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想像のいたらなさに潜む無知は
残酷な悪
一生涯きえることのない
火傷の痕の様な哀しみ苦しみが
わたしをみないでと
泣きながら
わたしをちゃんと知ってと
泣いている
想像のいたらなさに潜 ....
打ち上げ花火の残骸が今頃になって降ってきました

何光年も遠くの飴玉がキラキラ物語を演じています

ヘリウムガスでお腹を満たした風船がもうすぐ見えなくなりそうです

カラスの群れが赤く燃え ....
それがお友達だった
セピア色なんてハイカラじゃあない
リアルな書きにくい紙でしたよ

5bの鉛筆
とっておき
茶色に踊る
鮮やかにね

藁半紙に書いた夢は
遠い昔の夢となった

 ....
どんなにおそろしいか
どんなにふあんか
まくらやみのなかで
ふみだす そのいっぽ

声をかけられなかった
ずっと昔
学校帰りの交差点で
その人は白杖を持って
信号待ちをしていた
声 ....
話の前後は覚えてないが
がんばらなあかんなーと言った
隣にいる人は
せやでーと言った
夕暮れ
川沿いの道につづく石段
中ほどに座り込んで
雲の際の輝き
暗く沈んだ
民家の重なり具合
 ....
愛することと
支配することは
ちがうよ

認め
受け入れ
ともに歩むのでなけりゃ
愛じゃない

お前たちのためだ
お前たちには無理だろうから
俺が何とかしてやるから

あなた ....
苦い血が鉄扇の錆  真っ白な紙を見て
 僕は、こう考える

 ここでは、
 何にでもなれる
 どんな事でも出来る
 どんな世界にも行ける

 なにかを
 創造するということ
 言葉を通じて

  ....
人型サボテンは狂い咲き
愛人は血を流し過ぎたのだ
肌蹴た胸に呪詛めく黒子口移しで
器から器へと移動しながら
情熱は霧散して往く愛は
溶けないままで重く沈殿する 


裂く天つめたい銀河 ....
虚空に向けて指さす人
その指先は何を示す
道標
明日の空
去っていった人の背中

夏の香りを衣装箱にしまい込み
スマホの写真を整理
一つ 一つ
削除しながら
思い出にサヨナラを告げ ....
ありふれた寂しさに月を絞って飲む 「ゴミ箱が目印なんです、見えないんだけどね。」

肩を貸してホームの隙間を越える

電車は揺れ始め吊り革と白杖に塞がれる両手

私とその人は目を見て話をした

「どこ見て歩いとんねん! ....
僕たちはすれ違う小彗星のように
尾をひきながら歌って生きてゆくのだ

そのときに交感した想いだけが
やさしいえねるぎーとなってさらに
宇宙の深奥へと誘われる生命なのだから

まだ魚だった ....
食べられる前に食べてしまえ
僕の父アラビアータシニアは
そう言い残し食べられました。

アラビアータとは何者なのか
アラビアータの矜持とは何か
そんなことに父は思案を重ね
冒頭の考えがま ....
ぼーとテレビを見ていて
半開きの唇から
涎が一筋
急いで手で拭き…
認めない
涎を垂らしたことが老いのせいだなど
ただ 口を閉じていなかっただけ
幼児は涎を流し
若者だって 口角泡を飛 ....
消えたデータは消えたかったから消えたのさ
晒すものではなかったらしい 小癪だがな

二度目を脈打つと まったくの別人

アンタ誰なのさ まぁよかろう

 アタシはドライ詩が書きたかったの ....
鉱物ならダイヤモンド
水なら軟水
そんな硬度10の私の憂鬱

憂鬱なんてどよんとしてもったりしてのしかかってくるものだと思ってたのに硬さを計る基準があるだなんて知らなかった(でしょ?)
よく ....
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
いちじくがなりすぎて
おしうりされて
いやになる きみの
ことがだいきらいなわけではないけど
だいすきなわけでもない
いっそきらわれたほうがましとでもいうように
そのみはすこしわれていて
 ....
茄子を収穫するときは
少し手前の枝ごと切りなさいと
教わった
少し大きくなったら三本仕立てにするんだよ


