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夕暮れの窓辺
瑠璃色の切子硝子の一輪ざしに
梔子の白が映える
夕凪 無風状態になれて
心が弛んできたら
闇が迫る少し前 風が頬を渡る
どこからか声を運んできた

楽しい声 悲しい声
 ....
まちがいだと
笑わないでください

季節を
取り違えた
ばかな花だと
笑わないでください

きょうだいたちが
眠っているのを
ただ静かに見守るためだけに
秋に咲いた
一輪の紫陽 ....
      薄縹の空のした浜辺をひとり歩く
      潮の香りと眠りの匂い
      拾った貝に耳をあてれば
      なつかしいひとの声

      「元気かい」

      ....
先生、私ファンタジーが書きたいです
現実のうらみつらみごとくさいものや自傷自虐自意識性狭窄や無節操な欲目や退廃堕落どろどろだらりんや排泄物じみたものとかこととか虚無的悲観などとは、無縁な ....
趣味っていうほどのものでもないですけど

穴を掘って汗をかくのが好きですね


あんまり 暑くないときに はい




好みとか特にないですね


別に好きにならなくても ....
前世にかえりたい 紫色の紙が足りなくなってしまった
急いで買いに行かないと、もうすぐなのだからと
気ばかりがいたずらに焦って
どうしたらいいかわからない
今までどこで買っていたかなんて覚えてないし
手配してく ....
「悪いとは思うが、預かってはくれないか。」


故郷の母に。
同窓の友に。
馴染みのあの人に。
寂しそうに笑う君に。

いつか引き取りに行くから。
押入れの奥でも良いから。
部 ....
  老人が籾殻を焼いている
  見えそうで見えない光のような匂いだ
  空は青く、少しあどけない
  わたしという言葉はもう
  ここには似合わない



  赤茶けた四角い煉 ....
     そのひとは俯くことをせず
     まっすぐに前をみていた
     履いているジーンズはうす汚れ
     家路をいそぐ人々が乗る電車の中
     ぽっかりとあいた空間
    ....
食べ終えたからだには
波のあと
後ろ手に作曲したふたりは朝を拒んで

花は咲かない 実もならない
良い香りがするわけでもない
冬がくれば死んでしまう草みたいに
あるかなしかの根をから ....
雨や風にさらされて
月日が過ぎて
崩れては消えてゆく

光と影の浮き沈みで私に語りかけ
三味線を鳴らし唄うのは石の像

笑っているのか
哀しんでいるのか
なんだろう
くすくすとささ ....
人生ってね
曲がり角がいくつあるのかな

いつも
間違えている気がするけれど
曲がった方が私の道になる

今日も分岐点
知らないうちに選んでる

普通のさようならをして
二度とあ ....
その身や

その心が

痛みを覚えるごとに



キミよ

優しき人と成れ
すべてがそよともせずにそこにある
流れるものからとりだされる静止画

こんな時間もいいとおもう
背景はつねにうつろいとどまることはない
いっしょにながれるのもいいさ

でも自分のなが ....
猫とは煮込み続けた ライオンのことである

言霊とは チョコレートの 破片の中の 0.0000001である



名言作りにはげんでいた久兵衛さん



畑を耕しながら なにやら  ....
帽子をかぶって座禅していると

子供の頃 電車に乗っていたことを思い出す

ガタン ゴトン と

その音が



手に握っていた トマトジュースに突き刺さり

その味を  いっ ....
成田君が行ったら似合いそうだから行ってみなよ
と すすめた 作品展



本人がおもしろいと思うかどうかは別として
似合っていればいい




いつからか 似合うということが お ....
ベランダの端に
長いこと積まれた
植木鉢の底
一対の鍵

名前も知らない
美しいふたり

命日に生まれた
どこにも行かない
面影をさがす
さよならを歌う

秋の陽射し
ゆっ ....
大きな光を抱えていた
真っ白に強く光ったかと思うと
赤や青や紫にもなって光った
強烈なコントラストだ
幻のような夢のような光だ
間違いなく ここにずっといたら
涙が出てしまう
明日のこと ....
それ以上は もう

