すべてのおすすめ
道路に似た人がいたので
間違えて歩いてしまった
慌てて謝ると
よくあることですから
道路のように笑ってくれた
よくあることですから
そう言って
許したことや諦めたことが
かつて自分 ....
温もりを感じたくて手を伸ばす
あなたは私の手を握り返し
日溜りの様に笑う
優しさは
あなたの手から私の手へ
じんわりと伝わってくる

私もあなたに笑みを返す
嬉しさは
私の手からあな ....
雪の結晶を ブローチにして 
蓮華の花で ティアラを作って

突然の 夕立に 行く手を阻まれても
二人で歩く 道の先が 霧に霞んで見えなくても

紅い薔薇の ブーケを抱いて
カスミソウの ....
初めはわずかな風でした
やさしい風は
そっと教えてくれました
春はそこに来ています

いつもとはどこか違う風でした
やわらかい風は
ふっと通り過ぎてゆきました
春はもう来ています

 ....
朝起きると武士だった
(拙者、もうしばらく眠るでござる
と、布団を被ったが
あっさり古女房に引き剥がされた
長葱を{ルビ購=あがな}ってこいという
女房殿はいつからあんなに強くなったのだろう ....
稜線を背にして風は下りてくるので
もしかしたら 空を飛べるのではないかと お日さまに相談をしてみました
雲は優しい羽根を残して行ってくださるのですけど
序章

薄くけむる霧のほさきが、揺れている。
墨を散らかしながら、配列されて褐色の顔をした、
巨木の群を潜ると、
わたしは、使い古された貨幣のような森が、度々、空に向か ....
くちびるの
置き場所を間違えた、夜明け
あなたへと無音で震える春が
無音で体温する春が
祈りを湿らせるので
耐え切れずに申し上げた春が
ぬくく、痛く、ここに
滲み始めるの ....
幼子が堅く握った手を
僅かにゆるませるように
朝の光を浴びた梅の木が
真白い花を孵化させている

豪華さはないが
身の丈に咲く、その慎ましき花に
頬を寄せれば
まだ淡い春が香る

 ....
キャッチボールする
子供のときのように
幼馴染と
キャッチボールする

幼馴染の大ちゃんの球は速い
少年野球やってたから
川島イーグルス
俺は 嫌いだった

疲 ....
丸くなって眠る午後
お日さまもお隠れになられ ことさらに丸くなって
気持ち おいてけぼりの ぽつり
静かな森に
命の眠っていく音が響いて
今日、一日の心音の数を
手のひら一杯に数えて
それを大きく
飲み込むように

明日へ繰り越すための挨拶をすると
その分だけ誰かが、ほどけていく
 ....
カップ酒飲みながら描かれる似顔絵を横目に
不忍池にむかって階段を下りる

もう大阪焼きの屋台はなくて
飛べなくなったオオワシが
うずくまって水面を見つめている
上野には
飛ぶ空がないのだ ....
雪が
裏側の碧を見せぬまま
降りつづけ
積もりつづけている


光が夜を昇る声
水を斜めに振り向かせる声
器のかたちに流れ去り
ふたたび器に満ちてゆく声


世界を ....
ぼくらは たがいに
記号に すぎないと
了解しあった あの場所で
待っています なんどでも
そこから はじめましょう
花の咲いた間だけ
とげに触れぬように

見張るように透明なコップに
移し変えたのは

空の下で枯れるすべての事から
逃げるためですか
守るためですか

とげよりもおそろしい指で
 ....
海を見にゆこう
大きな風車が回っている
いくつもいくつも回ってる
海は光っている
風も光っている

山の神社に守られて
音はあるけど
音がない
そこから陽が放たれる

海を見にゆ ....
ぐらりと揺れたのは
景色じゃなくて私だった
見知らぬ若者に少し体重を預けバランスをとる
助けてはくれないが積極的に拒みもしない
そんな時代だ

電車を降りて足早に地下道を歩く
私の前には ....
青い月の下で
唇が切れると
錆びた味は生温く
舌先に現実とゆめとの
境目をおしえて
わたしが誰であったか
あなたが誰であったかを
思い出させる


