すべてのおすすめ
[黒き衣に]

星は輝けども
我を導かず
月は地を照らせども
我を照らさず

我が手を取りて
道示したるそのひとは
黒き{ルビ衣=きぬ}召し
闇に立ちたり

さればこそ
黒き ....
かみさまをつくった にんげんたちは

くるった かみさまのかみさま

つくられたかみさまは

いつも ぜんちぜんのうですが

かみさまのかみさまの 

おもいどおりには

せか ....
住宅地のはずれにあって
草がぼうぼう生えていて
樹木は無い
遊具は
赤いジャングルジムと
青いブランコと
錆だらけの滑り台
隠れるところもなく
逃げることもできない
近くにはもう
 ....
私の父はある日
「お前の頭は大丈夫か?」と言いました。
私は
「別に普通だよ」と返しました。


詩に埋もれて生きている私を、父は心配してくれているのです。
私だってたまに自分がキチガイ ....
暗闇の中で誰かさんとワルツ
手を合わせ
回るように
流れ星の歌声が降り積もる中
くるくると
ワルツ
暗闇のあちらこちらから
ため息と共に
一夜限りの夢が咲く
しゃあないこと
いうても な しかたない こっちゃ けど な わしにも いわして な
てんのじにな まあながいこと な くらしとる というか ほれ あれや あれ  ....
ルドルフのハナ
赤いハナ
どうして赤いのかは
サンタも知らない

その1
おてんばルドルフ
そりの上
調子にのりすぎて
雪のカベにつっこんだ
出てきたおハナはまっかっか

その ....
さっきまで
うなりをあげてたヒーターが
お構いなしに突然黙る
きっと勤勉なセンサーは
こう告げたのだ

 もう十分
 暖かくなりました
 わたしの仕事はここまでです、と

寒々とし ....
幾何学を、なぞりました
隙間にきみがいないかと探したけれど
隙間なんてさいしょから どこにもなかった

堀のうえをつま先であるいていたとき
それは降り注ぎ わたしを焼き尽くしたのです
未来 ....
                   ソンナコ ト アッタ?
                       −− 入沢康夫

きょう外へ出かけたら
道でばったり十数年ぶりで
なつかしい人に会 ....
えんぴつの上についてる
消しゴム は

何を書いてるのか
知らないけど

間違いは 消す

正解も 消す
穏やかな
心地 は たらちねの

手編みの靴下 ぼっこの手袋
編み返して セーター

あかぎれの
温もり に うもれて 眠り ます
好きだ とは言わない
あなたの声に
不確かな不安を覚える

淋しい とは言わない
わたしの声に
確かな安堵をくれる

それがあなたの答え
 
袖 の 小鶴 が 遠のく
こすれた城への 道 薄れ

つづられて ひろげられて
すすけた手 にじみよる矢

玉揺り篭の奥 くり抜かれ
流れに咲いた 冷たい刺青 

すすり ....
夕日を見送り

月を背にあしたに向かう

急いても、急いても、

朝が僕を追い越し

今日もまた

夕日を見送る
僕には二つの目があって
ちゃんと見てるのにな
君は背中だけを向けて
話しかける
君の目は何を見てる

手を伸ばせは
こんなに近い距離なのに
君の言葉は遠くかすれて
聞こえない
ありがとうって魔法の言葉は
笑顔も涙もみんな知ってる

ありがとうって魔法の言葉で
届けたい
気持ちがあって

溢れてくる想いはみんな
透明なシャボン玉みたい
消えたあとも綺麗な ....
破りとって 
消えないという事に

みつけない
さらわれて

くず にした さっき
ぬるくなった キィ

叩き付けたいのに
整った 配列 に

とりもどして しまう
ひとみ  ....
「好き?」と聞けば
「好きだよ」と返る

「一緒にいて楽しい?」と聞けば
「当たり前だろ」って笑顔をくれる


「ギュッて抱きしめてくれないのは何故?」
聞きだせずに 今日も 背中を見 ....
かたやま なごる くれた つき
ふさがる やみの さする かみ

とほうに さとす ひかる あさ
つづれぬ えふで かこう むね
そこから舞いおりるのは
色づき終わる銀杏のあなた
ひらりひらりと、
いちめんを金色にかえ、迎える最期

