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体がね 

変化し始める時だから

       
     心が落ち着かないのよ





心がね

  変化し始めてるから


     体が落ち着かないの ....
夏が終わるね
少年が
風鈴の音を撒きながら走り抜けた
この胸元ではまだ 汗のビーズが貼り付いていて
蝉しぐれが落ちてくる 私たちの地上では
色付きの花々が 太陽を仰いでいるけれど
ゆきの花 ....
彼女は
朝の遠いこのまちの 
ちいさな刷毛で色をさしてゆく、群青
そらをぬりこくって笑う
その背中に 
にじんでゆく夕焼け空を想起しました
けれどもうぜんぶ しずんでしまったから
 ....
午後11時55分の川面に浮かぶ 昨日行きの船は
今日の悲しみを乗せて 海の彼方へ


満ち潮には 増減があるのだと
思い巡らす 詩人の夕暮れる刻
紅葉した太陽が 海へと流れ行く

 ....
桜降る あの 朱色に染まる門前で
逝き 生きと 別れたというのに
あなたは 私の夢の中で
「君の傍にいるよ」とか
「守ってあげるよ」とか 言うのです。


幸せだった一日の終わりに
 ....
あなたの温かみと重みが
わたしの存在に加えられる
その重みで
わたしは少し沈む
ほんの少し
沈む、あなたのわからない程度に

支える四本の脚
と呼ばれている、それは
わたしの言葉
 ....
もうラブソングを歌わなくなって
しばらく経つ
そんな事に気づいたのは
煙草を立て続けに吸って
気持ち悪くなってからだった

恋をすればラブソングを歌い
失恋しれば失恋の歌を書いた
頭の ....
愛しているよと素直に言える今が幸せ

きっときっと
いつか君が大きくなっていくにつれ
私との会話は減っていき

「愛してるよ」なんて言って
抱きしめることは出来なくなるんだよね

君 ....
駅前にホテルが二つ デパート三つ
それから 増えている風俗店

以前は
国道十六号線とJR中央線の交わる狭い一帯に
軒をつらねてひしめき合っていたのに

裏の遊技場を隔てた
暗黙の境界 ....
おなかをかいている
ふところに
つもる
きのうがある
きのうはいぬと
あそんでいた

みつけていく
きずあと
いつも
こころのなかの
おじさんに
おこられているかんじ
のうの ....
川縁の草いきれの中を
ひた走った記憶は
あるいは夢かもしれず


はじめは
ひとすじの流れにすぎなかった
けれど運命は
生まれる前から決められていた

旅を重ねるごとに
強さを身 ....
飛び降りたら街道だった
山駕籠を襲って客を突き殺す
駕籠かきは慣れた顔して寄ってきて
分け前を寄こせと言う
知るもんかというと
てんでに杖を構えて挟み打ちにされた
ひとりは払いのけ
残り ....
「ええと…ミスターチャド、くん?」
「いいえ、チャボです。ボクシングの『ボ』…」
「ああ、ぼったくりの『ボ』ね。…実戦経験ありか。どこのプロレス?」
「あのう…正義の、味方です…」
「聞いたこ ....
お祭りを終えた夜のように
まだ熱い頬と首すじ
余計にはじけた夢を見ました

はじけたことだけ覚えてる
色とにおいはこぼれても
はっきりと鼓動が踊ってる

もったいなくて、ね
夢を思い ....
湿った風が吹く朝に
君は薄い火を灯した幹から両手を離す


種の保存の掟は果たせたのだろうか
君の生き方は純粋で幸せだったのだろうか
最後は雲の切れ目から青空が見えたのだろうか


 ....
燭台にともされたろうそくの炎が
一点の曇りもない銀のナイフとフォークに
照り映えています
用意された皿はただ一枚
白い無垢な皿です
さあ時間になりました
採れたての ....
もくもくの白さを
蒼い空に貼付けていた夏は   ミ〜
ろうそくの灯火なのか      ン ミ
最後の悪足掻き          ン ミ
                  ン ミ
      ....
すきとおる泪が
青い洞門をすべり落ちる
あなたほど自然に私をさとすものはない
美しく象形した蚕の吐糸がやさしく肌を包む
あなたは私を裸にせず裸にする
新しい息吹は真珠となり
このく ....
ビブラートする白
は、流れ落ちて目覚め
あとは黒い眠り

指先は
猫毛のように鍵盤を滑り
響きは深閑に温度をもたらす
私の背にかむさるその暖かい音色は
恍惚に揮え光冠を放ち
空中 ....
空からまっすぐ垂れた
雨の糸
大地に織られ
数多の模様を描きます


縒り合わさって森となり

縒り合わさって海となり

縒り合わさって国となり

土に染み渡るまで
浮 ....
「薬を飲み忘れたわ!帰らないと」

マンボウを見に
水族館へ行こうと
誘ったのは彼女の方だったのに
家を出てすぐ言った

「どこが悪いの?」
「知らないわ、生まれてからずっと飲んで ....
もう
鋭いところまで、
来てしまっている。

人々は、
気付いているのであろうか。
虚空は、
妖しく、うねりながら明滅している。
あさっての老人は、
{ルビ落葉=おちば}に手を合わせ ....
俺が何人の女を抱こうと
友よ
俺は君の知っている幸せを
友よ
微塵も知らないのだ
友よ
俺が欲しいのは
友よ
少しの優しさと少しのぬくもりなのだ
友よ
君の言葉の所為で俺は死にたく ....
腰の曲がった老婆がひとり
大雨の中を歩いている
両手を鎖に繋がれて
重い足枷を引きずりながら
濡れるに任せ歩いている

彼女にも愛は確かにあった

独り暮らしの雨は寂しい
愛は何処へ ....
  行ってらっしゃい、気をつけて




  静かな朝の洗面所


  ちっぽけなスペースに


  無造作な歯ブラシ5本の安堵感




  本日も良好、我が家は ....
優しい声は健在で

いつも 私を癒してくれる

そばにいれたら

あなたの横にいれたなら

その声を いつも聞いていられるのにな
夕焼けのなかに
ぽつんとビルが
建っている

ながめていたら
たたずむひとに
見えてきた

ひとが
暮らしている
のだから

ひとに
似てくるのは
当然のこと

かもし ....
僕は奈良公園で鹿の角をにぎっていた


同じころ

父は帰りの電車のつり革をにぎり
母はスーパーで安売りの大根をにぎり
妹はベッドの上で携帯電話をにぎっていた

隣の部屋の夫 ....
叫び狂う
夜空に向かって両手を広げ
蛾にでもなったかのように
キラキラとした粉を振りまき
星もない空にでも
誰にも言えない悲しみを打ち明けるように

生きている私
生きてきた私

 ....
純粋ならざる錬成から生まれ、
おぞましき獣となりて、
いまだ人ならず。

異物、
或いは汚物を喰らい、
蛆と成り果て、
蔑まれようとも。

いつか人と呼ばれる ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6386)
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