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また、熱くなって
しょんないなあ
ばかたれやなあ
悪口言いだしたところへ戻ってきた 戦争跡地や
災害被災地を
訪れようとする観光がある
ダーク・ツーリズム

悲しみは
人を引きつける
死から
人は学ぶのだから、と

パネリストは言う
そうかもしれない

では ....
 
あかん!

そんなうるんだ目でみんといて

かんにん、もう降参や!



 
かつてキッチン(というよりは台所)は裸電球で照らされた寒い島だった
幼い私は台所のことを「だいどこ」と呼んで入り浸っていた
窓からは川へ下る坂道と隣家
(といっても音なんか聞こえないくらいには離 ....
隣の席の人は
かつて私が憧れてた人で
今も変わらなかった

この人がいたから
今の私がいる

かつて私が
憎んでた人で
久々に話したら
その記憶が甦った

羨ましかっただけなん ....
ある日私たちは純白に生まれる
何一つ自分らしさなど持ち合わせず
ただひたすら落ちて往く
それはいつの時代も変わらない

けれどこの時代に相応しい
数多の毒に冒されながら
私たちは落ちて往 ....
友達のこととして話している 頭に巻くネクタイ選んでいる 冷蔵庫の中、発泡酒ばっかだね。

えっ?また食べるの?

へぇ、待ち受け画面、自分なんだ。

アンティーク?それは中古でしょ。

前の髪型の方が良かったよ。

そのジャケット、ユニ ....
枝の影
蜘蛛の影
午後から夜への
庭を噛む影


わずかに斜めの
旅をしてきた
骨に沈む目の
まばたきを数えた


うるおいを はばたきを
置き去りにして ....
北風ぴゅうぴゅう吹く朝に

遠くの空に鴉啼く

ちぎれた雲よ痛かろう

ちぎれた心痛かろう

薄桃色に染まる空

遠くの空に鴉啼く
大嫌いだった
あの子
だって
私を無視したから

大嫌いだった
あの子
だって
私を嗤ったから

大嫌い
大嫌い
いつしかあの子で
頭がいっぱいだった

なぜそんなにあの ....
踏切虫が
手に鋏を持って
葬列へと襲いかかる

無限遠点が交わる時
私たちは一斉に羽を震わせて
踏切虫のように触覚を
様月と印月の間にかけて
病院はしろい
せんせいもしろい
かんごしさんも
しろい笑顔であるいてく
しろいかべにかこまれると
なんだかうまく息ができない

みせかけの庭園に
かわいいオブジェがあるけど
夜中には ....
皐月の車窓に狡さだとか我がままだとか昨日までの自分を置いて何を頼りに隣の席は空っぽ温もり散歩は出石で雨漏りもて余す七皿の満腹逢瀬を重ねて孤独を詰めば城跡の城壁雨は無情夢幻よ明日は煙る天の邪鬼それでも
 ....
あの人と繋がらない
さっきから何度も
接続に失敗している
アンテナは
立っているのに

馬蹄が大地を掴む
断続的なリズム
(どっ どっ
焦燥のなかにも
涙腺を圧されるような
安心 ....
意味あり気にゆっくり沈む
巨大で感傷的なひかり
あれは詩ですか?
いいえ、
夕暮れです
毎日違う角度で訪れる夕暮れです。

