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その昔、人間は言葉という
原始的な道具で意志を通わせていた

言葉によって人は傷つけあい
愛し合い、殺し合ってきた

やがて、言葉は時代と共に衰退し
意志を通わせる必要のない
今日の世 ....
じいさんが
あの世へいってからずっと
8ミリを回すと
青鬼が映る
8ミリを映写し
妻や子供との暗い部屋で
(僕だけが斜め下におり)
青鬼を見る
木や鳥居の影などに
七五三だというのに ....
人との距離は
危うく計りにくい

器用が良いわけでなく
不器用が良心的でもない
礼をつくすばかりでは面白みもなく
愛を語るばかりでは生ぬるいだけだ

道に迷って
迷って迷って
辿り ....
真っ黒い犬が
みごとにすり寄って来た感じで
大きな尾を嬉しさのあまり
振り乱しながら
何処が目だかわからない
心の奥まで伝わってくる愛くるしさで
きれいなベロを垂らして
生ぬるいあいさつ ....
干乾びたのだろうか 私は静かに干乾びていくのだろうか

風の強い静かな午後 ほら、耳の裏側で
ガラスの器 丸く並ぶ石粒 揺れる水
指を離す ゆびをはなす 知っているのに・・・
鳴る音は飛沫  ....
女が化粧している
裸の背中を私に晒して


射抜くような眼で
鏡に映し出した己を見る
内にある存在へ
女の手は問いながら作用する
ただの身だしなみでも
誰かに見せるためでもなく
太 ....
ふくよかな双丘には
産毛のような若草が萌えていて
双丘を駆け登る風が
君の可愛らしい鼻歌を遠く麓から運んでくる

双丘の頂きから下界を眺めると
みぞおちへ下る急斜面は
真っ逆様に転げ落ち ....
猫の手も借りたいくらい
忙しかったりしてる時も
日溜りで遊んでいる
となりの猫を掴まえて
手をとってバンザイさせてみたり
ぷにぷにの肉球を瞼に押し当てて
和んでみたり

そんな時間はあ ....
肌の色も言葉の壁も乗り越えて友ができる今

地球上の世界を3つに分けるとしたら
あなたならどのように分類しますか

政治的 宗教的 経済的 地理的或いは何?

歴史は繰り返すと思いますか ....
いちわ 
いちわ

はだけられた
よい の くち

ちぢこまって 
のがれられない

ひざし に
いぬかれる なら

もう みえない 
だきしめて

あたためてい ....
降り立った駅のホームには
潮の匂いの風が吹いていた
タクシー乗り場では
タオルを首に巻いた運転手が
ワイシャツには不釣り合いなほど
日焼けした顔で機嫌よくドアを開けた

エア ....
夏にゆうれいがいなくなってから
夜はとても蒸し暑くなって
何だか過ごし辛くなった

ゆうれいを捜しに
ときどきぼくらは心霊スポットに出掛けるけれども
工事中にたくさん人の死んだトンネルにも ....
私の
家の裏には
杉林があって
その向こうには
すこしばかりの空があって
夏になれば
蝉時雨が満面に鳴り響いているのです
しばらくそれを
みつめていると蝉の声が深く
静かに命を説いて ....
カタカタと軋んだ音をたてて 五線譜の上に
吐き出されていくのは あの夏のことでした

紙杓子で掬ったあかい金魚を手放したのは僕

とっぷりと暮れた空にあめが降りつづいている
何処かに傘を忘 ....
この世の天国かと思っていた
右も左もわからない
何も見えない天国への入口
痛みも無ければ
快感も無い
暖かくも寒くも無く
匂いも無く
生きている感覚すら危うく

そうか
全ての ....
[な]


――懐かしい泣き虫さんへ

長雨のなか
なけなしの茄子がなったので
撫でまわして和んでいます

仲間にはなじみましたか
訛には慣れましたか
ないものねだりの
涙を流 ....
年を重ねることではなく
生きることへの
笑顔にすむ
哀しげなしわ
触れれば
暖かな
てのひらから
伝わる
重み

