すべてのおすすめ
午後
眠っていた蛾が
黄昏
翅を開き

きいろい燐粉がぱらぱらと
落ちるに任せる
音もなく

街灯が眠そうに
点きそうで点かなかったり

チ、チカ、カチッチッ、チッ

春だ ....
らんらんらん と いうほどではなく
ふんふんふん と いうくらいの
ちいさな
ちいさな
おうえんかが
こころのなかで なってます
たぶん
かあさんの こもりうたのこえで
私の意識の
極北に立つひとがいる

彼はいつも黒い服を纏い
時にその服を髪を風にたなびかせ
時に無風のなかに
その立ち姿の輪郭をくっきりと映し出し

時に彼は流れる水のような
ゆらめ ....
そして穏やかに日は暮れる

夕方の公園には
足跡だけが残されている

子供たちや
その親の
杖をついた跡もあるから
お年寄りもいたのだろう

桜の枝が手をのばすベンチの下で
そん ....
業務員用入り口


とおりぬける

警備員さんの
笑顔はおだやか
かくされたとげがわたしをさすこともない

せいかつのいちぶを
そっとかすめて
ゆるやかにながれるのがきまり ....
つきよにおぼれた

さくらをつつむ

よぞらににじんだ

はかないつぶは

あわにやかれて

うかんだこころの

さけめをなぞって

やんわりふくらみ

おおきくなって ....
君と桜の下を歩く

これが最初で最後だと

俺は知っている


それでも

とても嬉しい


君との1分が

俺にとって永遠だから

君の笑顔が

俺にとっての永遠 ....
はっと、
目を覚ますと
ベッドの足元に
等身大のアンパンマンがいた
といっても
実物を見るのは初めてだったから
それが等身大なのかどうか
本当のところはわからない
つやつやのほっぺ
 ....
雑踏の片隅で
貴方の声が聴こえたような気がしたので
その声のする方へ歩いてゆきました。

そうしたら
其処には貴方の笑顔が在って
とても安心したので

私は其処に留まることにしまし ....
風景が通り過ぎて
自転車や
木の葉を揺らす風
水しぶき
金魚の尾
空に浮かぶ無数の帯
風は川底とおんなじに
空を冷たくして
夕焼けはかがり火とおんなじに
そちらを向く顔を照らし

 ....
拍手の音に似ている

何を
祝福しているんだろう


スタンディングオーベーション
観客総立ち
割れんばかりの拍手


自分を憎みきれなくて
誰かが号泣しているような
その映 ....
見晴らしのいい場所で
みているのは 髪の先

段々と 手につかなくなる
魔法ではない 肩に
誰も いない 不思議

時期に 寒くなって
いまに 暗くなって
ねえ みつからなく ....
たった一滴のしずくが
水面に大きな輪をつくりだすように

たった一本のマッチが
森を焼き尽くす炎をつくりだすように

たったひとつのことばが
世界を変えてしまうかもしれない

わたし ....
心が寂しいから
穴を掘ってみた

心が寂しいから
岩を穿ってみた

しかし何も 埋まらなかった
春の鼻先で鶯どもが歌う
淋しい発声練習
その声に誘われて わが幼年の町へ向かう
死を虐殺する季節
音も 物も
すべてに色がつき始めるが
この骨のような町はいつまでも
錆付いた単色のまま
 ....
雨が降っているので
マグカップを左手に持って
泳ぐように家を出た

なにしろ左手は
マグカップを持っているのだから
なかなか上手く泳げない
気を抜くと溺れそうだ

駅に着いても安心し ....
酔っ払うといつも

私をベランダに連れ出し
あの星を見ろ
と言う

あの星たちを見ろ
冬の方が空気がすんでいるから
星が大きくキレイに見えるんだ

そんなこと
今の私(ベ ....
仕事をやめたいやめたいと毎日泣きそうな顔で
働いているCさんは
今年で勤続十年表彰されて金一封

旦那と別れたい別れたいと
言いつづけたHちゃんは
第二子ご懐妊つわりも軽く順調

親な ....
まよえるこひつじも
まよえるたましいも
まよえるさらりーまんも
まよえるしょうがくせいも
まよえるおくさんも
まよえるかえるも
まよえるさつじんきも
まよえるつばめも
まよえるしゃちょ ....
今日も宇宙人の夢を見た