青い月の下で
繰り返されるくち ....
たった一言の失言のせいで
創りあげたい美しい国の
議会はまた空転を続けている

かつての集団就職の金の卵たちが
機械化の波に押され
三高神話に駆逐され
猫もしゃくしも
大学と言 ....
ドル箱という箱を見たことがないのですが、
それは米国製の米櫃でしょうか。



「おとといきやがれ!。」
ということは、
先日お伺いした時には、
もう了 ....
降りしきる
こなゆきだった、と
私は思う

ただ
あなたを追いかけて
苦しく舞った

それは
視界をさえぎるばかり
あなたは
低く目を閉じた

小さく
積もる場所があり
 ....
躯を浸す。
浅瀬の音に触れる。
それは波を立てて弾けた。
波はどこまでも広がってゆく。
やがて向こうまで広がり揺れて、
はじめる。
奏でる。

波間では ....
爪の丸みさえ 
新しい希望のように

削った続きは 荒々しく
ひかれて こなごななのに

刃向かいきれない
小ささえ
隠し持てる 最大の武器にして 

地図のいらなくなった
なつ ....
満たされた月が
静まる夜に息をかけ
澄みわたる気配は
、まるで水の中
地に影おく木々の枝先は
水草のように揺らめきたって
浮かびあがる山の稜線で
青さを図る

私は膝をかかえ
天を ....
恋人じゃない。
そんなのじゃない。
電話が掛かってくれば、
真夜中でも飛び出してゆく。
そんな関係。

友達でもない。
名前も住所も年齢も、
なにも知ら ....
名古屋から来た君は
動物園通りを抜けて
髪の毛ぼさぼさで
連絡を待つ
ろくでなしの
連絡を待つ

ろくでなしは
その時ある一つのやさしさに抱かれていて
抱いていて ....
   光を

真昼の太陽を 目に映す
視界は暗くなり
ただ一点太陽だけが白く浮かびあがる
そこから
視線を外すと
しばし辺りは暗転して
浮遊する幻覚となってしまった
私は
みずから ....
想いは儚く
残す轍 遠き道のり

荷の重さ 辛く、
そぞろ立ち止まっては
見上げる空の哀しみの果て

日ごと人目に
焼かれる背の
痛みさえ忘れる夢、
また夢の夢

花に狂う、
 ....
冬だね
ほんと
もう公園の木
裸だね 
寒そうに
ねえ
踊ろう
でもまだ
カーテン
つけてないんだね
外の人々から
どう見える
だろうね
幸せな
風景か ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
区別- たもつ自由詩1207-2-6
重ねた手- ajisai自由詩15+*07-2-6
6月の午後- まりも自由詩6*07-2-6
春はそこに来ています- ぽえむ君自由詩14*07-2-6
武士のつかい- 佐野権太自由詩58*07-2-6
風に乗って- ひより自由詩5*07-2-6
虚空に繁る木の歌___デッサン- 前田ふむ ...自由詩22*07-2-5
種子の祈り- A道化自由詩1807-2-5
春の歩み- 佐野権太自由詩27*07-2-5
- 水在らあ ...自由詩34*07-2-5
一枚の葉の下で- ひより自由詩6*07-2-5
静かな森に- 霜天自由詩707-2-5
駅・上野__(79/07)- たりぽん ...自由詩12*07-2-5
ひとつ_深く- 木立 悟自由詩507-2-5
そろもん(スタートポイントの話)- みつべえ自由詩1007-2-4
きっと_いつまでも- 砂木自由詩20*07-2-4
海を見にゆこう- ぽえむ君自由詩8*07-2-4
低体温- さくらほ自由詩15*07-2-4
青い貝殻- 銀猫自由詩26*07-2-4
*ひめさまへ*- かおる自由詩19*07-2-4
「_はてなくん。_」- PULL.自由詩14*07-2-4
こなゆき- umineko自由詩13*07-2-3
「_月騒。_」- PULL.自由詩9*07-2-3
灼熱の泥を抱いて- 砂木自由詩8*07-2-2
座標- LEO自由詩42*07-2-2
「_関係ない関係。_」- PULL.自由詩8*07-2-2
水の在るところ- 水在らあ ...自由詩37*07-2-2
光を- こしごえ自由詩16*07-2-2
花弁- atsuchan69自由詩11*07-2-2
踊ろう- 水在らあ ...自由詩27*07-2-1

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