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31
そのときはじめて
おじいの顔つき変わって
おかえりいいうた気がした


32
なあんお前
それぐらいのボルト交換もでけへんのか
飯は喰ったんかいな


3 ....
あたたかい色の
太陽の
朝、

心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。


すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ....
坂道に
水の流れ、
大量に 
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ....
ショッピングモールにある
スターバックスは行列だった
店員さんは慌ただしく
注文をとる係と
ドリンクを作る係と
仕上げて渡す係とに別れて
効率よく動いていた
照明はあえて明るすぎず
影 ....
足踏みオルガンの
空気が少し抜ける音
いつも私が座る事が多い

買い替えてと言えば
捨てられてしまいそうで
言い出せなかった

赤トンボはいつも
あのオルガンに止まってた
 ....
{引用=窓}
梢に残された枯葉一枚
干乾びた想いの欠片
命はすでに記憶もない

生者の心は生乾き
過去と重ねて今を見る
いっそ綺麗に散ったなら


鴉が乗ると電線がゆれた
墨で描 ....
渋谷・RUBYROOMのカウンターで
白ワインを飲む
今夜は嬉しいことがあったから

先月はここで
赤ワインを飲んだ

この店では月に一度
「SPIRIT」という朗読会が行われ
今夜 ....
喉にやまびこが届かなくなって
トンネルの前を近道するよ
錠剤みたいな苦さも持たずに
ミントのトローチ優しく積もり
熱で溶けたのか舌で溶けたのか
喉が帽子を脱ぐまで舐めていた
挨拶ができるよ ....
夜の列車に乗ると
窓に映る自分の顔が
なぜあんなに
悲しく見えるんだろう

色あせて
薄ぼんやりした
古いフィルムみたい

これ誰だったっけ?
って思い出す
昔の友達みたい
その万年筆が本当に万年筆だと言い切れますか?
9999年目で壊れたら、九千九百九十九年筆ですよ。
 
 
冷蔵庫の中から動物たちの鳴き声がする
中に動物園が出来たらしい
食材などに用があったのに
動物や檻の合間を縫って
上手に取り出せる自信がない
仕方なく、冷蔵庫の隣で
キリンの口 ....
さよならをした次の日に歩く
理由や目的を置いたままで
いつの季節も薄着でいい
心臓の距離を確かめるために
生きている人に近づくよ
シャボン玉の帽子を被ると
お揃いの家族みたいで
割れたら ....
回転する序曲の韻律はすべて逆さまだ、首を傾げたって上手く読み取ることは出来ない、そんなときは頭で理解しようとしないことだ、頭で理解すれば理屈っぽくなるだけだ、イメージを読み取るのさ、まんざら素人で .... 正月が終わるころ、
いつとなく思うことがある。

母の島へいってみたい、
そう思う。

オレさえ生まれてこなければ、
兄と両親は、
幾度となく島に、
かえれていただろう…

 ....
 
 
店員さんが運んできたコップの中に
凪いだ海があった
覗き込めば魚が泳いでいるのも見える
こんなにたくさんの海は飲めそうにない
先ほどの店員さんを呼ぼうとしたけれど
彼女なら里に帰 ....
白い螢の舞う朝に
人魚たちは孵る
顔の裂け目から一斉に現れて
辺りの言葉を食い尽くす
囁きも擬態語も残らない
煽情の尾鰭 くねり
思考のすべてが
白い泡に包まれる