夢に出てくる宇宙人は
いつでもちょっと怖いから
僕は全速力で走って逃げるけど

出来ることならもう
夢の中でも本物でも
宇宙人にはあんまり会いたくないな
 ....
 堤防の途切れたところ
 銀の自転車が一台
 サドルの向こうには
 丸石でできた人工海岸
 波打際に座った二人
 


 明かりを落とした観覧車
 駐車場のオレン ....
・主人公                  

 手品が得意 名は呼ばれない

・恋人                   
 
 四六時中怒っている

・停留所でバスを待っている人  ....
死にたい死にたい

と言うてたが、すまん

ありゃ嘘じゃ

****************************************

電車に揺られて
晩飯に喰った胃の内 ....
どうしたんですかあ?
返事がない
どうかしましたかあ?
やっぱり返事はない

道の真ん中にうずくまっている人がいたから
バカ男は声をかけたんだけれど
きちんと見たら大きな岩だ ....
あ、ねぇねぇ
今時間ある?おっけ、時間あるね?
ちょっと頼み事聴いてくんね?
いやいやいやいや、難しい事じゃないってばさ。
ちょっと聴いてよー!
えっとさ、ここんトコ、踏んでくれね?
最近 ....
閉じたまぶたの裏側に
涙が透明なまくをつくるとき

あなたは
色褪せそうな今日を
濡らさぬように浮かべます

同じ空の下には
それぞれの時が流れていて
それはけして
噛み合うものではないけれど

どう ....
船で行きました

ああ、あの空へです

あの、虹の橋をくぐって行きました

雲の波に乗って・・・・

星は夜光虫のようでした、まるで

月は灯台のようにあたりをてらしていて・・・・ ....
プッチンプリンを私はなぜプッチンしないのか
ということを
私は考える

そこにあるもの
望まれるものを
なぜ私は享受しないのか

もちろん
それなりの理由はある
プ ....
走って行くぜ!走って行くぜ!
真夜中少年団!!
飛んで行くぜ!飛んで行くぜ!
真夜中少年団!!


俺達は思った以上に繊細で
打たれ強くなんかなかったんだ
それでもフラフラの足で
毎 ....
昨日の昼に桜を見に行きました。
桜はふわふわと空間にういているようでした。

水面には、桜が反射されていて
なんだかだまされているようでした。

無作為に、桜を指差した方向に
酒を飲むサ ....
千波 一也さんの自由詩おすすめリスト(6385)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
街灯- ふるる自由詩4*05-4-18
うたごえ- さち自由詩505-4-17
極北に立つひと- 塔野夏子自由詩7*05-4-17
花びらは美しく舞い落ちる- ベンジャ ...自由詩6*05-4-16
はるまち- 自由詩105-4-15
雨粒落下音- かぜきり自由詩4*05-4-15
☆191_サクラノシタデ- 貴水 水 ...自由詩4*05-4-15
拒絶された切れ端- 初代ドリ ...自由詩13*05-4-14
陽の当たる場所にて- 阿部自由詩6*05-4-14
通り過ぎて- ふるる自由詩11*05-4-14
雨音- dew自由詩205-4-14
さえずる_雪解けに- 砂木自由詩4*05-4-14
イマジン- 大覚アキ ...自由詩205-4-13
心が寂しいから- 感人自由詩3*05-4-13
骨の町- 岡部淳太 ...自由詩4*05-4-13
会社まで泳ぐ日- 大覚アキ ...自由詩405-4-12
あの星、- 大西 チ ...自由詩2*05-4-12
三日月のてっぺんで恋人を待っている- 大西 チ ...自由詩12*05-4-12
かえりなよ- 大覚アキ ...自由詩605-4-12
宇宙人- 松本 涼自由詩3*05-4-11
波打際の二人- カンチェ ...自由詩305-4-11
登場人物- ヤギ自由詩8*05-4-11
自殺超特急パッショーネ- 虹村 凌自由詩3*05-4-11
返事- バカ男自由詩805-4-10
CFNM- 虹村 凌自由詩3*05-4-10
おやすみを言いたくて- ベンジャ ...自由詩305-4-10
船で行きました- ふるる自由詩8*05-4-9
プッチンプリンを私はなぜ- umineko自由詩9*05-4-9
真夜中少年団(習作)- 虹村 凌自由詩3*05-4-9
花見について- チャオ自由詩205-4-9

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