すべてのおすすめ
閉められないままの真夜中

瞳孔が少し開かれていて
部屋の片隅まで見えている

隣の君は
無音で横たわる温かい肉塊

言葉もなく
思考もない

閉じられた身体の内側で
ひたすら ....
本当に
忘れられないのは
あの人ではなく
あの人以外の
すべてを無視して
恋をしていた
私の姿
いつもきみがそばにいる
振り返っても
両手を差し出しても
鏡を覗いても
分からないけれど
気配と洗った髪の匂いがする
僕の周りの空気が
温かく澄んでいる
それはきみがそばにいる証拠でし ....
眠れないときは
ピストルを撃つに限る
男は二階に上がり
机の引き出しから
真っ黒い拳銃を取り出す
そして四方八方にむけ
引き金を引きまくる
弾丸弾丸弾丸弾丸
欲求欲求欲求欲求
星屑星 ....
ミサイルが雲を吐き出していく
いつものように飛行機ならばよかったのに
女だって子どもだって
味方を攻撃するものは殺す
復讐の芽を摘むために
一族郎党皆殺す
不用意な情けは平和を遠ざける
 ....
ビー玉を
プラスチックで
ぎゅっと押しこんで
からんと音をたてて
ひろこちゃんがわらう
びんがずっしりと重い
人がいっぱいで
やすむ場所もなくて
やっとみつけた木のしたで
ふたり ....
粗大ごみ置き場に 無造作にブリキのバケツにすてられ
つったっている木刀
それは僕たちである

僕は木刀をひきぬき
大声を出して空を切り おもいきり振り回した
それを見て子供たちが笑っている ....
あなたにうがいを教えたことはないけれど
あなたはうがいを体得していた
言葉で教えられるよりも
見て覚えることのほうが
きっと何倍も簡単なんだと思う

それでもあなたが
うがいってなんなの ....
しゃぼん玉のような瞳を漂う
異形のチューリップ
コクトーの詩がめらめらと
記憶から皮膚を炙る 匂い
生まれたての羞恥心に注ぐ
冷たい炎のバプティズム
春を纏ったものたちは戸惑う
羽化した ....
雨が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は辺りを水浸しにしないし
視界を霞ませたりはしない

日が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は全てを明らかにしないし
辺りを温 ....
おまえと
おまえと
おまえ

それに
おまえと
おまえ

やっぱり
おまえも

いや、おまえじゃないな
こっちのおまえだ

まてよ、おまえもか?
そうだ!おまえもだ!
 ....
現実の家族関係が希薄で
もう崩壊寸前なので
ネット上で家族になりたい人を募ったら
3万人が応募してきた
僕はその中から
おとうさんとおかあさんと
おねえちゃんを選んだ
現実の彼等がどんな ....
もう何度と
ぺんぎんたちは
繰り返したことだろう
やめると言っては
煙草を吸い続けてきた
昨日まで
もう二拾年間
ぐらいにもなるだろう

今朝ついに
ぺんぎんは決めた
禁煙をして ....
嬉しい事も面白い事も
親しい事も好きな事も

積み上げる楽しさよりも
崩れてしまった時を思ってしまうから

崩れてしまった時の虚しさだけを
心が覚えてしまっているから

積んでは下ろ ....
あなたが
あなたの時間を
終えてから
私は
私の時間について
考えました

どれだけ私に
明日があっても
どの明日を探しても
あなたはいない

どこにもいない

この手で
 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
ほとんど同じ
服しか着ないのに
ストレスが溜まると
服の買物へとはしる
ぺんぎんがいる
広い海には百貨店があって
青空を飛べないぺんぎんは
翼を使って海を泳いでいく
飛べないことを
 ....
君が笑う 僕も笑う 世界は笑う

