すべてのおすすめ
かーさん ももいろひよこ かってや
めっちゃ かわいーやんか
そらいろも いるんやで
にじいろも いるんやで
ハートマークも いるんやで

息も絶え絶えのひよこたち
鳴いてるんじゃない
 ....
エプロンをつけたおじさんのような
がらがら声のおばさんのような
二人組が立ち止まり
暑いのか涼しいのかさっぱりわからないねえと
言っている横を

私はTシャツ一枚で通り過ぎていくのだが
 ....
朝焼けと茜空の間に
彩(いろどり)が溢れ
茜空と朝焼けの間に
暗闇が横たわる
少女はその秘密を知りたくて
彩の一つ一つを呼び出しては
新しく命名し昼の詩を
暗闇の底を探っては
言葉で照 ....
こうして書いていくことだけ
特に 思うことはない
寂しさを紛らわしたいだけ
そう思っていた


そう思うことだけ
過去の自分をうち消していく
得られるものは 何もない
無機質な職 ....
 四年京都に住んで
 今でもよかったと思うのは
 はる を覚えたことだ
 生まれ在所に戻ってからも言っている

 開けてはる居てはる植えてはるえづいてはる起きてはる
 噛んではる切ってはる ....
「ねえ、これは骨?」

チキンナゲットを食べ慣れているお前達に
フライドチキンを与えたら
飢えたライオンの子供のようにそれを貪りながら
何かを思い出したように下の娘が訊く

「そうだよ。 ....
底から
蒸発した
温かい水が
蓋裏で
冷たい水になる

ほんの少し
傾けただけで
それは
ふたたびのしずくとなって
ほとばしる

涙の成り立ちを
まぶたの裏で描きながら
わ ....
 

あなたの ちいさな裸形に わたしは慎ましく泣いた
蒙古斑の青さが 赤子のあなたを
きわだたせていた 
ゆがんだ顔だと 云った人もいたが
あんな うつくしさを わたしは それ ....
手品失敗して生放送が終わった まつげはひかるけれど、それはあなたの水ではない
雨あがりのドライアイは
公園の風景を
焼きつけるしずかな鉱石のように
まばたきをしない
「むかし、どこにいきたかったのかとか、
 ほんとうに ....
弧を描く真昼の白い月
残月と呼ばれるのは
いつまで

楽になりたくて
あの女が手を掲げ
空に救いを求める時

見えない剃刀となり
その眼に飛び込んで
魂を切り裂いて欲しい

白 ....
ふと

ショウウィンドウに映った薄ぼやけた自分の姿に 


人生 楽しい?

楽しかった?

これから楽しくなりそう?



現在過去未来


わかりっこないって そん ....
崩落した記憶は
心の底に蓄積するままにしておけ
無理に掘り出そうとしても
指先を傷つけるだけ
荒れた舌のような色の夕焼けを見た日に
幾つかの欠片が取り戻せないところまで ....
本当だよと嘘をつく
嘘だよと本当を言う

恋してると夢を言う
夢だよと目を覚ます

明日こそとやる気出す
やる気出すと雨が降る

愛してると言ってみる
証拠がないから自信ない

 ....
初めて貰った時は戸惑いました

「何かしら言わなくては」という責任感で
僕の肌にまとわる空気が ぴしゃり と音を立てて緊張したのを覚えています。

何時も胎の底に すとん と落ちて気分をなだ ....
他人のせいにして生きていくことを決めたアイスコーヒーの氷が冷たい 平凡な沿線のこの街に
夕暮れが密度を増してゆく一刻

零れ落ちそうに客をのせて電車がレールを軋ませ
商店街は夕餉の想いに満たされて

帰ってくるあるいは帰ってこない主人を待つ願いも時間が経 ....
まっすぐに
引けたためしがない
まっすぐに似た線なら書けるのに
フリーハンドで書く
まっすぐは
ほんの少し曲がっている
骨が湾曲している
私のなかに
直線がない
失ったわけではなく
 ....
描くことができない白