ありがとうを繰り返す
私はもっと綺麗なこえで
さえずりたい ....
よそゆきの言葉を使うのは
僕には似合わない。

それを君は良く知っているくせに
イタズラっぽく僕を転がしては
人差し指で2回ほど僕の額を叩く。

何も出やしない。

僕の尻尾はゆるゆ ....
ずっとまえ ぼくはとてもめがよかった
とおくのとおくのほうまで
ぼくはみえていたよ
そこにはないものまで
ぼくはみえていたよ

おとうさんとおかあさんはとてもめがわるい
ぶあ ....
あれは浮気なんかじゃないよ

可愛い子猫が夜の街角で
人恋しげにニャアニャア泣いていたから
朝までかまってあげただけ

郵便屋さんの行く末なんて関係ないな
解散するなら早くすればいいじゃ ....
目の前をころころ転がるあきかんを

なんの気もなしに蹴っ飛ばす

高く高く飛び上がったあきかんは

太陽に照らされてまぶしく光る

夏のにおいのするあきかんは

冷たい飲み物が入っ ....
月が白く染まるころに 君に会いに行こう
月が白く染まるころに 君に約束の電話をしよう

受話器をとって ダイヤルを回して 呼び出し音に息を潜めて
君を待つ

「なぁに?」

白く染 ....
レジの上に置かれた写真立ての中で
歩き始めたマスターの子供が
両手を握り {ルビ膝=ひざ}をかがめ
階段から飛び跳ねようとしている

怖れを越えた先にある
未来の着地点を
澄んだ瞳で{ル ....
髪の乱れを気になさるな。
血濡れた衣も気になさるな。
そなたは美しゅうござります。

この身はすでに腐り果て
ところどころに穴ひらき
覗く腐肉に蛆が這い。
しかあれど
まなこはかっと見 ....
僕は欲望と言う名の宅配便で
君の食卓に差し出されたタマネギ。
だから、君の良く手入れをした
ぞくぞくするほどに
ネイルアートが良く似合う、
白くて長い指先で
薄皮を剥がされてみたい。

 ....
失う事が怖いのではなく
失う故が解らぬのが怖い

流れがときと別れても
滞らなければまた続いていく

自分の場をしっかり保てば
何かを見つける事も
何かに見つけられる事も
容易くなる ....
あなたの その一言で

泣いたり 笑ったり

私は 踊らされている

大きな あなたの 手のひらの上
13年ぶりの大きな地震があった
あの日の午後
僕は都心にいたから
あわてて君の携帯に電話したよ
でも、何度電話しても繋がらないし
メールを何度送っても返事はこないし
山手線は何時までも止ま ....
  君のいた夏が終わる


  故郷を知らないという君が
  旅先で描きためた風景画、
  古びたスケッチブック


  迫る山並み
  水田に映る空
  夕暮れの稜線
  風に ....
きれいにいきること
ゆめをひきつけること
赤い靴とおどりつづけること


 と
  こ
   と
    こ
     と・
       ・
        ・
      ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コトバ紀- 043BLUE自由詩205-7-31
青鬼- コモ谷自由詩905-7-31
顔を上げて- ノクター ...自由詩8*05-7-30
犬にも夏- 鳴々門 ...自由詩405-7-30
アフレル_オト- 千月 話 ...自由詩8*05-7-30
化粧_(2005.7.29)- 和泉 輪自由詩1205-7-30
Pole_To_Win- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-7-30
となりの猫- 落合朱美自由詩19+*05-7-30
*遥か_悠久の地平線*- かおる自由詩4*05-7-30
ともに- 砂木自由詩6*05-7-30
帰省- 落合朱美自由詩13*05-7-29
ゆうれいがいない- tonpekep自由詩12*05-7-29
蝉時雨- こしごえ自由詩17*05-7-29
*蒼夏*- かおる自由詩10*05-7-29
レベルD- 虹村 凌自由詩4*05-7-29
五十音頭韻ポエムな〜の- 佐々宝砂自由詩9*05-7-29
祖母- 玉兎自由詩7*05-7-29
知ってマウス- 恋月 ぴ ...自由詩6*05-7-29
めがね- HARD自由詩8*05-7-29
僕が弁明書を出さない理由- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-7-29
夏色あきかん- 兎乃 し ...自由詩4*05-7-28
月が白く染まるころに- もこもこ ...自由詩11*05-7-28
Cafe_Le_Poete_♯2- 服部 剛自由詩6*05-7-28
小塚原道行- 佐々宝砂自由詩13*05-7-28
オニオンスライス- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-7-28
光と影- ノクター ...自由詩3*05-7-28
安心の中で- 空 春色自由詩4*05-7-27
大丈夫My_Mind- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-7-27
水彩の夏- 嘉野千尋自由詩14*05-7-27
*花を抱いて*- かおる自由詩12*05-7-27

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