神田小川町から靖国通を歩く四人の詩人

一人は青い顔をして健康の大事さを説きぶつぶつ食べ物の名を呟く
一人は赤い顔をして声高に愛を語る
一人は黄色い顔をして金の儲け話を話す
そして、一人は黒 ....
           100129


鳥のくせに
妹が居る
姉が居る
男が居ないのはなぜかと疑うのは
男だけだろう
雪が降ると寒いと思っていたが
そうでもないと聞き
常識にとらわ ....
夢の中でさえも苦しめられてる。 あたし幸せになれないの? うん、なれないの。 わかってる。 けれどそれでも触れてみたい触れたら何か変わるかもしれないって浅はかな希望。 諦められないところがきっとまだあ .... 会話がなくては生きられない。
優しさがなくては生きられない。
味方がいないと生きられない。
ご飯がないと生きられない。

一人では生きられない。
夜伽がなくては生きられない。
自分を理解 ....
                100128



台風の日は
窓を全開にしてください
窓があると
空気抵抗が増して
壁が潰されてしまいます
強烈な風に
窓から窓へと
通 ....
無彩色の交差点で
あなたは立っていましたね

行き交う車を眺める毎日
通勤人を見送る毎日
グレーの空気を吸いながら
そこに立ち尽くしていましたね

忙しい人々は
誰もあなたを気に ....
おもいで

10円玉を握りしめたいつかの少年が泣いていた
こんなにも近くにコンビニがあるのに
駄菓子屋という夢の国は遥か遠くで
疎開してしまって

コンクリートだらけの街並みはいつも ....
夜の冷たいベランダに出て、丸い月を眺
める。誰にも云えぬ悩みを白い吐息で呟
けば、胸底の容器に濁り積もった毒の塊
が、少しずつ、少しずつ、蒸発し、夜の
静寂に吸い込まれ、いくぶんか、胸の重
 ....
 
 
どこかの外れのような野原に
ひっそりとメリーゴーランドはあった
白い馬にまたがると
むかし死んだ友だちが背中を押してくれる
メリーゴーランドがきれいな音楽とともに
ゆっくりと回り ....
{引用=銀色の月を砕いた細雪
虚飾の街にも、しんしんと
上野発カシオペアはふるさとゆき
すれちがう旅人のなつかしいアクセント


耳の奥では遠い遠い子守唄
かあさんの声、 ....
夕暮れに迷いこむ

迷いこんだつもりもないのに

迷いこんでいる

青灰いろに

おかされてゆくまえの薄暮

じぶんが何処へゆこうとしているのか

一瞬、いや、しばらく分からなくなる


それはまるで ....
もしも猫になれたのなら
そう、考えた事はないでしょうか?

誰だって一度 もしかしたら
それ以上に自分とは違う なにか
に、憧れるのではないでしょうか


堤防の上を歩いてみました
少しだけ周りの目 ....
 年老いた扉をゆっくり開けて
 ようやく飛び出せる

有酸素運動をしよう
小さな目標を掲げたわたしはアパートの階段を駆け降りて
よく知った町を
道を 歩き出していく

 音楽やヘッドフォンいらず
  ....
やっぱり殺して欲しくなるけど

君の唄は先に進んで

未来に足が動いてしまう

ストロボはアドレナリンを急かす






ハローハローハロー




全ての祈り、 ....
ほどけた 靴紐を結びなおして
ふと見上げては笑った

おどけた 魚はもしかしたら
かまぼこになってるかもしれないね

不吉というよりも…
そう……

街路樹に背を向けたのは
凍えてしまいそうだから ....
はじける光を逃がしたくなくて
手のひらで両耳をきゅっとふさいだ


いくらあたたかな毛糸で肌を覆っても
手足は温度を忘れたかのように冷たい
冬は嫌いじゃないし寒さにも強いほうだけど
この ....
気絶しそうな海が春の鼻先で
壊れたり生まれたり寝返りを打ったりしていた
レイン・ツリーと何度も口にしながら
飛行機雲を保存する方法を考えた

音が消えると振動がなくなるので
悲しみは無意味 ....
愛される喜び
愛する喜び
笑顔が絶えず
誉め言葉が絶えない。

信頼されて
頼まれて
信じて
頼られる

心に光を
心に安らぎを
心に安心を
心に希望を持つ。

言葉の使 ....
適切な一秒を
わたしにください

わずかに
ずれることもなく
適切な一秒をこの身にください


 この目に
 何かを映すなら
 光か影のどちらかを

 耳に何かを残すな ....
お嬢さん、ハンカチ落としませんでしたか

なんか懐かしいよね

それから腕時計しているくせに
いま何時?とちゃっかり左手首隠しつつ尋ねてみれば

そうねだいだいね♪

あの頃のあなた ....
高校時代ラグビーをやったなあ
そんな奴いっぱいいると思ったら大間違いや
社会人になったら
クラブチームにでも入らんかぎり
そんな奴はほとんどおらんかった

ラグビーボールって、あれすごい切 ....
 
 
こんにゃくを買いに出かける
いつものスーパーでは売り切れだった
少し遠くのスーパーでは見つからなかった
少し遠くの別のお店では
こんにゃく以外のものならあるのですが
と残念がられ ....
沈みゆく 夕日の中の 僕と君 二人のほっぺは ほらりんご色  
Moonlight
さっきまで聴いていた君の声
月に浚われた気がして・・・

確かめたくて
電話してみたけど
月まで電波は届かなかったみたいだね


Moonlight
いつ ....
熱帯夜みたいなきみの瞳はもの悲しくて
ひとつぶの砂も巻き上げることはなかった
湿らせたのはほんのわずかな空間だけで
振り返った背中の先には象のおりと高らかな歓声


きみのその長い首を支え ....
鉄くずが
泣きやんだ

そんな
気がした夕暮れだから
昔ばなしはおしまい
今日はおしまい



踏まれた枯れ葉が
くすっと笑って飛んでった

きっと誰しも
そうや ....
 ひとすじ、の 細道を辿る

わたしの集大成が惜しくも
失恋をしてしまったようで
ドミノ式に崩れ去っていく


 ほのずっぱい雨
 これは天気予報のいじわる
 わたしの真っ赤な靴 ....
ぼくは裸にもどります
着ているものを脱いで記号にもどります
記号は誰かに気付いてもらうために
信号になります
見つけてくれるまで発信し続けます


金属と石に惹かれる女たちは
アイスラ ....
終わらない轍を抱えながら

時への妄想を考古していた

時は迷路に曳かれている

命や命の周辺を発掘する

それらは無機物になって

感性や知性に弄ばれていた

終わらない轍を ....
世を去った友を追悼して 
{ルビ一昨日=おととい}の夜、朗読会の最後に 
友の詩集を開いて読めば 
何処からか、今も僕等を励ますようで 
詩友達は密かな約束を胸に、家路に着いた 

昨日 ....
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