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モノを置かないでください
と張り紙のあるところに
モノを置いた

そんな些細なことがきっかけで
そんな些細なことの積み重ねだったのだろう

「いつもの」
そう修飾された朝は
あっ ....
愛の言葉は砂漠に棲む蛇の肌触り
ガラス片の透き通る
艶やかさを床に滑らせては
汀から細波へ
細波から白ウサギの飛び交う荒波に
感情の姿を次第に変えてゆく。


与えあう愛の軋み。
軋 ....
膨らんでゆく不安を感じていた
知らない人とすれ違うたびに
増してゆく孤独があった

遠のいてゆく誰かの背中に
思いつく限りの名前を呼んで
立ち止まらせたいと思ったのは

それが優しさだ ....
いっこのへいぼんなたまねぎが

うそいつわりのないほんとうの

じぶんのすがたをそのめでたしかめようと

おそるおそる、いちまいかわをめくります。

そうして、すこしみがるになってみて ....
電池が切れた。
電池は切れていた。

もうずっと前から、
電池は切れていたんだ。

嘘を付いていた、
まだ動くから。
切れてない、
演技していた。

怒る ....
寝顔だけは
どんなことをしても
取り繕えない

赤ん坊も
うら若き乙女も
お髭の立派な紳士だって
枕の上ではあどけない顔をして

お医者さんも社長さ ....
若いって
苦いと
同義だよね
字も似てるし
と口に出したとき

悲しいって
美しいと
同義だよね
と言った
君を思い出した

空は平均的に青い
顔の綺麗な女が顔の醜い男を笑い

顔で判断する女を性格で判断する男が笑い

性格で判断する男を冷めた女が笑い

冷めた女を熱狂的な平等主義者が笑い

平等主義者を死ねないペシミストが笑 ....
今宵 契ろう。

きみの血と
きみの精神を

わたしの肉と
わたしの感性を

むずかる月の下で。
手を離せば、
自然に落ちてゆく。

それは抵抗もなく、
するり簡単。

しがみつく、
醜い姿。

向こうに鏡。

お前を落とす、
引力に惹かれてる。
 ....
微かな水滴が
雨の存在を地上に示す

磁力線に沿わず自由な思想で
舞い落ちる雨粒は
落下する意思そのもの

季節の移りを告げてまわる風が
鈍色の雲を次の季節に追いやり

残り火がわ ....
鈴虫が苦虫をつぶしたような
カンカン日照りの昼下がり

スーパーではサンマが大漁で
大根おろしもスダチも準備万端
秋を味わう食卓に登るのを
今や遅し と待ちかねている

鰯は豊漁旗の漁 ....
風が吹いておりました
風が吹いている日に飲む野菜ジュースは哲学の香りがするのです
そんな日は詩を書きたくはないのです
空があまりに無知なので

わたしの青春としての位置づけは
もう随分と前 ....
しらないのですか

 しらないのですか

わたくしはもはや
すがたなきもの

たいしゃはすれども
かれはのしたの
つち
とおなじ
からだをもっているのです

しこうはすれども ....
もちづきの ひかりやさしき はるのよい
たたずむみなもに ふりおりし


つきのこどもの くらげやゆれて
ははをおうてか なみまにみゆる

きらめくしぶきも はるいろみせて
たえまなく ....
私という曲線をなぞる
薄っぺらな影が
このまま溶けてしまわないように

望んではいけない
夜を越えてしまった

私ははしたない女ではなかったかしら
未練がましい女ではなかったかしら
 ....
九月
雨が多いのは毎年のことで
それはさしてめずらしいことでもない
のかもしれない

秋というにはまだ早く
ちょうど残暑という言葉があてはまる
そんな晴れの日も多い
九月


家 ....
つまり詩というものが
人類を語るためのものならば

骨髄の中に
血液の中に
どさくさに紛れて
流れているお猿さんを
見つけるためのものならば

女は詩を作り得ない

女は女である ....
戦争ということばは
ことばでしかないような
そんなおじいちゃんの傷跡は
僕が
大学をでるころ
白と灰のまじった骨になって
それをみたぼくは
その前に
においがきたのだ
骨が炎で焼かれ ....
  