望遠鏡の前に ....
くちのなかの鉄の味
消えない、初めての蛇の恐怖

たのしいことの
思い出を捜して
さらに捜して、振り乱す、
尻尾の先は枝分かれし
冬は、ゆっくりと、赤い舌を凍らす

青銅の庭 ....
教授の息子は
父親の話す世界を
土を捏ねてひとつずつ作り
アダムやイヴのかわりに
幼いころから憧れていた
ネイティヴの顔を描いた

はるか

はるかの時の後で
ただ

言 ....
餓鬼の頃
駄菓子屋で引いた籤は
紐が何本もあって
その内の一本の先に当たりと外れが出た
当たりが何で外れが何だったかは忘れてしまった

俗説なのか何なのか知らないが
男と女は運命の赤い糸 ....
愛と平等という
矛盾に気づいた深夜に
冷蔵庫は唸り出す

絶えることのない
沈黙にも似た説教に
何一つ解決策は見出せず
労働者は眠る

冷蔵庫の不眠不休
労働者の不平不満

実 ....
四角い秩序が本屋に並ぶ
物語の重さを乗せて

夜空の表紙を見ると
星に隠れてしまいたくなる

この世界で光を放てるほど
誰かの指に触れたわけじゃない
本だけを愛して来たから

青い ....
あおぞら ミサイル きれいな封筒
ひみつの話 くしゃくしゃの髪
そろえたつま先 うちあけられる
言葉のぜんぶがいたかった

鳥がないてた
高くて長くて 切れそうに
でも切れないで ....
夏グループの仲間は
もうみんな帰ってしまったのに
僕だけ取り残されて冬が到来した
使わないなら仕舞うように
約束を守れない大人のせいで
僕は異物みたいに抗うこともなく
ただ惨めな思いをして ....
いつまでも
私は
ここにいる
から

黙祷してる
あなた

供に

www.youtube.com/watch?v=_RwTct8K2JM

らどみ
そう、
僕たちはいつも現場にいる
破片

最低の言葉遣いをする低脳だ

たとえ親が死んでも現場にいるし
無縁菩薩の教えなんてしらないし

5百ミリリットルのお茶が欲しいなんて
誰に ....
去年は
シロクマの
きぐるみで
過ごしました

今年は
そのシロクマのきぐるみに
黒い絵具で
柄を描きたした
パンダのきぐるみで
過ごそうと
決めました

来年は
クチバシ ....
もう寒くないのに
この冬は寒くなかったのに、

雪を待ってるなんて、バカばかり
あの日は、待っていたけれど

ただの風邪のように鼻水を
すすりながら、心も

カビないのは寒い ....
隣家の屋根から翼のような雲が見える
朝の微睡みから覚め
膝に居座る悪夢が霧散するまで
蛹の時間
軒の氷柱の光の粒は 
瞼につめたいやわらかな真珠
木々の梢を半ば強引に愛撫する風
その風に ....
さむい朝
世界じゅうで息は吐かれて
甘い詩をなめて生きていくの
といった
彼女が死んだ
一人の幅の中にはない
あなたのいる場所なんて
誰にも手の中になんかもってないから
あなたなんて誰も認識なんかしてない
それが一人ぼっちなんていうなら
誰だってそうだろ?
覚めそうな夢の ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6078)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フラグメンツ_カタログNo.31~60- AB(な ...自由詩6*20-1-13
いさぎよい色づかいの蛇- 秋葉竹自由詩920-1-13
迷子- ひだかた ...自由詩620-1-12
ほうじ茶クリームフラペチーノ- mmnkt自由詩2*20-1-12
空耳の夢- 丘白月自由詩320-1-12
点の誘い・線の思惑_一- ただのみ ...自由詩3*20-1-12
SPIRITの夜- 服部 剛自由詩320-1-11
工事中- ミナト ...自由詩220-1-11
ゆうれい- ガト自由詩2*20-1-11
万年筆- クーヘン自由詩2*20-1-9
後悔- たもつ自由詩220-1-6
ヒカリエ- ミナト ...自由詩120-1-6
廃棄物になりたくないのなら- ホロウ・ ...自由詩2*20-1-5
- ナンモナ ...自由詩10*20-1-5
ランチ- たもつ自由詩1520-1-5
原始人魚- ただのみ ...自由詩2*20-1-5
青銅の庭を這うもの- 秋葉竹自由詩520-1-5
ミシガン・レリックス_1- AB(な ...自由詩2*20-1-4
当たりと外れが有るから籤なのさ- こたきひ ...自由詩620-1-4
冷蔵庫- TwoRivers自由詩6*20-1-3
表紙- ミナト ...自由詩220-1-3
あおぞら- はるな自由詩320-1-3
冬の扇風機- mmnkt自由詩220-1-2
わたしは、ここに居ます。/即興ゴルコンダ提出作品(お題るるさ ...- 足立らど ...自由詩120-1-2
冬籠り- 梅昆布茶自由詩1020-1-1
きぐるみ- まいこプ ...自由詩220-1-1
雪を、待つ- 秋葉竹自由詩4+19-12-31
201912第五週詩編- ただのみ ...自由詩3*19-12-31
彼女- はるな自由詩619-12-30
ナマズの底には- 竜門勇気自由詩1*19-12-27

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