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神なき時代、
しかしもう嫌だって云わない
人は明るい明日へ向かって
向かって、行くものだ

私なんかいらない、
痛む内臓が嘘をつくよ?
忘れたころに昔に戻り、
言葉がまだ生きてい ....
風のつよい朝は
こころの傷が浮かびあがる
神聖な朝日に触れられて
恥ずかしげに
うずうずと傷がうごきだす

傷は
しんぞうから流れる
からだのなかの
赤い悲しみの出口で
 ....
猫が
さわがしくて
あたし
朝っぱらから
ざわざわする
あたし
窓を開けて
空を見上げる

はだかの感性が
ひらひらと
すきとおる赤色で舞っている
空気がびりびりして緊 ....
「好きでした」一行の手紙が時を止め君が綺麗な声で泣く春



きみの乗るスクーターにはあの頃のセピアの記憶をまだ積んでいる




弓なりに背を反りかえし喘いだらダメだとわかって ....
あたたかい色の
太陽の
朝、

心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。


すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ....
くちのなかの鉄の味
消えない、初めての蛇の恐怖

たのしいことの
思い出を捜して
さらに捜して、振り乱す、
尻尾の先は枝分かれし
冬は、ゆっくりと、赤い舌を凍らす

青銅の庭 ....
もう寒くないのに
この冬は寒くなかったのに、

雪を待ってるなんて、バカばかり
あの日は、待っていたけれど

ただの風邪のように鼻水を
すすりながら、心も

カビないのは寒い ....
独りでいる
冷たい部屋の板の間で

ニャ、と小さく鳴く
猫も寒いのだろう


ぼくたちの
朝はいつまでも
明るくはならないままで
口の中は
鉄の味がするままで

ふと ....
べつに嫌いだとか
そんなことではないのです。

なんだか可笑しすぎて
笑いすぎて苦しくて、涙が出てきます。

しっかし、寒いなぁ、
カラダだけならまだいいんだけどね、
ココロま ....
悲しみだけが
おれの人生なのさ、とか

くっだらない
愚痴こぼして、

ホントにそうなの?
そこにあたしは、いないの?

忘れてもいい不幸なんて
いっぱいいっぱい、あるよね ....
突然の驟雨に 洗われた街は

なんだかとても色っぽくて

雨上がりの 空気の色を

すこしさみしげな 茜色に染めるのです

地に這う けものの しずかな息吹きが

い ....
たなばたさまも終わってはやいっかげつ
あまのがわにであったわたしとあなたの
まぼろしのおうせも忘れられる季節です
ぎんがのいりぐちには夢と絶望があって
にかこくごを話せると喜んでくれたけど
 ....
まじょが
カレーの皿を割っている。

いつか出逢えるあなたを
この屋上で待ちながら
もう出ない声を絞り切り
歌う歌がある。

もし空を飛べたなら〜
あなたに会いに行きますよ〜
 ....
閉じた目をあけたとき
私は一個の月となり
孤独な三日月の
寒さに凍えたのでした

ふるふる震える
突き刺さった星の旗は
悲しみから遠く離れて
無関心なあの丘の上で
風に吹かれ ....
浮き輪を
投げてあげたい無数の暗い努力の腕
アデューって挨拶を
輝く笑顔で友のためにする
好きなだけ
好きだから。


一番最初のまだ青い石榴の実は
眠るための大人の詩に
し ....
身を切るナイフが、降ってくる
心になんか、刺さらない

オレが立てずに、しゃがみ込み
震えあがって、詩を詠みながら

嫉妬の氷が、降ってくる
心に過去の、友がいる

オ ....
ときの過ぎゆく悲しみは僕に
まるで嘘をつけよと唆(そそのか)しているかのようだ。

夢にみた黒猫の貌をした貴女、
夢の中でなら、
僕たちのキス、あたたかかったね?

夜を ....
なぜ悲しみばかり
流れるのだろう?

遠い夜の街を歩く人の
みやびで正しい歩調があり、

この国のよどんだ人の心に
ひとつの透きとおったメロディーを流す
ありきたりな流行 ....
赤い三日月が東、
その尖った切っ先から
なにかを滴らせている。

舌足らずなきみの言葉では
心に届かないなにかを。

この街にある
この国でもっとも高い建物のせいで
ほんの少 ....
おほえて
いなければ
ならないものだ。

それは、

ぼくなんかの
手では
つかめない。

そんな、

こどくなんて
きれいな
かんそうではすまされない。

 ....
遠い空に漂う
気球のような不思議に問う。


雲の上に立つと
世界が広がってみえますか?

みえないものは、
憎しみの黒い鎖くらいのものですか?

平和がそこには
転 ....
素敵なお庭だったわね、
あのお家。

こんど伺うときは
ちゃんと
こころを持って伺わなくっちゃね。

そうそう、
ほんとうに失礼しましたよね、
あれほど喜んで迎え入れて下さるなんて
 ....
Lucyさんの秋葉竹さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たそがれの神なき時代でも- 秋葉竹自由詩720-5-1
風の鳴る未来- 秋葉竹自由詩1020-4-5
朝焼けの猫- 秋葉竹自由詩920-4-2
さまざまな世界で鴉が鳴いている- 秋葉竹短歌820-3-27
いさぎよい色づかいの蛇- 秋葉竹自由詩920-1-13
青銅の庭を這うもの- 秋葉竹自由詩520-1-5
雪を、待つ- 秋葉竹自由詩4+19-12-31
冬の獣- 秋葉竹自由詩1119-12-16
可笑しな切なさ- 秋葉竹自由詩619-11-25
しんぞう- 秋葉竹自由詩619-11-24
過ぎゆく夏の____- 秋葉竹自由詩619-9-12
おにのすわるあまのがわ- 秋葉竹自由詩1019-8-3
カレーの皿を割るおんな- 秋葉竹自由詩1119-7-14
ハムエッグの月- 秋葉竹自由詩1019-4-11
サヨナラは、好きだから- 秋葉竹自由詩1019-1-25
詩とナイフ- 秋葉竹自由詩518-7-9
希(のぞみ)- 秋葉竹自由詩218-5-21
なぜ悲しみばかり流れるのだろう?- 秋葉竹自由詩818-4-12
闇の中に浮かぶ- 秋葉竹自由詩218-4-8
希望のなみだ- 秋葉竹自由詩3*18-4-7
気球のような不思議- 秋葉竹自由詩418-4-5
きえゆくものたち- 秋葉竹自由詩217-10-7

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