久しぶりの晴天で
開け放ったカーテンに蝉がしがみついて
鳴いてる
大声を ....
  夜の芝生で
  いるかは一度だけ跳ねた
  手に拾えそうなほどの光が今日、
  とおくの月やら星やら町やら、そんなものから
  迷いこんできていたから、けれども
  そのなかを泳 ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
黒い視線がデッサンを始める

 その前に

匂やか印象だけを舌先に灯し

  駆け引き

{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居

   止まずに

降り続く冷たい天使の死 ....
テロリズムの定義を歪めた
罪を意識しない国家体制は
ここに確立されてしまった

国家の行う恐怖による
人心支配が正当化された

テロ「恐怖」とそれを行使する
国家体制が承認されたのだ
 ....
経済的な理由から
全て「ジャンク」だった
クズとされるその部品を寄せ集め

これまたお笑いな筐体に
ガラス張りの天板のテーブルだよ

ちゃぶ台君と名づけたそれは
今日も私のパートナーだ ....
騙される楽しみも
必要だと感じている

本当を知る時に
シニカルな顔面の
崩壊が起きるからだ

それは許す事と
同時に起きる
好ましい物ではありません
けれども知覚を豊かにしてくれ ....
死んでいる系のぼくらは
テレビを見ない
酒を飲まない
声を出さない
夏なのに
長袖のジャンパーを着ている
手にはいつも、
iPhoneを持って。
スライドする指だけ ....
 彼は詩人を
 気取る者

 内なる黄金を仄めかす
 持たざる者の、負け惜しみ

 だが
 言葉の剣が錆びついて
 振り回す手つきも憶つかず
 悪戯に、心の生傷を
 増やすだけ
 ....
無傷で帰ってきやがって、と
言われるのだろうな、あの世で。
いや、神様は上品だから
無傷で帰っていらっしゃるなんて、と
やんわりと非難されるかもしれない
かすり傷ひとつあれば
神様は黙って ....
夕暮れ時の喫茶店に
here comes the sunが流れた

気が付くと僕は
後期ビートルズの力関係について
とりわけジョージ・ハリスンの台頭について
熱心に解説していた

静か ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6077)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
残酷な悪- 川瀬杏香自由詩9*14-9-11
美空- 中村 く ...自由詩5*14-9-11
藁半紙- ドクダミ ...自由詩4+14-9-11
白杖の人- そらの珊 ...自由詩23*14-9-11
たそがれ- nemaru自由詩10*14-9-11
いらない- 森川美咲自由詩6*14-9-11
苦い血が鉄扇の錆- 北大路京 ...自由詩714-9-11
お日さまの絵- まーつん自由詩11*14-9-10
煮詰められた腸- ただのみ ...自由詩17*14-9-10
【_指さす人_】- 泡沫恋歌自由詩24*14-9-10
ありふれた寂しさに月を絞って飲む- 北大路京 ...自由詩614-9-9
はくじょうのひと- 中村 く ...自由詩5*14-9-9
彗星のうた- 梅昆布茶自由詩2114-9-9
アラビアータJr.は抵抗しない- ブルース ...自由詩6*14-9-9
認めない- イナエ自由詩21*14-9-9
晒詩- 朝焼彩茜 ...自由詩16*14-9-9
硬度10の憂鬱/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*14-9-9
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
いちじく- そらの珊 ...自由詩18*14-9-8
known- mizunomadoka自由詩814-9-8
夜の芝生- 草野春心自由詩714-9-7
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
たばこを吹かす女- ただのみ ...自由詩20*14-9-7
アメリカの罪と罰- ドクダミ ...自由詩514-9-7
もう選択肢は少ない- ドクダミ ...自由詩214-9-7
たまには- ドクダミ ...自由詩714-9-7
『iPhone』- あおい満 ...自由詩914-9-7
立ち止まる子供- まーつん自由詩10*14-9-7
神様の言い分- りす自由詩4+*14-9-7
夕日- やまうち ...自由詩3*14-9-7

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