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 この目で見てきたもの
 この胸でかんじてきたもの

 そして、僕なりに答えをだしてきたもの
 それは、誰にも犯されないものだ

 間違いはあるだろう
 誤解もあるだろう

 生きる ....
シロナガスクジラの一家が
泳ぎ回れる程
頭の中は巨大だった

目の前は
人いきれで
ぎゅうぎゅうの
すし詰め状態

心が
あっぷあっぷで
溺れる前に

お風呂を
すみれ色で ....
たぐり合う気配
絡む視線
ゆっくりと

開きながら
後ろ手に
閉じる世界

もっと
もっと
深く
漂うまで
クタクタと

薄皮は剥がされ
半個体で眠る
君の腕の中

 ....
君はゆっくりと翼をひろげる

まだ怖がってる様子の君に

僕はそっと囁く

「君なら飛べるよ」

君はどんどん落ちていき

とうとう地面にぶつかった

傷だらけの君は静かに振り ....
百万回の「愛してる」よりも
俺の名前を少しだけでも呼んで欲しかった
その昔、選ばれし月の巫女は
清らかな瞳で 戦の勝利を祈った

勇敢なる自国の兵士の勝利を―
その身を捧げし皇帝の御世の永続を―
そして。

そっと伏せた瞳が、再び蒼天の月を映す ....
知らされないなら
知らずにいたいのに

ちくりと さわる
さらさら あけて

とじこもった息が
風になって ぬけていくけど

逆らって
しゃがんで

丸くなった
影 の中
 ....
天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
中国に住む僕のおじいちゃんは

ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで

川を下るのが仕事です。


さすがに漕ぐのがすごく上手で

コースどりも強かで

僕も一度乗せてもらった ....
剥きにくい茹でたまごの殻を
無理やり剥いてやる


ボロボロに崩れた茹でたまごは
僕らの関係と一緒だな
つるんとした君の頬を愛したのは
遠い昔のお伽話
だから
「もう秋だなあ」なんて ....
倒れて佇む静かな兵士
鼓動も呼吸も途切れたままで
過酷な大地の腐敗は進む

スレンダーボディが自慢だった若い兵士は
その面影を微塵も残さなかった
生きていた証さえ残せなかった
彼と一緒に ....
お母さん
もしもあなたがいなければ
私はいまココにいない

お父さん
もしもあなたが違う人を選んでいたら
私はいまココにいない

いてくれてありがとう

結ばれてくれてありがとう
 ....
兄、あるいは姉と呼ぶべき
生まれなかった命にむけて

もしかしたらこの時代は
貴方たちの手で変えられたかもしれないと
そんな期待を寄せるわたしは
我が侭だとわかっています

 ....
森の奥で一輪の花と出会う
落ち葉道に紛れ
ひっそり咲いている
慎ましく透明な花に

この感動を伝えたくて
スコップで根を掘り起こし
花瓶に生けて持ち帰る

机の上に置いて眺めた
不 ....
じっくり
と 
ゆったり

間延びした

きを巻き取り
一日が静かに
暮れていく



出番を待ちかねた
まんまる

ほころび
が青白く

煌煌
 ....
風のかたちになりたいのです
なのに
縫いつけておいたはずの秋風が
かたちをうばいました


(ほたる  湯けむり  はぐれ雲)


うばわれたと思ったのは勘違いでした
かたちがない ....
笑う父親
はしゃぐ母親

こうして家族が会うの3年振り。

当たり前にあったものが貴重になってしまった

これは嘆きではなく、

当たり前のことに喜べるようになったというそれぞれの人 ....
救急車が来ない。

だから、
ないてみた。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

救急車は来ない。

周りには、
こんな ....
戸惑いがちな指先で
そっと書いた「の」の字たち

あの その

真っ直ぐ言えないことだから
くるりと曲がってしまうんだ

その あの

「僕の好きな君の
好きな僕でいさせて下 ....
まあ、まあ、まあ

作り笑いでなだめる
その中腰こそが
よっぽど役に立つ
世界平和のポーズ
そこから発射される光線で
僕らはみんな怪獣を辞めて
頭をポリポリと掻いてしまう
いや ....
ついっと 顔をあげ
仰ぎみている

病室の 窓は薄暗く
パジャマ姿の そのひとは
ベットを 脱け出し 立ち あがって いた

「いまねえ そらを かこうと おもって」

少しとまどい ....
秋桜揺れる 
秋揺れて
風の彼岸を見渡せば
時の遥かに思い出揺れて



塩辛い川面に光注げば
懐かしく
哀しく
かの人は手を振る



道を分かちて
生きた君
人のか ....
国語の授業を担当している
教育実習の女の先生
ニキビの後がちょっと残っている
笑顔が素敵な女の先生


授業はいつものように教科書の音読
順番がぼくに来て
決められた範囲を音読していた ....
 
 朝おきて、虚脱感に襲われていた
 恋人と別れる夢を見たせいだ 

 恋人の飼ってる犬が この世を去った
 僕は北窓の薄暗い部屋に住んでいる

 仕事をする気になれず貯金も使い果たし ....
 不思議な気持ちで目が覚める
 隣で眠る猫を押しどけて
 その向こうの背中に手を添える
 上下する体の動きで分かる
 定期的な呼吸は
 深い眠り、夢の果てで出逢う為であることを
 私は密か ....
私の大好きな二人が
木蓮の詩を書いていたので
私も書こうと思って
毎日 家にある木蓮を見に行った

山の日陰にある木蓮は
つぼみはつけても
なかなか咲かず

そこだけいつまでも
く ....
七月の雨、
アルバイトの休日、
自らの髪をかきあげる。
爪から指の間に、流れる。
部屋には、青い光の点滅がある。
わずかに開けた窓からは、水の音がする。
身体を曲げて、寝返りをうつ。
手 ....
雪の中

反射望遠鏡を囲んで

オリオンをみたかい




どの星の並びを見ても

君の残像に見えたのは

ぼくのせいなんだろうか




雪の白黒を反転し ....
山を駆け 風を纏い

 花を愛し 詩を歌う
キスの途中で
なんだか
可笑しくなっちゃって

クスクス

だって
わたしたちは小鳥みたいで
くちびる
ついばんで
ビルの 隙間で

タクシーのライトが
 ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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