いつかの夏のみどりは
記憶から遠のき
その匂いさえ忘れた今は
舞う様だけがあなた ....
溶け始める体
水にふやけたパルプの弱弱しさ
地に一番近い場所から
飲み込まれていくように

悲しみは解き放たれず

ペディキュアももう剥げてしまった



ひとつ、思い出 ....
真っ赤な嘘がばれて
だんまりを決め込むことにした
普段着もしない
真っ赤なセーターなんか来たせい

だんまりを決め込んだ
はずなのに
腹の虫が容赦なく沈黙を破る
そこにある真っ赤な林檎 ....
スプーンに 乗っている
人待ち指 

のぞきこんでは
大きな眼ばかり

いたずらに
一周させて

どうしても
のみほしてしまいたい
ポーズは

さっき
はじめた
「アホウ」
「アホウ」と鳴くカラス
青い空に突きでた
電信柱のてっぺんで
僕に言っているかのように
視線を合わせぬその目は
僕を哀れんでいるのか

君に同情されるようじゃ
情け無いば ....
私は大丈夫をいくつ届けたのだろう

透明な彼女は
今にも白い光の中 消えゆきそうだったのだ
”四六時中”は彼女のそばにあるけれど
重い闇だったと泣いていた
透明な手足をうんと伸ばして 世界 ....
おなかが空いたら

君の笑顔を食べて

満腹なはずなのに

どうしてだか口が淋しい
定刻の十分前に飛び出した
マンションの駐車場では雨の余韻
生まれたての水たまりには波紋
また 小雨
浸るよりも先に 走らなくてはいけない

休み 休み 土曜は休み
流れる空気の弾力さえも ....
こうこう みお とぎり
かけ め まゆ しぶき

こくうり くち つむり
ほされる ゆび のさき

きりなみ ほほ さすり
もえいる くさ わだち
夜は
雫を運ぶ
こぼれ落ちる
白い小粒
背中から墜ちそうになった
平行ではいられない
夜は

漆黒の中に有って
そそる姿
寄り道ごっこがもうすぐ終わる

無数の冷たい針が
多 ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月光庭園_—大正風な少女趣味のソネット—- 佐々宝砂自由詩1*04-12-26
かみさま- こむ自由詩1*04-12-25
さびしい公園- チアーヌ自由詩504-12-25
詩とキチガイ。- 千翔自由詩504-12-25
暗闇ワルツ- 暗闇れも ...自由詩2*04-12-25
ほるもん(無限のことば)- 石川和広自由詩5*04-12-24
トナカイの鼻のヒミツ- 春日野佐 ...自由詩404-12-24
サーモスタット- umineko自由詩704-12-24
かくしんはん- オオカミ自由詩504-12-24
なんせんす・さいザンす- 大村 浩 ...自由詩10*04-12-24
さかさま- 砂木自由詩9*04-12-21
たらちねの- ひより自由詩6*04-12-19
あなたの答え- LEO自由詩2*04-12-18
になう_無- 砂木自由詩8*04-12-17
急いても君に届かず- LEO自由詩3*04-12-17
距離- LEO自由詩1*04-12-15
魔法の言葉- ユメミ  ...自由詩204-12-14
- 砂木自由詩4*04-12-14
- LEO自由詩4*04-12-11
あびる_ほし_に- 砂木自由詩6*04-12-10
いとしきは・・- LEO自由詩1*04-12-4
再生- 大西 チ ...自由詩4*04-12-2
赤に失敗、赤に感謝。- LEO自由詩4*04-12-2
さら_さら_さら- 砂木自由詩10*04-12-1
阿呆の空- LEO自由詩5*04-11-30
透明な彼女- たちばな ...自由詩7*04-11-30
おなかが空いた- LEO自由詩9*04-11-29
土曜日の上気- たちばな ...自由詩604-11-28
みず_ゆめ- 砂木自由詩7*04-11-26
プラチナ・イン・フォール- たちばな ...自由詩804-11-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213