すべてのおすすめ
誰かに似た人を
好きになり始めた
結局僕は
面影を頼りに
ふらつくクズ野郎だ
どこかの教会で
浅い金属が鳴る
頭のなかで幾つか答えが浮かんだ

八月の終わりの
猫背の信号機を
 ....
 凛と張った送電線が朝の冷気に共鳴し
 スクランブル交差点の信号が一斉に赤になる頃
 私は私が私であったことを証明できる
 数少ない証言者である。


 温んだ泥からガマガエルが顔をだ ....
虹がきれいに出たからって
ぼんやり眺めて
こころ奪われたりしません
わたし詩人ですから

ただ その七色はもらっておく

雲が猫やクジラに見えたからって
気にならないし
一切興味あり ....
なつかしい
お菓子のような言葉いただいて

泣けてきそうな気がして
ひきしめる
今日はまだ
終わっていないから
一枚の紙を
折りたたんでいく
半分に折れば
にぶんのいちの面積の
しかくが出来る
そこには
重なる相似形

出来上がりの形を
思い描きながら
そっと指で伸ばしていけば
ちいさなさ ....
待っててくれ

いつまで?

かならず行くから

それまでもたない

からだが?

こころも

からだもこころも?

そう

そっちに行ったらどうなるの?

からだ ....
雛あられも鬼に投げたい   時計の針が午後にすすむ
  ぬかるみに片方の足をつっこむ
  目に見えぬ羽虫をよけるような、
  ぞんざいなしぐさでカーテンを閉めた
  


  部屋の卓上に置かれていた
 ....
あなたはもう
星をたべるのをあきらめて
だんだん肌がふやけるのも厭わずに
プラスチックばかりたべている

みずうみ一面にふやけたあなたの胸のあたりに乗っかって
見あげたらビスケットのた ....
甘いお菓子をあげよう と
つれてこられた壁のうち側には
びっしりと塩の結晶が生えている

塩をなめながら
つま先だちでのぞいたそと側では
こちらと同じように
塩辛い結晶がきらきらとか ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
眠りから目覚めてしばらくのあいだぼくは不安なことのない世界にいられた。

息子と公園で遊んでいちど家で仮眠をとった。

夕方のひかりがベランダから射している。布団のおもてがすこしひんやりしてい ....
痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ

ぼくまでひゅっと

ぼくまでひゅっと

痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ


悲しくなりたくないだけなら
 ....
強い力を持つものは
最初は敬われ
次に怖れられ
そして憎しみの餌食になる
ブルーカラーが背広を着るか

心が軽いと歌いますか

お仕着せを着てみますか

青焼きほどに魅力的ですか

旋盤から切粉が身をよじる様にですか

ツルハシの先端を起こすに適切な位置 ....
どこにいてもアウェイ ほころんで、揺れて、

待ちわびて、揺れて、



愛されて、色づいて、

愛されたくて、匂って、



踏みつけられて、手折られて、

ずぶ濡れて、さらされて、
 ....
{画像=130302095338.jpg}

めんこい めんこい

ちいさな いのち

どうやら わたしに きこえない

おとで おはなし してるの

しんどうで それが わかるよ ....
      夕飯に缶詰をあける
      100均の鯖缶だ
      閉め切った部屋に
      さかなの匂いが充満する
      ろうそくの灯りの中
      ....
僕及びheのHELLO!という挨拶




#     おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?

  朝六時に起きて顔を洗う為に一階に下りたら、
  昨日までぴんぴんしていた金魚 ....
 1.湖畔に佇む1本の孤独

 2.湖面を滑る1羽の憂鬱

 3.季節は旋回しながら降
   りてきて

 4.あらゆるものの輪郭が
   緩やかに尖っていく頃

 5.1本の ....
おひなさんが右か
おだいりさんが右か

日本の位置によって違うらしい

隣のおっちゃん婿養子

気にしているのは
居場所なのかな
だいじにされてる
ペットの犬を
連れながら
ふ ....
{引用= こがらししとだえてさゆる空より
 地上にふりしくくすしきひかりよ}