暗くない夜も青くない空も素晴らしい

愛し合える日があといくつ残ってるだろう

君が好き 君が好き

君に贈る詩は君に届け
光と影の境界
ひとつの石が孵る
透明な炎の囀り
思考は灰になる
朝が目を開く
ひとつの幻想のパンケーキ
刹那わたしは身をくねらせ魚形
夜が堕胎した冷静な夢のシタイ


亜餌意緒雨キ ....
誰かに飲み干された君は
埃っぽい街をぼんやり透かして
仄かな緑色で薄笑いしていた
濁り切れずに立ち尽くしていた

可憐ながらんどうの君は
微かにアップルタイザーの匂いがして
僕は言葉 ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
僕は八月のサナギです
立派になるつもりでいました
とっくに羽化の時期は過ぎて
まだサナギのままでいます


大人になったら
空を飛べるようになったら
昔はそんな事を友達と
 ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
クロッカスは一斉に咲く
身を寄せ合って揺れている
つめたい春の風に
小さくなって震えながら

ちょっと離れて
鉢植えの福寿草 まだ一輪だけ
太陽の親戚筋とでも言いたげに
少々毒気のある ....
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ....
酒に酔ったジジイが
タクシー待ちの列に
割り込んできて
俺の前に並んでいた
熟年夫婦より先に
乗り込もうとした
「おい、何をしてんだてめえ!ちゃんと並べよ!」
俺が穏やかに言うと
ジジ ....
桜舞い散るバス停の
ベンチに 二人座って
いつまでも 空を
見上げていた

いくつものバスを 見送っても
少しも
かなしくなかった

風に散りゆく 桜花
あとから あとから
 ....
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

まるで子供のように
陽気にはしゃぐ
あなたを 乗せて
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります

あなたとの 初め ....
「傘なんか要らなかったね」

そんな風に笑っても

どこか気分が沈んでいるのは

心の霧が晴れていないから

空から覗く光が見えても

未来の事が分からないから


 ....
あなたは私という平原を流れていく一筋の川
涼しい亀裂を走らせながら光として流れていく
あなたの源流はもう去ってしまったし
あなたの流れ着く海はもう干上がってしまったので
あなたは存 ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6064)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ミッドナイト・チャンバー- またたび ...自由詩115-4-22
残像- 緑かな自由詩315-4-22
「自称詩」こんなにも愛しい- 花形新次自由詩315-4-21
冒険活劇- やまうち ...自由詩4*15-4-20
無翅- 木屋 亞 ...自由詩4*15-4-20
ラムネ- アンテ自由詩215-4-19
木刀- 島中 充自由詩315-4-19
うがい- そらの珊 ...自由詩21*15-4-19
たいこともべきこともなくていい- ただのみ ...自由詩12*15-4-18
降る言葉- 葉leaf自由詩1015-4-18
「自称詩」呪い- 花形新次自由詩115-4-18
「自称詩」感動家族3- 花形新次自由詩215-4-18
ぺんぎんの禁煙宣言- りゅうの ...自由詩10*15-4-17
ジェンガ- baby bird自由詩215-4-16
遠距離恋愛- 緑かな自由詩3*15-4-15
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩36*15-4-13
ぺんぎんの浪費癖- りゅうの ...自由詩17*15-4-13
君に贈る詩は君に届け- 北大路京 ...自由詩815-4-12
ペインキラー- ただのみ ...自由詩10*15-4-11
半透明- nonya自由詩19*15-4-11
鉢植えの土によせて_「創作工房_群青_4月の課題_土_への提 ...- そらの珊 ...自由詩1615-4-11
八月のサナギ- tetsu_自由詩5*15-4-10
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
どこかの庭で- ただのみ ...自由詩17*15-4-8
- イナエ自由詩15*15-4-8
ジジイ殺害の甘い瞬間- 花形新次自由詩315-4-8
さくら- 南無一自由詩515-4-8
夜の回転木馬- 南無一自由詩515-4-8
雨上がり- tetsu_自由詩2*15-4-8
あなた- 葉leaf自由詩415-4-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203