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書き散らかした
言葉のきれはしを集めて
布団にしていたけれど
とうとう
足の踏み場もないほどになってしまったので
優しく重ねて
クリップで留めておく

クリップが
あなたの詩集だよ、 ....
潰れたボーリング場の裏にある
公園のベンチでいちゃついていた
高校生のカップルを
ボコボコにしてやりました

男のほうは
口から血の泡を吹いて
小声でフガフガ言っていた
壊れたおもちゃ ....
夜の天幕はマグネット
キミが蹴ったつまらない石ころを
引き寄せて
星にすりかえる
朝が来るまで
せめて忘れたふりしてる

自分が永遠に満たされることのない
闇であることを

さみし ....
いつもなにか隠している
私のポケットは
私の手を隠してる

ほんとうのことって
だいたい残酷
綺麗な嘘でラッピングしても
すきまからみえてしまって
かえって傷をつける

不器用な人 ....
あの歌が気軽に歌われていたころ
あの歌のことはみんなが
わかっていた
あの歌が
気軽に歌われていたころ
あの歌は
線路の上で寝そべったって平気だった
あの歌は
いくらお酒を飲んでも
 ....
だって、そうだったって

立って、立ち上がって、

立ち上がっても

手だって

ふくれあがって、

かたくなって

頭だって、頑なで

手伝ったって、そうだったって。 ....
子供が生まれて初めてのクリスマス・イブの朝
旦那がプレゼントは何を用意したか?と訊いたので
「絵本とぬいぐるみ」と答えると
「そんなんじゃ、全然足りない!」と言い放って家を飛び出して行き、
ま ....
隠し事はいつも耳の裏にあり、
ことあるごとに私に囁いては、
痒くなるそこに汗は溜まる

神は黙っているのが仕事だ
それは私が沈黙を不得手にしているからこそ
その果てない鈍痛のような粘性に傅 ....
もっと寒くなれよ冬
体を貫く冷たさで
焦がれてゆくばかりの心を
殺してはくれないか

もっと寒くなれよ冬
町を駆け抜ける風の
ありのままの勢いで
一緒に海へゆこう

春がくる前に
 ....
古いうたのような
夢をみていた

めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り

嘘も重ねて
私はいます

今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気 ....
過度な
やさしさを
憩わせましょう

つかの間のわき見に
我を返しましょう


欠けても月は元にもどる
満ちても潮は引いてゆく


もっとも深い
日向へ赴きましょう
 ....
背中のチャックおろして羊毛ふとんにもぐりこむ

きのいい羊たちに手まねきされたら

なつのチョコレートのように眠っているきみが、ともだち。
何のことはない

君自身が落し物なのだ



たとえば君が左のエレベーターに乗る時

右のエレベーターから降りてくる

すれ違ってばかりの斜に構えた運命が

今日も君を捜してい ....
会社の発送所に荷物がいっぱいでフォークリフトも空いてないし
積むのを諦めて明日にまわす

帰りにブックオフによって金魚屋古書店のコミックを買った
105円のコーナーだからきわめて安上がりなクリ ....
サンタクロースの
魔法がとけるころ
子供は無邪気な子供でなくなり
世界のファンタジーは
魔法使いになれなかった
大人が作っているものだと知る

ネズミーランド
幼いキミは
ディズニー ....
指で伝える言葉は
私のほんとうの想い
だけど
嘘もほんとうも
ほんとはないの

書ききれない想いまで
伝えたいけど
真っ暗な空に放つ
星よ知ってくれと

そんな想いがとびかって
 ....
水を掬いましょう
ただひとつの命も救えないのなら
水を掬いましょう
掬って
飲みましょう
ただひとつの命も救えないのなら
せめて
この命だけは救いましょう
なにくそと
 ....
いつもとっても自分を限定しないんで欲しいんだ
つかの間の優しさだって信じて欲しいんだ

不毛を嘆くまえにかんがえて欲しいんだ
あなた自身が井戸だってこと

ぼくはいつもあなたに勇気付けられ ....
子供はお菓子でできている
あるいは機関車トーマスとか仮面ライダーとか

おとなは憂鬱でできている
打算と愛がごちゃ混ぜの変な生き物だ

一本の鉛筆の語る世界は広くて遠くて
芯の通ったその ....
よくばりになると
しあわせは逃げていく
くらべると
しあわせは逃げていく
おいかけると
しあわせは逃げていく