  「本を読みなさい」
  

   その人はそう言って
   夕暮れて図書館が閉まるまで
   わたしの隣で静かに本を読んでいた


   映画を観なさい
   音楽を聴き ....
夢がいろづいていく

こんもりと繁る みどりのなかから

そらが冷たく 澄んでいくごとに

ほほを そめていく 木の葉

ほら また ひとひら

風に乗って 旅立っていっち ....
うんちくんたちは、
考える。

やわやわうんちは、
柔軟に。
かたかたうんちは、
堅実に。
からからうんちは、
狡猾に。
ふみふみうんちは、
卑屈に。

 ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
地底人さんの朝は早い。

日の昇る前から働いて、
せっせせっせと働いて、
日が暮れたって、
月が笑ったって、
まだ働く。

地底人さんは穴を掘る。
くる日もく ....
しどけない姿で
君はうっすらと頬を染め
あられもない姿で
君は左手を背もたれに預ける

横顔はうつらうつら
淫靡な夢に眼差しは宙を漂い
噎せ返る密林のざわめきは
VooDooの魔笛
 ....
絵は語りかけてくるのだ

院展に飾られた数十の世界に
僕は招かれ
彼等を渡り歩いた

ある明け方に
青い国は一筋の紅い光を浴び
鵜飼いの男は焚火を消した

ある朝に
インドの女が ....
  電車に乗って 15分
  何をしようか

  転寝をして奇妙な夢をみたり
  本を読んで世界の美しさに涙したり

  今日のあなたを思いだして
  自然と笑みをこぼしたり

   ....
落ちてきそうな
空のあお。


透明なグラスに
いれた、

世界がひっくりかえる。
てれびをみるきょうだいのよこに

みたらしだんごが

いっぽんあって

いっぽんには

さんこささっていて

きょうだいはひとつずつたべて

のこりのいっこをふたりでうかがって ....
強い信念があれば
幼子の指一本で
巨人を倒すことも出来る
二機の飛行機が
大国の象徴を滅ぼしたように

しかしその信念は歪んでいたために
多くの生命を無駄に奪い
 ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
修飾されない朝- たもつ自由詩4105-9-15
Snake_Eyes- 恋月 ぴ ...自由詩13*05-9-15
スクランブル交差点の真中で- ベンジャ ...自由詩10*05-9-15
たまねぎのふじょうり- ブルース ...自由詩5*05-9-15
「_電池が切れたら、さようなら。_」- PULL.自由詩20*05-9-15
寝顔- 落合朱美自由詩12*05-9-15
空、その周辺の事象- 簑田伶子自由詩27+*05-9-14
(嘲(笑)顔)- 自由詩4*05-9-14
今宵- むらさき自由詩3*05-9-14
「_引力に惹かれてる。_」- PULL.自由詩7*05-9-14
夜空の幻灯機- たりぽん ...自由詩10*05-9-13
*残暑日和*- かおる自由詩3*05-9-13
振り返るとき- tonpekep自由詩18*05-9-13
ユウレイ_ノ_ウタ- こしごえ自由詩14*05-9-13
愛しいうた- しらいし ...自由詩11*05-9-13
背徳- 落合朱美自由詩10*05-9-13
夏からの手紙- ベンジャ ...自由詩14*05-9-13
女と詩- むらさき自由詩5*05-9-13
- 石川和広自由詩9*05-9-12
十月の空を見なさい- 嘉野千尋自由詩25*05-9-12
*風たちぬ*- かおる自由詩5*05-9-12
「_うんうんごっこ。_」- PULL.自由詩7*05-9-12
落下する、夏の質量- 嶋中すず自由詩4605-9-11
「_地底人さんがんばる!。_」- PULL.自由詩13*05-9-11
VooDoo_Jungle- 恋月 ぴ ...自由詩11*05-9-11
次元の狭間で- 士狼(銀)自由詩6*05-9-11
15分- むらさき自由詩4*05-9-11
テーブル- アメウ自由詩3*05-9-11
だんご_れすきゅー- ブルース ...自由詩5*05-9-11
2001.9.11〜あれから〜- 落合朱美自由詩15*05-9-11

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