こみどり待たせた道路の白線
丸い木の輪に赤い手のびる
二本の足に根の指下がり
みじんぎりの水 羽根切り回り

枯れてく管に門出の粉族
ふくらむ尾の顔
爪先に笑う

部屋に屋根飾り 灯 ....
『顔を売れ』というアドバイスは、セールスなら一度は耳にしたことがあるだろう
『顔を売れ』とは、『人間性を売れ』ということだともよく聞く

では、『人間性を売れ』とはどういうことなのだろう

 ....
書物に手を伸ばす 善行


坐したままのAV行為が業となり


昏い体に妙法は良薬


悪魔・天使 流動して 築く
七年ぐらい土にいて
一週間だけ空にいて
今は何処を飛んでいるんだろう

部屋に落ちていた蝉の抜け殻
そんなこんなに想いを馳せる
 演台に
 原稿用紙を広げ
 子どもたちは声の限りに叫ぶ


「笑顔の
あふれる町にしませんか」


「あなたの近くに
寂しがっている人や
弱っている人はいませんか」
 ....
砂漠にぽつんと

壁がある。
黒い壁がある。
大きな黒い壁がある。

その前でぶつぶつ呟いている男が一人。
終日ぶつぶつ呟いている。
男の言葉は聞き取れない。
ぶつぶつぶつぶつ呟いて ....
朝顔や木星金星西東

朝顔や木星遥か西の空

朝顔や金星親しく明けの明星

オリオンは薄れ金星残り星

夏が去る立ち去り際にざりがにつぶやく

声高くその蜩の錬金術師

リラの ....
赤い月が見てる
私の背中を
じっと見てる
後ろめたさの滲む背中を
突き抜けて
隠した本音を
見透かしている

君たちの笑顔を飲み込んで
今日も私は
死んでいきます

真実はいつ ....
私たちは
眩暈がするような速度で
転がり続けなければならない

変化すること
それが何よりも重要で
変わらなければ私たちは衰退する

そんな強迫観念に
いつの間に囚われてしまったのか ....
遠ざかるものよりも
進むものでありたい

あなたに向かい

深夜
雨に濡れた肩を抱く
あなたの手のぬくもりが
この背中に焼きついて離れない

赤い痛みが沁みていく

離れていて ....
夜の風にまともにあたった

そこには常に新しさと懐かしさが潜んでいる

私には叶えたい夢がある

いつ流れるかもしれない流れ星を待って

でもあの人は言った

流れ星に願いを込めら ....
溶接の火花とぶほど推敲す


また一つ霧中に荼毘 灯りゆく


雲割れて百条の光 降り降る
脆くも張り裂けたハートは

またチクチクと縫い合わせればいい

縫い目だらけの私のハート

ヘタクソな縫い目から漏れたのは

感情なのか?

涙なのか?

解れた縫い目は

 ....
のうぜんかつらの涼しげな顔に
もっと朱を塗りたくりたい
あなただってもっと
生々しくなれるんじゃないの顔の無い恋人

愛してると愛してないの中間を掬い上げてぼくに降り注いでください
誰だっ ....
              090910




朝起きると
ラジオ体操をする
ラジオ体操の番組を鳴らす
元気のよい小父さん小母さんの声で
目が覚める
ラジオ体操を聞き終わると
 ....
また差し歯がとれた
一年で三回目
歯を磨いていたら音もなく
歯医者もさすがに見過ごせなくなったのか
作り直しましょう
と言った
しかし
それでだめだったら入れ歯ですよ
と続けた
僕は ....
季節と季節の繋ぎ目になると
あたしの手にはささくれが顔を出します

