筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳無さそうな
地平線があり
空 ....
良い事をすると
恨む人がいる。
楽しくて
金儲けの為に生きる

苦しみに
突き進む人には
風は冷たく
当たる。

人をバカにして
命令する
頭を下げて
対応する

世の中 ....
玩具のビー玉

ガラスで出来たビー玉を炒めて冷やすと
中だけが ランダムにひび割れる

ときたま卵みたいに
ぱっくり割れてしまうものもあるけど
まあそれも ご愛嬌

まるで一流の工芸品みたいに
きらき ....
窓の外の猫が言うのさ
ピアスが足りなきゃ 塞いじまえ

一度壊れた おもちゃなんか
次にもそうなるって決まってる

釣り合ってるから動かない
だから珍しい事も起きない

そんな諦 ....
小さな掌に握り締めた片道切符
縁日の人込みに紛れた赤い鼻緒
引き千切れなかったモラトリアムの鎖
終わってしまおうと噛み砕いた白い錠剤
でくのぼうの首に巻きついたネクタイ
裏切りと同じ色に ....
拾いに行こう
真紅の言葉が落ちている
公園のベンチの下へ
優しさ枯れないうちに

拾いに行こう
蒼色の言葉が押し寄せる
人影のない海辺へ
想い出浚っていかれる前に

拾いに行こう
 ....
久しぶりに散文を落とそうと思った。なぜってまぁ、仲治君の散文を読んだから。途中までだけど。面白かった。続きはまた読もうと思う。なんだかんだで、僕は仲治君の散文が好きなのだ。あと、イカイカさんも。イカイ .... 海のように深く、

大樹のようにしっかりとした芯を持ち、

空のように広い心で、

人と接したい。



誰もがそれぞれ違う哀しみや苦しみを持っている事を知っているから ....
髭曼荼羅 数の多さや仏・菩薩


光を街に投げてみる


灯火寂しく静かに夜の淵


自由な討議 木片のペニスの林立


ガンジーを囲む自由の闘士らは


白衣の戦士が記 ....
うっすらと

冷えた微風にほんのりと

さやかな湿度とキンモクセイ

夜道をスーツは落ちてゆく

まよこを電車が落ちてゆく

ほんのりと

さやかな湿度と焚火のなごり

胸 ....
こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。

明日あたしは退院すんだけど、

退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして



そうだよ
それが
本音だよ


こえぇ ....
またしても
夕焼けに因縁をつけられる
丁寧に塗り直したばかりの
ちょっと自慢の金メッキは
緋色の光に呆気なく溶けて流れ出す

またしても
夕焼けに喧嘩を売られる
行先のどっぷり染み ....
人は自分を見付ける為に生きる。

自分を見付け、愛する為に生きる。


自分の求める「完璧」に成る為、

自分に足りない「何か」を補う為、

誰かを愛する。


私達は ....
虫の音だけが響く長い秋夜のしじまに
基次郎の 「檸檬」 を読んで
僕も明日、彼女の机の上に
そっと檸檬を置いてみようかと
画策する 新しい世界を生むために

だいぶすずしいなったなあ
と ....
梨が終わり
柿のなるこの頃
貴方は何を
していますか

天高く
同じ空の下で
貴方は
活躍していると
思います。

自信を
くれた貴方。
いつか有名に
なるので
応援して ....
星よりはやく西へ東へ

飛行機たちの遠い明滅

夜の坂道に外灯がたつ

いくつかの影をまとい

僕は長い坂道をくだる

僕は夜の無生物になる


さびしい、とつぶやいた

 ....
新宿駅連絡通路できれいなひとに呼び止められた
朗らか過ぎる白い歯並びと
しなやか過ぎる姿勢の妖しさと

「あなたがあなたらしく生きているとき人は美しい」

白い歯並びからのぞく跳ねるような ....
目には目を
目蓋にはものもらい

いつまでも憎しみを握っていられない
自分の握力の無さを嘆くべきなのか

歯には歯を
歯茎には歯肉炎

いつまでも恨みを呼吸していられない
自分 ....
貴方がド♪なら
私はミ♪
私がファ♪なら
貴方はラララ♪
素敵な和音
楽しく重ねて
美しいハーモニーを

貴方がド(怒)なら
私はシラ(知らんぷり)
私がファ(不安)なら
貴方は ....
ガード下のひっそり佇む昭和の人


70年代冷戦の仄かな緊張と死


黄泉へ下った冷戦を揺り起こすな
心の悪い人は
嫌われる
心の良い人は
好かれる。

何も言わなくても
彼等はわかる
日頃の行いが
物を言う

正しい事を
していると
得をしたと
思う。

感謝して
謝 ....
静寂のリズム
小さなわたしが震えている
手を差し伸べた
貴方の温もりに
あの頃の私は目を閉じて
身を委ねた小波は
浄化する
醜い私を剥がしていった

星を散りばめた夜空には
言葉な ....
骨箱の折り鶴 代償100万羽


骨壺の中で踊るの骨尖る


世の中ゆるせない事もある


昏い軍機 地に陽光の蝶舞う


予定調和するメロディーに乗り決する
風が吹いている

青く灰色のピンクの影のなか

夕暮れの香りが運ばれている


いちにちは

誰にかやさしい終わりを告げる

よるに棲息する

わたしは無生物になるでしょう
 ....
長い冬も
もうすぐ
終わる
寒い
寒い
雪の季節も
峠を越した

春は
旅立ちの季節
巣立っていく者たちの季節

春は
出会いと
別れの
季節だ

君の
笑顔は
 ....
あかねしたたる夕焼けこやけ
一尺五寸の袖ひるがえし
もみじのみちの落ち葉ふむ

振りからこぼれる緋色の襦袢
肩にながるるその髪の
さんごの櫛のその細工

川辺でうつむきあらう血の
い ....
負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな負けるな嘘を言うな弱いものをいじめるな

ああなりたいと思っているから
いまよりも高いところへ俺はゆく
ああなりたい ....
チョコ男爵は
3Kで
のっぽで、高学歴
高収入

ココア姫は
3Bで
美人、美食家で
ボインです。

カカオ王子は
3Aで、英語ぺらぺら
成績オールA
いつもA顔

ミル ....
子供たちを寝かしつけて
朦朧とした頭を抱えて

ただジュースを飲みたいがために
サンダルを突っかけて外に出る

雨上がりの真夜中
起き抜けの身体はまだ夢の中

視界は頼りなげで
僕 ....
               091017

吉備団子あげます
ください
くれ
おくれ
家来になった顔した侍達が
ぞろぞろ
動物の面を着けて歩いてくるから
ぎびだ〜んごっ
といいな ....
こめさんのおすすめリスト(5567)
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