手の届かない
遠いところへ
逃げていってしまったと
思っていたら
 ....
巷にはイルミネーションが輝いて
こぐま座流星群も今夜が見頃で
天体望遠鏡はクリスマスまでの分は完売です
今年のクリスマスには涙するな
あのプラネタリウム番組は東北の子どもたちにも
移動プラネ ....
どうしても言い出せずに
降り積もってしまった言葉の灰を
掻き出す術もないまま
人気も疎らな遊歩道をそぞろ歩く

いつまでも辿り着けずに
色を失くした街を漂う吐息の白を
飲み込む術もな ....
  毎日どこかが痛い しゃれこうべは髑髏って書くんだ
たぶん死ぬまで書けないと思う

僕らはサイズ違いを一つずつ持っていて
ときどき皮膚の上から
指でもってお互いのかたちを
たどたどしく確かめてみるのが好きだ
 ....
言葉は盗品
また来て懐疑
カラスは低空飛行を
低空飛行はカラスを
やめようとしない西の空
西は西からやってきて
東へ去ることもないから
西が西で渋滞してる
僕は何かを捨てながら見てる
 ....
良い人は扱いやすさで軽んじられる
良い人は時に利用されて捨てられる
良い人はもてない分だけ深みが増す

男女交際において
良い人という呼称は決定的なダメージの象徴だが
良い人が好きだ

 ....
いい人なんて目指してない
どうせなれないってわかってるから

なのに
嫌われたくないなんて
どういうことなんだろ

空気みたいに
って
いい意味?
悪い意味?

ほんとうにズル ....
その金曜日の午後
いつものように黄色いスクールバスから降りてきた
娘達の笑顔を確認してから
思い切り抱き締める
「ねえ、ねえ、今日学校でこれを描いたんだよ」
私の腕を振り切る勢いで バックパ ....
ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう

やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ....
生きのびるための愛なら
いらない

いらない
絶望を孕まない幸福なんて

いらない
あれも
それも

いらないよ
夜を裏切らない朝も
朝を待ち侘びない夜も

いらない
 ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6077)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クリップ- そらの珊 ...自由詩18*12-12-29
ティーカップ- 和田カマ ...自由詩2*12-12-28
マグネット- そらの珊 ...自由詩20*12-12-28
ふたつのポケット- 朧月自由詩412-12-28
線路- 藁谷 正 ...自由詩512-12-28
だって- 御飯でき ...自由詩212-12-27
サンタになんか永遠になれない- 夏美かを ...自由詩14*12-12-27
話されて/流されて- 茶殻自由詩1*12-12-27
もっと寒くなれよ冬- 四角い丸自由詩5*12-12-27
古いうたの夢- 朧月自由詩212-12-27
風の扉- 千波 一 ...自由詩4*12-12-26
ともだちはどこ?_ - 阿ト理恵自由詩5*12-12-26
気休めという天使に足を踏まれた聖夜- ただのみ ...自由詩19*12-12-26
金魚屋古書店のクリスマス- 梅昆布茶自由詩26*12-12-25
ネズミーランド- そらの珊 ...自由詩10*12-12-25
12月の星- 朧月自由詩512-12-23
すくう- 小原あき自由詩17*12-12-23
- 梅昆布茶自由詩1112-12-23
子供の哲学- 梅昆布茶自由詩15*12-12-23
しあわせ- そらの珊 ...自由詩2612-12-23
今年のクリスマスには- N.K.自由詩2*12-12-22
雪になればいいのに- nonya自由詩28*12-12-22
毎日どこかが痛い- 北大路京 ...自由詩1012-12-22
髑髏- в+в自由詩4*12-12-21
西の空- めー自由詩612-12-21
良い人- 梅昆布茶自由詩19*12-12-21
ずるい言葉- 朧月自由詩212-12-20
アメリカという国の学校という場所- 夏美かを ...自由詩36+*12-12-20
ひらがな- そらの珊 ...自由詩28*12-12-20
- はるな自由詩312-12-20

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