あなたのおしごとではありません

ペパーミント

そうですね いまのわたしには

あの深みどり色の 喉を辛く焼く液体が

このうえなく大切なだけですから ....
くだものまるごとのみこんだ
ひとくちめで水がうまれて
ふたくちめに街がうまれた
もうひとくちはいらない

だれかの世界にこぼれ落ち
やわらかい素足に踏みつぶされて
かたちを失って色は破裂 ....
    それは声にだした途端
    ひび割れ砕け散る
              
    鎖のようにつなぐもの
    絡まる蔦のように
    知らずに互いを
    縛 ....
『心理学を勉強しすぎて色恋沙汰には全く興味が無いんだキャラ』を崩せずに仲間に入れない ひとつずつ
酸っぱい思い出を
口にしてから食べると
より甘く感じる
けれど
三つめの思い出で
泣いてしまいそうで
味がわからなくなる
その種は花を咲かせて
実もなるけれど
その ....
支柱にありがとう、と言った

夏のあいだじゅう
あなたが支えてくれたおかげで
私は安心して背を伸ばし
太陽に近づき
あおい葉を繁らせ
たくさんのこどもを生むことができた
赤い血がしたた ....
濃密な雨の拘束に
獣の目をした少女が一人
茄子の花のように濡れたまま


時の梯子が外された場所で
僕はポケットの中
ことばを撫ぜ回すだけ
にわか雨の後に風を読み
電線に止まった鳥がきれい、
だというならば
ガードレールの影がのびてゆき
おどろいた猫の目がきれい、
だというならば
たくさんの小さな色が花びらに
とけ込んでゆく ....
風と光
肌触りと眼差し
雲と微笑
素っ気なさとほつれめ

先週より軽い靴音
長袖シャツの袖口が気になる
温かいコーヒーを飲もうと
財布を探った手が
ポケットの温もりを探し当てた
 ....
星のみえない夜にも
星は存在する
風にふれない丘にも
風は存在する
あなたが消えたあとにも
あなたは存在しつづける

両のてのひらを
まるくして合わせる
透明な卵だよ、ほら
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6077)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_風の栞_】- 泡沫恋歌自由詩16*13-10-1
シークレット_ガーデン- そらの珊 ...自由詩12*13-10-1
鈍色のひかり- 石田とわ自由詩16*13-10-1
現実にあることしか言葉にはできないのか- 北街かな自由詩9*13-9-30
お見合い- 八男(は ...自由詩413-9-30
前世にかえりたい- 北大路京 ...自由詩3*13-9-30
紫色の紙- 春日線香自由詩613-9-30
心を置いてきた。- 瑠依自由詩313-9-30
籾殻- 草野春心自由詩813-9-30
辿りつくまで- 石田とわ自由詩16*13-9-29
波のあと- はるな自由詩413-9-29
やわらかな五百羅漢- 灰泥軽茶自由詩13*13-9-29
夜の交差点- 朧月自由詩513-9-29
息子へ- hiroto22自由詩5*13-9-29
- 梅昆布茶自由詩26*13-9-29
無名なる日々- 八男(は ...自由詩513-9-29
- 八男(は ...自由詩313-9-29
なんだろ- 八男(は ...自由詩213-9-29
away- mizunomadoka自由詩713-9-29
スポットライト- 栗山透自由詩313-9-29
シングス- 芦沢 恵自由詩20*13-9-29
ピオーネ- かいぶつ自由詩1313-9-29
ふたり- 石田とわ自由詩13*13-9-29
『心理学を勉強しすぎて色恋沙汰には全く興味が無いんだキャラ』 ...- 北大路京 ...自由詩613-9-29
ピオーネ- AB(な ...自由詩613-9-29
秋別れ- そらの珊 ...自由詩17*13-9-28
消せない- ただのみ ...自由詩22*13-9-28
きれい、- 左屋百色自由詩15*13-9-28
9月28日_晴れ- nonya自由詩22*13-9-28
わたしが消えたあとにも- そらの珊 ...自由詩22*13-9-27

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