 埠頭の水たまりに
 月がこごえはじめている
 真夜中には
 かげもまた針のようにゆっくりと ....
終息に
ともなう安堵
かすかな
心残りを秘めて
三月が来る

中原中也賞を受賞した或る詩集を読む
悲しいことに心が揺れない
この詩集の良さは
三月が来ようとも
きっとわたしにはわか ....
ひとであったような気がする
初めから
ただの意識だったのかもしれない
どちらにしても
たいして変わりないだろう

何がしたい、なんて
真面目にきくなよ
浮かんだそばから
シャボンみた ....
二月生まれの四人の合同誕生会をした

九歳と三十二歳と三十六と九十七歳

九歳は私の娘
九十七歳は私がアメリカに来た当初とてもお世話になった人
三十二歳は九十七歳を通じて知り合った子
三 ....
一年が終わる。
一年生が終わる。
二年生が終わる。
三年生が終わる。

ここまで書いたノートを見せてくれたから
詩が書きたいの? と聞いたら
君はこくんと頷いた

そうか それなら  ....
三月の卒業シーズンを
前にして
御礼参りされるぐらいなら
先制攻撃しかけたる
といきまいている
日体大卒の
ハンドボール部顧問
漢字が苦手で新聞
読まなくても
今はちとマズイってこと ....
インド服を着た男の人が 
エレベーターの中で 
みんなに挨拶をしている 

不透明な窓の向こうに 
一律に外があるとすれば 
それはすっかりの春だ
 
古い鉤括弧は捨てておいて ....
桃色の夕焼けが
あなたの空に広がった
わたしの空に広がった

あの桃色の夕焼けは
どこかの誰かの目覚めの朝焼け
桃色の朝に起きる人へ
わたしは今日、愛に心目覚めました
木の上で卵を守る ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6077)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もう星は- 竜門勇気自由詩3*13-3-5
私が私であることを- 亜樹自由詩413-3-4
砕け散る郊外- 左屋百色自由詩8*13-3-4
ごほうび- 朧月自由詩313-3-4
家族の音がする- そらの珊 ...自由詩16*13-3-4
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩913-3-3
雛あられも鬼に投げたい- 北大路京 ...自由詩413-3-3
- 草野春心自由詩613-3-3
星空- はるな自由詩313-3-3
きゅうくつな体- はるな自由詩613-3-3
自由舞踏派宣言- ただのみ ...自由詩23*13-3-2
看取り(4)- 吉岡ペペ ...自由詩813-3-2
この世はあんまり- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-2
強さの成り行き- HAL自由詩8*13-3-2
青い背広- ドクダミ ...自由詩4*13-3-2
どこにいてもアウェイ- 北大路京 ...自由詩613-3-2
花の一族- 千波 一 ...自由詩713-3-2
ちゅ〜- ドクダミ ...自由詩7*13-3-2
さば物語- 石田とわ自由詩16*13-3-2
僕及びheのHELLO!という挨拶- 赤青黄自由詩4*13-3-1
1ダースの遠景- nonya自由詩18*13-3-1
おだいりさま- 朧月自由詩313-3-1
《冬の星座》にあのひとをさがす- 石川敬大自由詩16*13-3-1
三番目の月- そらの珊 ...自由詩15*13-3-1
すぎてゆくもの- 佐野権太自由詩9*13-3-1
シャッターチャンス- 夏美かを ...自由詩29*13-3-1
詩が書きたいの?と聞いたら君はこくんと頷いた- N.K.自由詩11*13-2-28
先生パンチ- 花形新次自由詩413-2-28
春の収集日- たもつ自由詩513-2-28
桃色の夕焼け- 阿閉真琴自由詩313-2-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203