすぐにボケてしまうらしい
だ ....
風のぬくもりが
わたしの瞼を閉ざす

風のぬくもりが
髪を掬う指先を早める

風のぬくもりが
昨日の足音 響かせる

風のぬくもりが
終わらぬ唄を 呼び覚ます

風のぬくもりが ....
ドンドンドドーン
ドドーンコッドン
ドンドンドドーン
ドドーンコッドン

ドンドンドンタカタッ
ドドンコドンタカッタタ
ドンドンドンタカタッ
ドドンコドンタカッタタ

ンタンタンタ ....
中学は十時半消灯で
どきどきしながらラジオを聴いた
ラジオは抜き打ちでよく没収された
そのたび新しいのを買った
イヤホンからもれるのが怖くて
布団をかぶった、秋だった
                090506


蜜柑箱の中に詰まった
蜜柑を食べ尽くした
60人が
つぎつぎと坐ったので
潰れてしまい
バラバラにされて
燃やされた
蜜柑箱の中に ....
人生の軽さを言いながら人生の重みを感じさ
せる。
   そんな境地に僕もいつか辿り着けるの
だろうか。
     ノイズとスクラッチとギターとピ
アノと正弦波とドラムとベースとライムのよ
 ....
ある日、意表をつくように 
(体の透けた人)は 
微かな足音も立てずに 
この胸の扉の鍵を開けて 
足を踏み入れて来るだろう  

私は三十三年の間 
世に産声を上げた 
あの日から  ....
旦那がトラクターで田んぼを掘るというので
いつもは義父がおもにやっているわけで
田んぼの段差や道々のカーブなど
あぶないんじゃないかと思い 付き添い
一緒に行って 掘った後にでてきた
石を拾 ....
 睫毛にひかる
 指先の鏡
 幾筋もの
 昨日を靡かせて
 球体空間を漂う
 
 漂う影と影とが
 結合すれば
 軈てひび割れ
 風の彼方へ消える
 その現実に微笑むことが
 あ ....
大切にしてきた心
ホラーは見ない
汚い言葉は使わない
嫌な人とは話さない

美しいものを見て
正しい食事
正しい考え
正しい人間関係

愛は出しおしみをせず
いつも笑顔で
今日 ....
風の中のミィ

押し潰されそうな
小さな体を
必死に支える
可憐な笑顔

憶えているかな
丸く小さな影
ただ泣いていた
小学校の下駄箱を


風の中のミィ

一瞬でアイド ....
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