書くことができない白

語ることができない白

ただ観ることしか許されない白

白と呼ばれることすら拒絶する

月の光の指先

月の光の吐息

 ....
沈んでいく
高層ビルの乱杭歯を
掠めて

噛み砕かれる
西の稜線の
大臼歯で

この街で生き長らえるなら
むやみに懐かしがってはいけない

闇の中でも決して眠らない街は
執 ....
詩にならない言葉ならべてインクのな
くなったボールペンに私は告白したの
です。今までありがとうずっと好きで
した。ボールペンは息をひきとり今は
コンパスの隣りで眠っています。退屈
していた言 ....
昨日のうえにことりと
今日が落ちてくる
その順番は変えられない

やっと捜し当てた今日は
つかのまのあいさつを済ますと
足早に去ってゆく

きのうの昨日のきのう

そこには取り ....
美少女の暴走族だと思えばうるさくない OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ....
タバコを吸いながら 考えていた あの頃を思い出す

あの 間が よかったよなあ



右手から 煙が上っててさあ

考えてるのが よかったなあ






口内炎が むち ....
国家試験を受けられなくて
例えば人生の終焉などについて
小部屋の中の哲学を啜っていた私に
先生は声をかけてくれた
人生は終わった
人生とそれに接続する世界は終わった
終わったは ....
母の手作りする洋服は
大体において
あらかじめ寸法が大きかった
未来が足されていたから
子どもはすぐ大きくなっちゃうからって
それは言い訳というより
有無を言わせない印籠のように掲げられた ....
一条の光を二条にする 罵倒されても声は出さない
心が 悲鳴をあげても

代わりに 歌をうたおう
穏やかな水面が荒れないように

波音が空と海との境界を溶かす
自分にナイフの切っ先を向けて
毎夜、月明かりの下 ....
       
       きみは黙って手をさしのべた
       わたしは黙って寝巻きをおとす
       まっくらな部屋のなか
       きみの頬がまたそげていた
       ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6077)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜市- そらの珊 ...自由詩17*13-10-11
秋のはじまり- 灰泥軽茶自由詩1413-10-11
10月10日の詩- ただのみ ...自由詩21*13-10-11
白い壁に手を- 番田 自由詩213-10-10
はる- 平瀬たか ...自由詩15*13-10-10
食卓- 夏美かを ...自由詩27*13-10-10
十月の扉- そらの珊 ...自由詩18*13-10-9
自立する_貴女に- るるりら自由詩20*13-10-9
手品失敗して生放送が終わった- 北大路京 ...自由詩413-10-9
いくらか反射する水。終わりのあとで- 岩下こず ...自由詩713-10-9
残月- 和田カマ ...自由詩6*13-10-9
柏谷呉服店さま- 芦沢 恵自由詩24*13-10-9
まるで他人事のように自分の冥福を祈る- ホロウ・ ...自由詩5*13-10-8
嘘だよと本当を言う- イオン自由詩3*13-10-8
幼馴染- 薬堂氷太自由詩313-10-8
他人のせいにして生きていくことを決めたアイスコーヒーの氷が冷 ...- 北大路京 ...自由詩513-10-8
沿線暮色- 梅昆布茶自由詩1913-10-7
まっすぐ- そらの珊 ...自由詩20+*13-10-7
月下美人- nonya自由詩21*13-10-6
夕陽- nonya自由詩18*13-10-5
題名が決まらないまま- 左屋百色自由詩16*13-10-4
きのう- 梅昆布茶自由詩1913-10-3
美少女の暴走族だと思えばうるさくない- 北大路京 ...自由詩613-10-3
おもてなし妖怪2013- るるりら自由詩24*13-10-3
タバコ吸いたいなあ- 八男(は ...自由詩413-10-3
先生- 葉leaf自由詩613-10-2
ぶかぶか【詩サークル「群青」九月のお題「音」から】- そらの珊 ...自由詩22*13-10-2
一条の光を二条にする- 北大路京 ...自由詩413-10-2
人魚- 中村葵自由詩413-10-2
雨音の聴こえない夜に- 石田とわ自由詩11*13-10-2

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