「牡羊座」

恋したら猪突猛進どこまでもちょっと待ったは無しの恋なの

「牡牛座」

石橋を叩いて渡るこの恋をゆっくりそっと見守っていて

「双子座」

あの人も好きだけどこの人も ....
今再び王子は蘇る
地獄の釜から這い出てきた
君は空を飛べるんだ
地獄界から人間界に
飛んで戻ってきた

向う所敵なし
理論で全て説明して
神に祈る
改心せよと
ゴミ箱から膿を吐き出 ....
月光輪は白く
外灯は虹をかがやく
世界は青く
白い道をしめす
道端に手向けられた花は
誰をしめすでもなく語りかけ
僅かな戦慄と蜘蛛の糸のような
儚い残存を与える

あぁ、夜だ

 ....
■罫線

歩くことなんか出来ないってわかっていても
真っ直ぐに続く道を知りたかった
言葉はあまりにも無防備すぎて崩れそうで
その柔らかさを利用して思い切り固くした


発しては、ほろほ ....
暖かくなったら簡単に
咲いてしまうから花は
ぴたりと閉じた夜
冷気に凍れもしないで
焼けて朽ちるよ

ともし火は枠のほこりに
つもりまみれて居残らない
春、のような水脈を
五線譜に記したく


少年は
夜を鏡でうめ尽くす
そして、
怯え



柔らかな
こころに角が
生えるとしたら、

それは
芽吹いたばか ....
疲れてきたのかな?

女子マラソン観てたあの人がつぶやいた

どれどれとテレビの画面を見やれば
折り返しまで先頭グループにいた選手が何度も後ろを振り返った

背後に見えるのは何なんだろう ....
 
 
光が蒸発していく駅舎
待合室の隅のほうで
一匹のエンマコオロギが
行き場をなくしている

他に行くところのない子供たち
髪にきれいに飾られた赤いリボン
鼻から伸びているチュー ....
                奇数行:萌木 碧水
                偶数行:奥主 榮

  するり とすぎた
   形がないまま ふわりと
  いま なにが流れたの
    ....
丸投げされた洗濯物に埋もれている
わたしたちの日常の色というもの

どんどこどんどこ
どんどこ、まざりあう

洗濯かごいっぱいで
家族団欒としているよう

わたしの目尻がほんのり
 ....
耳を傾けて

そっとあなたを転がすから

ゆっくりと熱を伝えて

あなたをいただきます

そっと首を撫で

あなたの首の凹凸を探す

私の唇はあなたを味わう為にあるのだろう
 ....
真剣な 君の眼差し 恋をした 息をするのも 忘れる程に 胸に手をおいたのは
あなたがひとりぼっちだったからです

手首をしばったのは
あなたの声がせつなかったからです

歯をかんだのは
ほねを愛する練習です

あなたと石を飲んだのは
ど ....
               奇数行:萌木 碧水
               偶数行:奥主 榮

  まくらな部屋にひきこもり
   ふらりと 舞い降りる
  窓辺でふうと頬杖ついて
  ....
キッチンで君と二人
こんにゃくをちぎっていく
娘は一人、二階で
静かに宿題をしている
こうして手でちぎると味がよく染みこむのよ
君が母親から教えてもらったように
僕は君から教えてもらっ ....
汚いワンルームのアパートに逼塞する
筋金入りのジャンキーで
しかもアル中
詩を書く痙攣性のケルアック
自己嫌悪を嫌悪する C31

シャワールームのパイプは錆びていて
壁はそこ、ここ ....
 酸の濃度にしか反応しない微生物がいるそうです。彼には、光も音も存在せず、酸の濃度だけで世界を構成しているわけです。
 人間が色光としてとらえている部分は全電磁波領域の10分の1程度に過ぎず、ミ ....
こんなに寒い日は君との距離を痛感する
ほんの数センチの立ち位置から生ずる隙間が遠すぎて

言葉を失う前に何かできる事はないかと
必死に君の目をみてそっと近づいたら
君の体温はむしろ少し痛くて ....
               奇数行:奥主 榮
               偶数行:萌木 碧水

ふたを おいては
 くつくつくつ くつくつくつ
ぐつぐつとした空気を
 くつくつくつ ....
夕日はぼくの月だから

きのう月がうつくしくて

夕日のこと考えてしまってた

月がさんさんと照っていて

それは夕日みたいで

きのう夜はとても満月だった

夕日のこと想って ....
夢を見ている

あたしは綺麗で
まるで勇者みたいなお姫様

幻想的な世界に立ち尽くす
一人ぼっちで

傍らには 手懐けた獣達

愛らしさなんて欠片もない
獰猛な爪牙をちらつかせ
 ....
踏みしめる音が心地よいから
麦を踏んでいるわけではない

やがて来る冬を越して春を迎えるために
僕らは強くならなければと
強がっている

強がることでしかゆるされないと思い込んで
差し ....
その人は穏やかに時間を過す。

あたしの持つそれとは全く違う過し方をする。

今日が何日で、何曜日かも関係ない生き方をしてる。



今日が何日で、何日が勝負日で、とか

何時に会 ....
海面にゆれる
ずっと上空
どんな世界なのか
知らないけど
太陽とやらが眩しくて
ぶくぶくぶくぶく
信号を送り続けた
返事はまだこない


産卵を終え
返事はきてないけど
い ....
思考は相変わらず単純で 欲しいものは手に入れた
今でも空に梯子をかけて あの大きな月をとりたいんだ。


いつからだろう 狙い言葉で純粋を装ったのは
いつからだろう 世界が色褪せて見えたのは ....
つたない過ちが積み重なってできた
暴露

役立たずの脳みそは割れた
ザクロ

勘違いした女の側の
コンロ

ドロドロの血液を循環させ続ける
水路

出口に繋がらない
迷路
 
 
このこんにゃくを探しています
家族同様に可愛がってました
見かけた方はご連絡ください

という貼紙が電柱にあった
家にあるこんにゃくに良く似ていたので
書かれていた住所のところ ....
それはきっと他愛の無い事ではあるのです
貴方の側に誰かがいれるという事はきっと素晴らしい事なのです

むしろ貴方が何時も孤独の最中にいないのであれば
それはおそらく私にとって実に喜ばしいことで ....
ビルの
赤い点滅が
いつまでも続いていて
いくつでも、
続いて
いて

それはまるで
飽くことのない
異国の海のようだった



東京タワーから
眺める夜は
リア ....
教壇から頭ごなしに説教をするタイプでもないので
例によって教室を歩き回りながら僕は話す
半年、あるいは一年ほどの付き合いで学生について
何ほどのことが分かるかと問われれば返す言葉もない

も ....
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