すべてのおすすめ
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた
海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色
....
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体を曲げる
この街全体を見下ろすにはあの廃ビルをのぼればいいんだけど、のぼっても見えるのは廃ビルそして廃ビル、だってこの街はちょいと昔からビルの墓場だから、人々はこの街を離れて新興住宅地の一角、小さな庭付きの家で ....
おまえのためのものじゃない、その
激しいギターのうねりも
おまえのためのものじゃない、その
強烈な言葉の羅列も
おまえのためのものじゃない
世界を振動させるリズム
....
ぼくが温めていたのは
翡翠色でつむじ曲がりの卵
アイスクリームにはボートを浮かべ
溺れるふりして幽霊女とキスをする
ポケットに隠した一人分の蠍をひらり
素顔の道化師に変えてご覧に入れまし ....
大人の階段を昇る筋肉がない
死んで花実を咲かせている
日々の習慣こそ愛おしい
扉を開けてただいま、と言う
杖は手摺に立て掛ける
靴を脱いで右端に寄せる
一人前の惣菜を冷蔵庫に入れる
白い手拭いを
四つ折りにして
赤い糸で等間隔で縫う ....
くちゃくちゃになってる夏
暑苦しくてくちゃくちゃ
風当りもくちゃくちゃ
こちら只今風評被害
訴えは縷縷と窓口混乱
わたしは一人しか居ないのですが
誰も聞いてない
事務も混乱あ ....
さみしくても死ねてない私はうさぎではないのでしょう
謝ってからしたオナラが予想を越えて臭う
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません
せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
七つの海を越えて今年も夏が来ましたよ。
あなたとお別れしてから五年がたちました。
元気でやっていますか。
もうたくさんお友達もできたことでしょう。
そちらは過ごしやすいですか。こちらは猛暑 ....
いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった
ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
まだイントロだったのか
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ
時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時
{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
....
昼間のうだるような夏の空気に
すっかり力を
すっかり リカちゃんは わすれました
あまりにながいこと 西日の中にいたものですから
セルロイドのように 時間も すっかり やわらかくな ....
諦めなければ叶うなどと言う
夢物語は成功者だけのお話で
大半の事柄が叶わない現実は
それでも私の足首を掴んでて
一瞬の気の迷いのように夢を
今日も見せよう ....
中身が好きなのについでに美人で困る
かつて夏の日に幾千万の蝉たちが空へかえった
その日の灼熱はすべてを焼き尽くした 八月の焦土
大きな鳥の影が空を覆いポトリと卵を落とした
破壊と悲惨の卵 子供たちを奪い去った卵
何の大 ....
いまは何一つ好きにはなれない
しろい夏に鳴き終えて落下する少女
夏は夏らしく振舞うことで時を虚ろにする
日に焼けたこどもたちよ
謎が謎でなくなる未来
夢に見たものの本 ....
雷が落ちそうな棒を持っている
久しぶりのデート
彼はつまらなそうに
パスタを食べていた
音を立てながら口に吸い込むの
やめて欲しいな
おまけにウエイトレスさんに
味が薄すぎるってダメ出し
よく言うよ
上から目線で何 ....
いつからかな
僕が見つめたものが 遠く、とてもとても遠くになって
目の前にいたはずのものが
僕の視界から消えていたのは。
僕の立っている地に、一体どれだけの人が生きていたんですか?
....
秋の中国地方を巡るツアーバスが
平和公園に着いたとき 記念館から
修学旅行生の一団が出てきた
入れ替わりにはいった私たちが
今日最後の客になった
平和記念館を出ると
秋の陽はすでに落 ....
空に むきだしの骨をさらす伽藍
「歴史」はいつも古びた建物を残していく
廃墟のあとにしか 平和が生まれることがないのなら
平和は、あまりに残酷な子
森は、朝にめざめ
戦いの ....
出口から入った
私が
これを書いていることは
家族にも友人にも内緒のことです
学もなく才もない
もちろん地位もなければ金もない
よもや凡人ですらないかもしれない私が
ひっそりと ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト
(6058)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
柑子色のパンケーキ
-
夏美かを ...
自由詩
29*
13-8-17
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体 ...
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-16
君ら爆弾、かなり飛んでる
-
ざらざら ...
自由詩
6
13-8-16
おまえのためのものじゃない
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-8-15
熱帯抱卵節
-
ただのみ ...
自由詩
21*
13-8-15
大人の階段を昇る筋肉がない
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-8-15
死んで花実を咲かせている
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-8-15
運針/千人針
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
13-8-15
_
-
もっぷ
自由詩
4
13-8-15
さみしくても死ねてない私はうさぎではないのでしょう
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-8-14
謝ってからしたオナラが予想を越えて臭う
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-14
いきかがり上
-
るるりら
自由詩
12*
13-8-14
お空の彼方にいる君へ。
-
ヒヤシン ...
自由詩
11*
13-8-14
食べさせる
-
そらの珊 ...
自由詩
18*
13-8-13
まだイントロだったのか
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-8-13
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-8-13
遠い日_おもちゃのラッパでした
-
そらの珊 ...
自由詩
22*
13-8-12
告白と言い訳
-
ただのみ ...
自由詩
24*
13-8-11
ここにいてもいい
-
るるりら
自由詩
9*
13-8-10
あなたが好き
-
永乃ゆち
自由詩
6*
13-8-10
中身が好きなのについでに美人で困る
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-8-9
八月の子供たち
-
梅昆布茶
自由詩
18
13-8-8
何一つ好きにはなれない
-
ただのみ ...
自由詩
18*
13-8-8
雷が落ちそうな棒を持っている
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-8-8
宙ぶらりん
-
和田カマ ...
自由詩
3*
13-8-7
僕は唄を歌ってた。愛する人は_時々怒るけど。
-
創輝
自由詩
2
13-8-6
八月六日の影
-
イナエ
自由詩
16*
13-8-6
蜻蛉の泉
-
月乃助
自由詩
11
13-8-6
出口から入った
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-6
秘密
-
hiroto22
自由詩
3*
13-8-6
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