親不孝のしるしだなんて
よく言われるけれど
そうしたらあたしは
年に四回も親不孝な時期があるのかと
すこしがっかりする

もう蝉も鳴 ....
僕は青い空が好きです
雲一つ無い澄んだ空が
それは小さい頃から好きで
よく晴れた日は
いつもウキウキしていました

本当の僕は
ネクラなので
青い空を吸い込んで
真っ暗な心に
パス ....
透明なので正座して視る 秋陽


銀河の尾が見えるような青空だ


常緑の緑を眼が食べている
受けたくもない 
カイゴフクシシの書類に貼る 
証明写真を撮るために 
3分写真の小部屋に、入る。 

頭と顎を 
正面に映る自画像の 
上と下の曲線に嵌めて 
にぃっと一人、笑ってみ ....
熱い光はただ重なって
そっと重ねられて


渋滞した道でせわしなく鳴るクラクションも
軽やかに散歩する犬の太くて短い声も
光に飲み込まれてかき混ぜられて
珈琲に落としたミルクみたいにぐる ....
俺は通じゃーねぇさ。
通なんてのはデイ嫌いだ。

寿司?
寿司なんざぁ鉄火巻に決まってろうが
コハダなんてのはいい若いもんが喰うもんじゃねぇ。
しなびた年寄りが食うもんだ。あんな生ぐせえも ....
回転扉の向こうはサバンナだった。
「さぁ、はやく。」
何かに躊躇っているうちに
電解質と一緒に失われた
青という名の雷鳴。



「サバンナに広がるベッドには、 ....
ちぎれた雲の雨脚にまで届くように 斜めの光線に従って
指先をぴぃっと伸ばしてゆくんだ

触れた蒸気のもくもくのすきまには
あたらしい宇宙が隠されていたとか、いないとか。
既に誕生していたのか ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
ここに一脚の椅子があって

それは懐かしいにおいのする木製の小さな椅子
小学校の教室にあるような椅子
揺らすとかたかた音がした

そんな椅子にあなたは腰かけている
手には一冊の詩集
マ ....
納豆御飯食べ MTV英語歌


細る月 照らし出された虫の息


リビドーの濁水に咲かす大輪の明度


衝撃の壁あるごとく気温上昇


桜の古木 匂い立つ秋日


樹木に ....
帰る場所を
見失ったのです

後悔を口にするのは
容易い
でも
君が帰って来る
訳でもないし
元の幸せな日々に
戻る訳でもない

いつまでも
本音を言えず逃げる私に
素直な
 ....
並んでる人がいたりメディアに載っているってだけでその店を美味しいって言っちゃうような人が多過ぎる気がするなあ。

1Q84読了。
沢山売れているそうだが読んだ人達の感想はどのような感じなのだ ....
止まっている扇風機が一人でいる


風が誘って 空は胸 はだけて


常緑の葉を噛んで 木の指 愛撫
こめさんのおすすめリスト(5567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くすりすりくすり- 砂木自由詩4*09-9-13
人間性を売る- 吉岡ペペ ...散文(批評 ...309-9-13
悪魔天使- アハウ俳句209-9-13
蝉の抜け殻- 風見鶏自由詩309-9-13
子どもの宝- 千波 一 ...自由詩10+*09-9-13
- ……とあ ...自由詩8*09-9-13
八月のオリオン- 小池房枝俳句3*09-9-12
赤い月- ミツバチ自由詩5*09-9-12
加速し続ける世界- kauz ...自由詩10*09-9-12
『背中』- あおい満 ...自由詩6*09-9-12
星への願い- maricat自由詩2*09-9-11
101条の光- アハウ俳句5*09-9-11
ぬいぐるみ- 伽茶自由詩209-9-11
降り注げ- あぐり自由詩3*09-9-10
体操- あおば自由詩5*09-9-10
ただ生きているだけ- within自由詩11*09-9-10
変わり目- eagle携帯写真+ ...409-9-10
空が好き- ミツバチ自由詩8*09-9-10
そして秋- アハウ俳句4*09-9-10
「_証明写真_」_- 服部 剛自由詩209-9-9
初秋、夕暮れに- あ。自由詩20*09-9-9
半可通- ……とあ ...自由詩7*09-9-9
ポカリスエット- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...23*09-9-8
不確定性過呼吸の昼下がりに_、すこし飛ぶ- 北街かな自由詩609-9-8
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
ラヴなひと- 恋月 ぴ ...自由詩34*09-9-8
雑詠6句- アハウ俳句3*09-9-8
前を向いて- ミツバチ自由詩9*09-9-8
Tuesday_Anymore- BOOKEND散文(批評 ...4*09-9-8
エロチック!- アハウ俳句3*09-9-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186