公園の隅で地面に寝ている
赤や黄色
あれは詩ですか?
い ....
さあ、今日は何回「いいね」を押しただろう。
さあ、今日は何個「いいね」をもらっただろう。

さあ、今日は何回「お気に入り」を押しただろう。
さあ、今日は何個「お気に入り」をもらっただろう ....
きのこから
かすかに放たれる
木の薫り

ふかふかのおがくずに
そっと置かれた
誠実なお守りが
息をしている

きのこ

木の子
木の子ども

木は森の子ども
森は山の ....
失礼します。



沸点?雨降ってん

不釣り合いで不似合いな瞬間湯沸し器

だからの気持ちを他人事で充たして


満たして蓋を閉じました。
雨上がり 狭い公衆トイレを出て
銀光りするジャングルジムを抜け
噴水が青空を蹴り返す広場に至る

水の町の夕暮れ
細い水路に図書館は沈み
長い船が坂の途中に停泊する

熱さ除けの茅のす ....
  *太郎を眠らせ、太郎の上に雪降り積む

       *次郎を眠らせ、次郎の上に
     冷たく白い   かなしみは堆く
    白く   叢枯れ果てた夢の室の下
   冷たく   ....
母ちゃんが、洗濯物の皺をのばして
竿に衣服を干している。

実家を離れて久しい
娘についての深い悩みを
ひと時、忘れて。

日にましろく照らされた
タオルを
丹念に、のばして。

 ....
  
大切な事

大切な人

大切な時間

大切なあなた

一番大切な事は

あなたに 大切と想われる事
千羽鶴を折るという友につきあって
折り紙を手にしてみた

信じてなんかいないけど
お祈りをしている気分だ

願い事はかなわない
そう信じる方が
ちょっと生きやすいとおもう

でも
 ....
穴を測る
縦の長さと横の幅と
私がよじ登ってきた深さを
塞ぐのに必要な
土の量を知るために
そして
もし塞げないならば
この穴を渡す橋を
かけるために

土に手を置いて
穴を ....
私の望みは
大きくはない
お金
仕事
仲間
それから

かばん
趣味
私の趣味はなんだろう
歌うこと
詩を書くこと
見上げること
見上げて

あなたより少しだけ
幸せに ....
 
秋の夜長

逃げては追いかけ、追いかけては逃げ、

今宵もひとり鬼ごっこ




 
キキキキキ。
闘病は辛いもの。いつか治るということに希望を抱いているのだが。
私は統合失調症である。死の恐怖を感じたことも、100回や200回ではなかった。

世間から見ればただのお荷物である ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6077)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冷めても覚めても- 中原純乃自由詩3*14-11-4
悪口言いだしたところへ戻ってきた- 北大路京 ...自由詩214-11-3
トワイライト・ツーリズム- umineko自由詩12*14-11-3
あかん!- 殿上 童自由詩17*14-11-3
キッチン- そらの珊 ...自由詩1514-11-2
隣の席の人- 無花果自由詩114-11-1
恋のように死す- ただのみ ...自由詩15+*14-10-31
友達のこととして話している- 北大路京 ...自由詩2+14-10-31
頭に巻くネクタイ選んでいる- 北大路京 ...自由詩5+14-10-31
(余計な)ひとことダイアリー- 左屋百色自由詩5+*14-10-31
ひとつ_逢魔- 木立 悟自由詩3+14-10-31
遠くで鴉が啼いている- 花咲風太 ...自由詩2+14-10-31
だいきらい- 森川美咲自由詩1+14-10-31
_踏切虫- 佐藤伊織自由詩3+*14-10-31
白いひとたち- 朧月自由詩214-10-30
煙雨- 自由詩3*14-10-30
馬群- 佐野権太自由詩4*14-10-30
現代詩入門- 左屋百色自由詩20*14-10-29
「いいね」を「お気に入り」して「リツイート」して「シェア」し ...- komasen333自由詩2*14-10-29
PORTE-BONHEUR_【詩サークル群青十月のお題「山」 ...- そらの珊 ...自由詩1514-10-29
恋よ。- 自由詩3*14-10-28
水の町- オイタル自由詩4*14-10-28
雪国の田島ハル- ただのみ ...自由詩17*14-10-28
洗濯日和__- 服部 剛自由詩514-10-28
大切- 佐白光自由詩1*14-10-28
願い事をする夜- 朧月自由詩314-10-27
穴を測る- フユナ自由詩914-10-27
鳥の歌- umineko自由詩12*14-10-27
鬼ごっこ- 殿上 童自由詩17*14-10-26
やまいの癒やし- 黒髪自由詩3*14-10-26

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